（NY時間13:29）（日本時間02:29）
カナディアン・ソーラー<CSIQ>　10.34（-2.41　-18.90%）

　カナダの太陽光発電、カナディアン・ソーラー<CSIQ>が大幅安。取引開始前に４－６月期決算（第２四半期）を発表し、１株損益が予想外の赤字となったほか、売上高も予想を大きく下回った。ガイダンスも公表し、通期の売上高見通しを下方修正した。

　同社は声明で「太陽光サプライチェーンの価格が上昇し、蓄電事業の利益も正常化しているものの、下半期は利益への圧力が高まる見込みだ」と述べた。また、「蓄電出荷の下半期への移行や一部プロジェクトの遅延で売上高はガイダンスを下回ったが、北米モジュールの構成比増加や蓄電販売の堅調さで粗利益率は予想を上回った。ただ、プロジェクトや製造資産の減損を含む一時的な営業費用が収益性を押し下げた」とも語った。

（４－６月・第２四半期）
・１株損益（調整後）：0.53ドルの赤字（予想：1.11ドルの黒字）
・売上高：16.9億ドル　3.6％増（予想：19.0億ドル）
・粗利益率：29.8％
・太陽光モジュール出荷量：7.9GW　3.7％減

（７－９月・第３四半期予想）
・売上高：13.0～15.0億ドル（予想：16.5億ドル）
・粗利益率：14～16％
・太陽光モジュール出荷量：5.0～5.3GW

（通期予想）
・売上高：56.0～63.0億ドル（従来：61.0～71.0億ドル）（予想：62.4億ドル）
・太陽光モジュール出荷量：25～27GW（従来：25～30GW）

【企業概要】
　太陽光発電技術および再生可能エネルギーを手掛ける。北米・南米・欧州・南アフリカ・中東などで、ソーラーインゴット・ウェーハ・モジュール・その他の太陽光発電および蓄電池製品を設計・開発・製造するほか、グローバルエネルギー部門において、太陽光発電および蓄電池プロジェクトの開発・運営・売電事業なども行う。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース