2024年3月29日 1時37分
ダウ平均は小動き 本日は月末期末の取引=米国株序盤
NY株式28日(NY時間12:36)(日本時間01:36)
ダウ平均 39760.69(+0.61 +0.00%)
ナスダック 16383.20(-16.32 -0.10%)
CME日経平均先物 40380(大証終比:+150 +0.37%)
きょうの米株式市場でダウ平均は小動き。ナスダックも前日付近での取引となっている。明日がグッドフライデーで休場となることから、本日が月末期末の取引となる。米株式市場は年初からの好調な値動きを維持し、2四半期連続での上昇で終わりそうだ。前日までで、第1四半期のS&P500は13.1%上昇し、2019年以来最高の上昇ペース。ダウ平均は5.5%の上昇し、7.4%上昇した21年以来の好調な第1四半期となった。ナスダックは9.3%の上昇。
AIブームが衰えの気配を見せない中、第1四半期と今月の上昇を牽引したのは、昨年の市場リーダーであったエヌビディア<NVDA>だ。同銘柄は四半期で82%、3月だけで14%上昇。
目下、FRB利下げがいつになるのかが最大のテーマとなっている。その意味でも明日の2月のPCEデフレータは注目となるが、明日は休場となり、連休明けの4月1日の反応を待つことになりそうだ。前日遅くにウォーラーFRB理事の発言が伝わっていたが、「利下げを急ぐべきではない」と述べていた。最近のデータは利下げ開始の延期や年内の利下げ幅縮小を正当化すると強調していた。その見方を明日のPCEが正当化するか注目される。
今週は、バリュエーションが業績予想に見合っていないのではないかとの懸念や、投資家がIT大手に過剰に投資しているのではないかとの懸念の中、市場は方向性を見出せないでいる。一部からは「強気相場の要因はまだ残っているが、短期的に株式市場は5-10%程度の調整に対して脆弱と考えている」との見解も出ているが、「調整は株式市場の健全性を回復するための良い機会」だとも述べていた。
塗料など特殊化学のケマーズ<CC>が下落。決算は好調だったものの、株価はネガティブな反応。同社は米証券取引委員会(SEC)と米司法省から会計慣行についての調査を受けているが、それに関して今回の年次報告では「SECおよびニューヨーク州南部地区連邦検事局からの情報要求に協力している」と述べ、調査が継続していることを明らかにした。
家具インテリア販売のRH<RH>が決算を受け大幅高。24年度を通じて需要が加速するとの見通しを示したことが評価されている模様。
化粧品のエスティ・ローダー<EL>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価も従来の160ドルから170ドルに引き上げた。
クラウドを活用したビッグデータの保管分析サービスを手掛けるスノーフレーク<SNOW>が時間外で上昇。同社のラマスワミCEOが今週、3万1542株、約500万ドル分の株式を購入した。
インテリア家具のミラーノル<MLKN>が決算を受け大幅安。1株利益、売上高とも予想を下回る見通しを示した。
仮想通貨関連のマイクロストラテジー<MSTR>が下落本日はビットコインが上昇しており、売り材料はない。しかし、投資会社のケリスデール・キャピタル社がビットコイン・ロング、マイクロストラテジー・ショートの戦略を取ったことを明らかにしたことが売りを呼び込んでいるようだ。
ケマーズ<CC> 26.42(-2.46 -8.52%)
RH<RH> 347.17(+50.18 +16.90%)
エスティローダー<EL> 154.09(+9.05 +6.24%)
スノーフレーク<SNOW> 163.10(+3.06 +1.91%)
ミラーノル<MLKN> 24.85(-5.69 -18.62%)
マイクロストラテジー<MSTR> 1741.11(-178.05 -9.28%)
アップル<AAPL> 171.24(-2.07 -1.19%)
マイクロソフト<MSFT> 420.02(-1.41 -0.33%)
アマゾン<AMZN> 179.94(+0.11 +0.06%)
アルファベットC<GOOG> 151.96(+0.02 +0.01%)
テスラ<TSLA> 177.61(-2.22 -1.23%)
メタ<META> 485.66(-8.20 -1.66%)
AMD<AMD> 181.83(+2.24 +1.25%)
エヌビディア<NVDA> 904.82(+2.32 +0.26%)
イーライリリー<LLY> 786.95(+8.77 +1.13%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
