（NY時間14:49）（日本時間03:49）
レディット<RDDT>　205.49（-24.50　-10.65%）

　ソーシャルメディアのレディット<RDDT>が大幅安。アナリストがオープンＡＩでの引用減少を指摘したことが背景。

　同アナリストは「この減少は同社が検索エンジン流入や大規模言語モデル企業によるアルゴリズム変更に左右されやすいことを示している」と述べた。「同社の直接流入やデイリー・アクティブ・ユーザー（ＤＡＵ）の伸びは、自社のチャットボット利用にかかっており、これはダイレクトレスポンス広告やユーザー１人当たり売上高の成長に不可欠だ」と指摘した。

　また、別のアナリストは株価下落の要因として、トラフィック分析を行うシミラーウェブの最新データで、直近３０日平均のＤＡＵに減少が見られることや、最近チャットＧＰＴでの同社の引用シェアが大幅に減少したことを示す他の外部データを挙げている。

　同アナリストによると、同社のチャットＧＰＴ引用シェアは９月１０日以降、従来の２９．２％から５．３％へと急落したという。一方、「チャットＧＰＴのような生成ＡＩが、インデックスデータの回復のために、より多くのページにアクセスすることで計算コストを増加させる可能性があるのか、あるいはそれが選択肢として存在するのかはまだ不明だ」とも述べている。

　さらに「同社のトラフィックのどれほどが実際にチャットＧＰＴ経由だったのかが重要な不確定要素で、それが今回のような影響をもたらした可能性がある」とも述べた。

【企業概要】
　世界の誰もが参加し、経験の共有、リンクの投稿、画像や動画のアップロード、コメントスレッドでの返信などが可能なデジタルコミュニティを運営する。共通の興味・情熱・信頼に基づいて構築されたコミュニティでは、ユーザーに独自の帰属意識、プライバシー、信頼性が生まれる。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース