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2025年1月22日 6時32分
ダウ平均は５００ドル超の大幅続伸 トランプ大統領の関税発言にひとまず安心感＝米国株概況
NY株式21日（NY時間16:20）（日本時間06:20）
ダウ平均 44025.81（+537.98 +1.24%）
S＆P500 6049.24（+52.58 +0.88%）
ナスダック 19756.78（+126.58 +0.64%）
CME日経平均先物 39390（大証終比：+430 +1.09%）
きょうのＮＹ株式市場でダウ平均は５００ドル超の大幅続伸。本日はトランプ氏が大統領に就任後の最初の取引となるが、市場はポジティブなスタートとなった。トランプ大統領は早速大統領令を発していたが、多くはバイデン前大統領の施策を覆すことに重点が置かれ、ＥＶの義務化の廃止や国内の化石燃料の生産促進するための国家エネルギー緊急事態宣言などが含まれていた。
市場は関税の動向に注視していたが、大統領は２月１日までにメキシコとカナダに対して最大２５％の関税を課す可能性が高いと述べたが、中国とＥＵに対しては言及を避けている。一部からは「われわれが受けた印象では、関税は穏やかな形で導入されるだろう。その穏やかさは世界および米株式にとってポジティブになる可能性が高い」といった声も聞かれた。
一方、トランプ大統領は、いまは中国を対象とした関税は見送っているものの、中国を含むＢＲＩＣＳ諸国に対して関税の引き上げをちらつかせ、中国がＴｉｋＴｏｋの米企業へ売却を阻止した場合、中国製品に課税する可能性を示唆している。ストラテジストは「いまのところ、中国やその他のアジア諸国が抱いていた最悪の事態は現実のものとはなっていないが、関税が新政権の優先事項ではないと考えるのは時期尚早」と述べていた。
アップル<AAPL>に売りが強まった。１０－１２月期の中国でのアイフォーンの販売台数が１８．２％減少したことが独立系調査会社の調べで分かったことが嫌気されていた。
３Ｍ<MMM>が決算を受け上昇。１株利益、売上高とも予想を上回った。ブラウンＣＥＯが経営立て直し計画を進めている中、今年度の増益を見込み、ガイダンスもコスト削減と生産性向上により、さらなる進展を見込んでいることを示唆している。
ドラッグストアと管理医療のウォルグリーン・ブーツ・アライアンス<WBA>が下落。米司法省が先週末引け後に、数百万件の違法処方せんを調剤し、その後に払い戻しを請求したとして、規制薬物取締法違反で同社を提訴した。
ワクチンのモデルナ<MRNA>が上昇。先週末引け後にヒトへの鳥インフルエンザ感染を防ぐワクチンの研究開発を巡り、米政府から５億９０００万ドルの追加支援を獲得したと発表した。
アパレル販売のアーバン・アウトフィッターズ<URBN>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を従来の４１ドルから６３ドルに引き上げた。
ＧＭ<GM>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を従来の５６ドルから６０ドルに引き上げた。
住宅建設のＤＲホートン<DHI>が上昇。取引開始前に１０－１２月期決算（第１四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を上回った。販売件数も予想を上回った。
インテル<INTC>が続伸。先週は同社が買収のターゲットになると一部報道で買いが膨らんでいたが、本日はアナリストが投資判断を「中立」に引き上げた。目標株価は２０ドル。
金融サービスのチャールズ・シュワブ<SCHW>が上昇。取引開始前に１０－１２月期決算（第４四半期）を発表し、１株利益、経常収益とも予想を上回った。リテール証券事業への新規の資金流入が引き続き過去最高を更新。
がん検査のガードアントヘルス<GH>が大幅高。同社の大腸がん検査「ガードアント・リビール」に対するメディケアの適用範囲が拡大されたと発表した。
在宅医療サービスのブライトスプリング・ヘルス<BTSG>が大幅高。同社のコミュニティ生活事業部門であるレスケア・コミュニティ・リビング社を８．３５億ドルでセビタ社に売却すると発表した。
美容目的の医療製品を手掛けるエヴォラス<EOLS>が大幅高。第４四半期の暫定決算を公表しており、予想を上回る売上高見通しを示した。また、２つの製品の米国での発売が予想よりも早まる見通しであることも明らかにしている。
３Ｍ<MMM> 146.89（+5.86 +4.16%）
ウォルグリーン<WBA> 11.37（-1.15 -9.19%）
モデルナ<MRNA> 35.89（+1.83 +5.37%）
アーバン・アウトフィッターズ<URBN> 60.44（+5.43 +9.87%）
ＧＭ<GM> 53.89（+2.92 +5.73%）
ＤＲホートン<DHI> 143.70（-3.95 -2.68%）
インテル<INTC> 21.77（+0.28 +1.30%）
チャールズ・シュワブ<SCHW> 80.93（+4.52 +5.92%）
ガーダントヘルス<GH> 45.13（+8.47 +23.10%）
ブライトスプリング<BTSG> 20.89（+2.34 +12.61%）
エヴォラス<EOLS> 13.48（+2.97 +28.26%）
アップル<AAPL> 222.64（-7.34 -3.19%）
マイクロソフト<MSFT> 428.50（-0.53 -0.12%）
アマゾン<AMZN> 230.71（+4.77 +2.11%）
アルファベットC<GOOG> 199.63（+2.08 +1.05%）
テスラ<TSLA> 424.07（-2.43 -0.57%）
メタ<META> 616.46（+3.69 +0.60%）
ＡＭＤ<AMD> 122.28（+0.82 +0.68%）
エヌビディア<NVDA> 140.83（+3.12 +2.27%）
