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    2025年3月4日 23時38分

    ベスト・バイ、好決算も大幅安 今年度の既存店売上高の見通しがやや保守的との指摘=米国株個別

    (NY時間09:34)(日本時間23:34)
    ベスト・バイ<BBY> 74.71(-12.03 -13.87%)

     家電量販店のベスト・バイ<BBY>が大幅安。取引開始前に11-1月期決算(第4四半期)を発表し、既存店売上高が予想外の増収となったほか、1株利益も予想を上回った。ただ、株価は冴えない反応。通期のガイダンスで予想を下回る1株利益の見通しを示したことが嫌気されている模様。

     同社はパンデミック以来苦戦しており、勢いは衰えている。ハイテク業界が小売業者の軌道を変えるようなヒット商品を出していないことが要因。

     アナリストは「26年度の既存店売上高の見通しである0-2%増は、特に上半期の消費者の選別的な動きを反映させているようで、第4四半期の予想外の0.5%増の後では、やや保守的に見える」と述べている。「第4四半期に再び目立ったコンピュータ以外のカテゴリーの新製品が今年度の売上増のカギを握るかもしれない」とも付け加えた。

    (11-1月・第4四半期)
    ・既存店売上高:0.5%増(予想:1.4%減)
      米国:0.2%増(予想:1.3%減)
      海外:3.8%増(予想:1.9%減)
    ・1株利益(調整後):2.58ドル(予想:2.40ドル)
    ・売上高:139.5億ドル(4.8%減)(予想:136.9億ドル)
       米国:127.2億ドル(予想:125.5億ドル)
       海外:12.3億ドル(予想:11.4億ドル)
    ・粗利益率:20.9%(予想:20.7%)

    (26年度通期見通し)
    ・既存店売上高:0~2%増(予想:1.4%増)
    ・1株利益(調整後):6.20~6.60ドル(予想:6.55ドル)
    ・売上高:414~422億ドル(予想:417億ドル)

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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