2025年3月5日 3時37分
ダウ平均が大幅安 前日の流れが続く 大手銀が下落=米国株序盤
NY株式4日(NY時間13:26)(日本時間03:26)
ダウ平均 42633.60(-557.64 -1.27%)
ナスダック 18279.84(-70.35 -0.37%)
CME日経平均先物 36870(大証終比:-490 -1.33%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は大幅安となっている。本日も前日の流れを引き継ぎ、米株式市場は売りが強まっているが、IT・ハイテク株は序盤の下げから買い戻しも出ており、大幅安だったナスダックは下げ渋る動き。
弱い米経済指標とトランプ関税が今回の株安のテーマとなっている。本日からカナダ、メキシコ、中国への関税措置が発動され、これらの国のからも報復措置が打ち出されている。トランプ大統領がカナダとメキシコに25%の関税をかけ、中国製品に10%の追加関税を課した。一方、中国は一部の米国製品に最大15%の追加関税を課して報復。カナダも米国製品に25%の課税をかける方針を示しており、ニューヨーク州を含む米国の3州向けの電力に25%の関税を賦課するとの報道も流れている。
IT・ハイテク株についてはエヌビディア<NVDA>の動向がポイントとなっているようで、序盤は売りが強まっていたものの、値ごろ感の買い戻しでプラスに転じていることが全体にも波及している。
一方、本日は大手銀の下げが目立っている。景気循環株への売りも広がっており、中でも好調を維持してきた銀行株に本日は売りが集まっているようだ。先行き不透明感が台頭する中、短期金融市場では今年3回のFRBの利下げ期待を復活させている。
「関税は発動されたものの、関税がいつまで続くのかまだ不透明。われわれは、関税は交渉戦術の1つであり、長期に渡る相互貿易戦争の始まりではないと考える。それでも、このような先行きが不透明な状況下では、投資家はまず売り、その後に質問するものだ」との声も出ていた。
テスラ<TSLA>が続落。同社の中国部門の2月の出荷が半減したことが明らかとなった。中国の全国乗用車市場情報連合会(乗連会)が4日に発表した暫定集計データによると、テスラの出荷台数は前年同月比49%減の3万688台となった。
家電量販店のベスト・バイ<BBY>が決算を受け大幅安。通期のガイダンスで予想を下回る1株利益の見通しを示したことが嫌気されている模様。アナリストは26年度の既存店売上高の見通しがやや保守的に見えると述べている。
ディスカウントストア2位のターゲット<TGT>が決算を受け下落。通期の既存店売上高は横ばいを見込んでおり、予想を下回っている。これは長期低迷から抜け出せずにいる同社にとっては気になる兆候。
ユーザー管理や分析レポートのソフトウエア開発のオクタ<OKTA>が決算を受け大幅高。1株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表し、第1四半期が進行中の残存履行義務(cRPO)も含めて予想を上回る見通しを示したほか、26年度通期についても、予想を上回る見通しを示している。
外科治療向け技術開発のアルファテック<ATEC>が下落。3億ドル規模の2030年満期転換社債型新株予約権付社債を発行した。
ベスト・バイ<BBY> 75.65(-11.09 -12.79%)
ターゲット<TGT> 116.58(-4.18 -3.46%)
オクタ<OKTA> 102.57(+15.41 +17.67%)
アルファテック<ATEC> 11.47(-0.81 -6.56%)
JPモルガン<JPM> 250.92(-9.70 -3.72%)
シティグループ<C> 72.66(-4.51 -5.84%)
バンカメ<BAC> 42.95(-2.61 -5.73%)
ウェルズ・ファーゴ<WFC> 73.74(-3.30 -4.28%)
ゴールドマン<GS> 582.34(-22.92 -3.79%)
モルガン・スタンレー<MS> 122.57(-6.56 -5.08%)
アップル<AAPL> 236.83(-1.20 -0.50%)
マイクロソフト<MSFT> 385.54(-2.95 -0.76%)
アマゾン<AMZN> 202.95(-2.07 -1.01%)
アルファベットC<GOOG> 172.66(+4.00 +2.37%)
テスラ<TSLA> 271.94(-12.71 -4.47%)
メタ<META> 633.50(-21.55 -3.29%)
AMD<AMD> 100.21(+1.98 +2.02%)
エヌビディア<NVDA> 116.49(+2.43 +2.13%)
