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    2026年5月19日 8時14分

    株価指数先物【寄り前】 25日線と+1σとのレンジが意識されやすい

    大阪3月限ナイトセッション
    日経225先物 61410 +750 (+1.23%)
    TOPIX先物 3868.0 +50.5 (+1.32%)
    シカゴ日経平均先物 61545 +885
    (注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

     18日の米国市場は、NYダウが上昇した一方で、 S&P500ナスダックは下落。米国とイランの戦闘終結に向けた交渉が難航するなかで、WTI原油先物相場は1バレル=108ドル台に上昇した。米国でインフレへの警戒が再燃するとの見方から米長期金利が上昇し、半導体やAI(人工知能)関連株の一角には売りが目立った。

     NYダウ構成銘柄ではスリーエム<MMM>、セールスフォース<CRM>、シェブロン<CVX>、マクドナルド<MCD>、ビザ<V>が買われた。半面、キャタピラー<CAT>、エヌビディア<NVDA>、アップル<AAPL>、ユナイテッドヘルス・グループ<UNH>、アムジェン<AMGN>が軟調。マイクロン・テクノロジー<MU>やブロードコム<AVGO>、マーベル・テクノロジー<MRVL>、アプライドマテリアルズ<AMAT>など半導体株が売られたことで、フィラデルフィア半導体株(SOX)指数は続落し、下落率は2%を超えている。

     シカゴ日経平均先物(6月限)の清算値は、大阪比885円高の6万1545円だった。18日取引終了後の日経225先物(6月限)のナイトセッションは、日中比190円高の6万0850円で始まった。6万0830円を安値にロング優勢となり、中盤にかけて6万1840円まで上げ幅を縮めた。米国市場の取引開始後は6万0880円まで上げ幅を縮めたものの、終盤にかけてはショートカバーが入る形で切り返しており、6万1410円でナイトセッションの取引を終えた。

     日経225先物はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、買いが先行することになろう。ただ、ナイトセッションはプラス圏での推移となったものの、日中取引で1380円安と大きく売られたこともあり、自律反発といったところである。前日の下げでボリンジャーバンドの+1σ(6万2090円)を明確に下抜ける形となり、中心値である25日移動平均線(6万0070円)に接近。中心値が射程に入る局面では、いったんショートカバーが入りやすいところであろう。

     中心値と+1σとの推移が意識されやすく、オプション権利行使価格の6万円から6万2000円のレンジを想定。前日にストップ高まで買われたキオクシアホールディングス<285A>は比例配分だったこともあり、本日も買い優勢の展開が見込まれるなかで、14日につけた高値(5万3490円)を更新してくることになりそうだ。これが他の半導体やAI関連株の一角への支援材料になるようだと、日経225先物は+1σ突破を狙ったロングが強まる可能性はありそうだ。

     また、足もとでの半導体やAI関連株に対する利益確定の動きが強まったことで、先物市場ではややショートに傾いていることが考えられる。ただ、20日にはエヌビディアの決算発表を控えており、いったんはニュートラルに修正してくることも考えられるため、短期的なリバウンドを狙った押し目狙いのスタンスに向かわせそうである。

     18日の米VIX指数は17.82(15日は18.43)に低下した。一時19.44まで切り上がる場面もみられたが、その後は軟化する形だった。25日線(18.03)、200日線(18.37)を割り込んで終えたことで、リスク選好に傾きやすいだろう。

     NT倍率は先物中心限月で15.88倍(15日は15.98倍)に低下した。一時15.81倍まで下げており、支持線として意識される25日線(15.78倍)に接近してきた。指数インパクトの大きい半導体やAI関連株の弱さが目立つものの、支持線水準まで低下したことで、NTショートを巻き戻す形でのリバランスが意識されそうだ。

    株探ニュース