イーライリリー<LLY> 742.35（+16.63 +2.29%）
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ダウ平均 44025.81（+537.98 +1.24%）
S＆P500 6049.24（+52.58 +0.88%）
ナスダック 19756.78（+126.58 +0.64%）
CME日経平均先物 39390（大証終比：+430 +1.09%）
きょうのＮＹ株式市場でダウ平均は５００ドル超の大幅続伸。本日はトランプ氏が大統領に就任後の最初の取引となるが、市場はポジティブなスタートとなった。トランプ大統領は早速大統領令を発していたが、多くはバイデン前大統領の施策を覆すことに重点が置かれ、ＥＶの義務化の廃止や国内の化石燃料の生産促進するための国家エネルギー緊急事態宣言などが含まれていた。
市場は関税の動向に注視していたが、大統領は２月１日までにメキシコとカナダに対して最大２５％の関税を課す可能性が高いと述べたが、中国とＥＵに対しては言及を避けている。一部からは「われわれが受けた印象では、関税は穏やかな形で導入されるだろう。その穏やかさは世界および米株式にとってポジティブになる可能性が高い」といった声も聞かれた。
一方、トランプ大統領は、いまは中国を対象とした関税は見送っているものの、中国を含むＢＲＩＣＳ諸国に対して関税の引き上げをちらつかせ、中国がＴｉｋＴｏｋの米企業へ売却を阻止した場合、中国製品に課税する可能性を示唆している。ストラテジストは「いまのところ、中国やその他のアジア諸国が抱いていた最悪の事態は現実のものとはなっていないが、関税が新政権の優先事項ではないと考えるのは時期尚早」と述べていた。
アップル<AAPL>に売りが強まった。１０－１２月期の中国でのアイフォーンの販売台数が１８．２％減少したことが独立系調査会社の調べで分かったことが嫌気されていた。
３Ｍ<MMM>が決算を受け上昇。１株利益、売上高とも予想を上回った。ブラウンＣＥＯが経営立て直し計画を進めている中、今年度の増益を見込み、ガイダンスもコスト削減と生産性向上により、さらなる進展を見込んでいることを示唆している。
ドラッグストアと管理医療のウォルグリーン・ブーツ・アライアンス<WBA>が下落。米司法省が先週末引け後に、数百万件の違法処方せんを調剤し、その後に払い戻しを請求したとして、規制薬物取締法違反で同社を提訴した。
ワクチンのモデルナ<MRNA>が上昇。先週末引け後にヒトへの鳥インフルエンザ感染を防ぐワクチンの研究開発を巡り、米政府から５億９０００万ドルの追加支援を獲得したと発表した。
アパレル販売のアーバン・アウトフィッターズ<URBN>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を従来の４１ドルから６３ドルに引き上げた。
ＧＭ<GM>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を従来の５６ドルから６０ドルに引き上げた。
住宅建設のＤＲホートン<DHI>が上昇。取引開始前に１０－１２月期決算（第１四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を上回った。販売件数も予想を上回った。
インテル<INTC>が続伸。先週は同社が買収のターゲットになると一部報道で買いが膨らんでいたが、本日はアナリストが投資判断を「中立」に引き上げた。目標株価は２０ドル。
金融サービスのチャールズ・シュワブ<SCHW>が上昇。取引開始前に１０－１２月期決算（第４四半期）を発表し、１株利益、経常収益とも予想を上回った。リテール証券事業への新規の資金流入が引き続き過去最高を更新。
がん検査のガードアントヘルス<GH>が大幅高。同社の大腸がん検査「ガードアント・リビール」に対するメディケアの適用範囲が拡大されたと発表した。
在宅医療サービスのブライトスプリング・ヘルス<BTSG>が大幅高。同社のコミュニティ生活事業部門であるレスケア・コミュニティ・リビング社を８．３５億ドルでセビタ社に売却すると発表した。
美容目的の医療製品を手掛けるエヴォラス<EOLS>が大幅高。第４四半期の暫定決算を公表しており、予想を上回る売上高見通しを示した。また、２つの製品の米国での発売が予想よりも早まる見通しであることも明らかにしている。
３Ｍ<MMM> 146.89（+5.86 +4.16%）
ウォルグリーン<WBA> 11.37（-1.15 -9.19%）
モデルナ<MRNA> 35.89（+1.83 +5.37%）
アーバン・アウトフィッターズ<URBN> 60.44（+5.43 +9.87%）
ＧＭ<GM> 53.89（+2.92 +5.73%）
ＤＲホートン<DHI> 143.70（-3.95 -2.68%）
インテル<INTC> 21.77（+0.28 +1.30%）
チャールズ・シュワブ<SCHW> 80.93（+4.52 +5.92%）
ガーダントヘルス<GH> 45.13（+8.47 +23.10%）
ブライトスプリング<BTSG> 20.89（+2.34 +12.61%）
エヴォラス<EOLS> 13.48（+2.97 +28.26%）
アップル<AAPL> 222.64（-7.34 -3.19%）
マイクロソフト<MSFT> 428.50（-0.53 -0.12%）
アマゾン<AMZN> 230.71（+4.77 +2.11%）
アルファベットC<GOOG> 199.63（+2.08 +1.05%）
テスラ<TSLA> 424.07（-2.43 -0.57%）
メタ<META> 616.46（+3.69 +0.60%）
ＡＭＤ<AMD> 122.28（+0.82 +0.68%）
エヌビディア<NVDA> 140.83（+3.12 +2.27%）
イーライリリー<LLY> 742.35（+16.63 +2.29%）
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美