イーライリリー<LLY> 911.15(-18.57 -2.00%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ダウ平均 42633.60(-557.64 -1.27%)
ナスダック 18279.84(-70.35 -0.37%)
CME日経平均先物 36870(大証終比:-490 -1.33%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は大幅安となっている。本日も前日の流れを引き継ぎ、米株式市場は売りが強まっているが、IT・ハイテク株は序盤の下げから買い戻しも出ており、大幅安だったナスダックは下げ渋る動き。
弱い米経済指標とトランプ関税が今回の株安のテーマとなっている。本日からカナダ、メキシコ、中国への関税措置が発動され、これらの国のからも報復措置が打ち出されている。トランプ大統領がカナダとメキシコに25%の関税をかけ、中国製品に10%の追加関税を課した。一方、中国は一部の米国製品に最大15%の追加関税を課して報復。カナダも米国製品に25%の課税をかける方針を示しており、ニューヨーク州を含む米国の3州向けの電力に25%の関税を賦課するとの報道も流れている。
IT・ハイテク株についてはエヌビディア<NVDA>の動向がポイントとなっているようで、序盤は売りが強まっていたものの、値ごろ感の買い戻しでプラスに転じていることが全体にも波及している。
一方、本日は大手銀の下げが目立っている。景気循環株への売りも広がっており、中でも好調を維持してきた銀行株に本日は売りが集まっているようだ。先行き不透明感が台頭する中、短期金融市場では今年3回のFRBの利下げ期待を復活させている。
「関税は発動されたものの、関税がいつまで続くのかまだ不透明。われわれは、関税は交渉戦術の1つであり、長期に渡る相互貿易戦争の始まりではないと考える。それでも、このような先行きが不透明な状況下では、投資家はまず売り、その後に質問するものだ」との声も出ていた。
テスラ<TSLA>が続落。同社の中国部門の2月の出荷が半減したことが明らかとなった。中国の全国乗用車市場情報連合会(乗連会)が4日に発表した暫定集計データによると、テスラの出荷台数は前年同月比49%減の3万688台となった。
家電量販店のベスト・バイ<BBY>が決算を受け大幅安。通期のガイダンスで予想を下回る1株利益の見通しを示したことが嫌気されている模様。アナリストは26年度の既存店売上高の見通しがやや保守的に見えると述べている。
ディスカウントストア2位のターゲット<TGT>が決算を受け下落。通期の既存店売上高は横ばいを見込んでおり、予想を下回っている。これは長期低迷から抜け出せずにいる同社にとっては気になる兆候。
ユーザー管理や分析レポートのソフトウエア開発のオクタ<OKTA>が決算を受け大幅高。1株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表し、第1四半期が進行中の残存履行義務(cRPO)も含めて予想を上回る見通しを示したほか、26年度通期についても、予想を上回る見通しを示している。
外科治療向け技術開発のアルファテック<ATEC>が下落。3億ドル規模の2030年満期転換社債型新株予約権付社債を発行した。
ベスト・バイ<BBY> 75.65(-11.09 -12.79%)
ターゲット<TGT> 116.58(-4.18 -3.46%)
オクタ<OKTA> 102.57(+15.41 +17.67%)
アルファテック<ATEC> 11.47(-0.81 -6.56%)
JPモルガン<JPM> 250.92(-9.70 -3.72%)
シティグループ<C> 72.66(-4.51 -5.84%)
バンカメ<BAC> 42.95(-2.61 -5.73%)
ウェルズ・ファーゴ<WFC> 73.74(-3.30 -4.28%)
ゴールドマン<GS> 582.34(-22.92 -3.79%)
モルガン・スタンレー<MS> 122.57(-6.56 -5.08%)
アップル<AAPL> 236.83(-1.20 -0.50%)
マイクロソフト<MSFT> 385.54(-2.95 -0.76%)
アマゾン<AMZN> 202.95(-2.07 -1.01%)
アルファベットC<GOOG> 172.66(+4.00 +2.37%)
テスラ<TSLA> 271.94(-12.71 -4.47%)
メタ<META> 633.50(-21.55 -3.29%)
AMD<AMD> 100.21(+1.98 +2.02%)
エヌビディア<NVDA> 116.49(+2.43 +2.13%)
イーライリリー<LLY> 911.15(-18.57 -2.00%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美