ダウ平均 39760.69(+0.61 +0.00%)
ナスダック 16383.20(-16.32 -0.10%)
CME日経平均先物 40380(大証終比:+150 +0.37%)
きょうの米株式市場でダウ平均は小動き。ナスダックも前日付近での取引となっている。明日がグッドフライデーで休場となることから、本日が月末期末の取引となる。米株式市場は年初からの好調な値動きを維持し、2四半期連続での上昇で終わりそうだ。前日までで、第1四半期のS&P500は13.1%上昇し、2019年以来最高の上昇ペース。ダウ平均は5.5%の上昇し、7.4%上昇した21年以来の好調な第1四半期となった。ナスダックは9.3%の上昇。
AIブームが衰えの気配を見せない中、第1四半期と今月の上昇を牽引したのは、昨年の市場リーダーであったエヌビディア<NVDA>だ。同銘柄は四半期で82%、3月だけで14%上昇。
目下、FRB利下げがいつになるのかが最大のテーマとなっている。その意味でも明日の2月のPCEデフレータは注目となるが、明日は休場となり、連休明けの4月1日の反応を待つことになりそうだ。前日遅くにウォーラーFRB理事の発言が伝わっていたが、「利下げを急ぐべきではない」と述べていた。最近のデータは利下げ開始の延期や年内の利下げ幅縮小を正当化すると強調していた。その見方を明日のPCEが正当化するか注目される。
今週は、バリュエーションが業績予想に見合っていないのではないかとの懸念や、投資家がIT大手に過剰に投資しているのではないかとの懸念の中、市場は方向性を見出せないでいる。一部からは「強気相場の要因はまだ残っているが、短期的に株式市場は5-10%程度の調整に対して脆弱と考えている」との見解も出ているが、「調整は株式市場の健全性を回復するための良い機会」だとも述べていた。
塗料など特殊化学のケマーズ<CC>が下落。決算は好調だったものの、株価はネガティブな反応。同社は米証券取引委員会(SEC)と米司法省から会計慣行についての調査を受けているが、それに関して今回の年次報告では「SECおよびニューヨーク州南部地区連邦検事局からの情報要求に協力している」と述べ、調査が継続していることを明らかにした。
家具インテリア販売のRH<RH>が決算を受け大幅高。24年度を通じて需要が加速するとの見通しを示したことが評価されている模様。
化粧品のエスティ・ローダー<EL>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価も従来の160ドルから170ドルに引き上げた。
クラウドを活用したビッグデータの保管分析サービスを手掛けるスノーフレーク<SNOW>が時間外で上昇。同社のラマスワミCEOが今週、3万1542株、約500万ドル分の株式を購入した。
インテリア家具のミラーノル<MLKN>が決算を受け大幅安。1株利益、売上高とも予想を下回る見通しを示した。
仮想通貨関連のマイクロストラテジー<MSTR>が下落本日はビットコインが上昇しており、売り材料はない。しかし、投資会社のケリスデール・キャピタル社がビットコイン・ロング、マイクロストラテジー・ショートの戦略を取ったことを明らかにしたことが売りを呼び込んでいるようだ。
ケマーズ<CC> 26.42(-2.46 -8.52%)
RH<RH> 347.17(+50.18 +16.90%)
エスティローダー<EL> 154.09(+9.05 +6.24%)
スノーフレーク<SNOW> 163.10(+3.06 +1.91%)
ミラーノル<MLKN> 24.85(-5.69 -18.62%)
マイクロストラテジー<MSTR> 1741.11(-178.05 -9.28%)
アップル<AAPL> 171.24(-2.07 -1.19%)
マイクロソフト<MSFT> 420.02(-1.41 -0.33%)
アマゾン<AMZN> 179.94(+0.11 +0.06%)
アルファベットC<GOOG> 151.96(+0.02 +0.01%)
テスラ<TSLA> 177.61(-2.22 -1.23%)
メタ<META> 485.66(-8.20 -1.66%)
AMD<AMD> 181.83(+2.24 +1.25%)
エヌビディア<NVDA> 904.82(+2.32 +0.26%)
イーライリリー<LLY> 786.95(+8.77 +1.13%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース