2024年2月21日 18時49分
株価指数先物【引け後】 3万8000円近辺での買い意欲は強い
大阪3月限
日経225先物 38290 -220 (-0.57%)
TOPIX先物 2629.0 -11.0 (-0.41%)
日経225先物(3月限)は前日比220円安の3万8290円で取引を終了。寄り付きは3万8190円と、シカゴ日経平均先物(3月限)清算値(3万8295円)を下回り、売りが先行して始まった。現物の寄り付き直後に付けた3万8130円を安値に買い戻され、前場中盤には3万8340円まで下げ幅を縮める場面も見られた。ただし、積極的なロングは限られ、前場終盤にかけて弱含み3万8200円を下回ると、後場の取引開始直後には3万8080円まで下落幅を広げた。ただし、ナイトセッションで付けた安値水準から積極的に売り込む流れとはならず、売り一巡後は3万8200円~3万8270円処での保ち合いが続いた。
日経225先物はオプション権利行使価格の3万8250円を中心とした、狭いレンジでの推移となった。エヌビディア<NVDA>の決算を控えて、ポジションを傾けてくる動きは限られていた。そのため、後場に入り3万8080円まで売られたものの、下へのバイアスは強まらず、反対に3万8000円に接近する局面では押し目買い意欲の強さがうかがえた。
エヌビディアの株価は史上最高値水準で推移していることもあり、決算発表後は材料出尽くしによる急落が警戒されているようだ。ただし、先週1500円ほど上昇した日経平均株価は、今週は3日続落ながら下落幅は220円ほどにとどまっている。指数インパクトの大きい値がさハイテク株も足もとで売られているが、過熱を冷ます調整の範囲内である。エヌビディアに対する警戒感から上値追いには慎重だが、下値でのロングが意識されやすい。
日経225先物は緩やかな調整が続くなか、ボリンジャーバンドの+1σに接近してきた。+1σは3万7900円辺りまで上昇してきており、節目の3万8000円を下回ったとしても、+1σ水準では押し目狙いのロング対応に向かわせよう。また、+1σを下回ってくるようだと、節目の3万7500円辺りが意識されようが、同水準に接近してくるとパラボリックが陰転シグナルを発するため、いったんシグナルが転換する展開も考えておく必要があろう。
もっとも、エヌビディアの決算に対する先回り的なロングの動きは限られよう。若干ながらショートに傾いている可能性があるため、決算を無難に通過するなら、ショートカバーを強めてくる展開も想定しておきたい。
なお、NT倍率は先物中心限月で14.56倍に低下した。ただし、朝方に14.52倍まで下がり、ボリンジャーバンドの+1σ(14.52倍)にタッチした後は、14.59倍まで切り返す動きも見られている。タイミングとしては、改めてNTロングを組成する動きが意識されるが、一方で1月高値の14.43倍辺りを下回ってくると、リバランスからNTショートにシフトしてくる可能性がありそうだ。
手口面(立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が3万0407枚、ソシエテジェネラル証券が1万3837枚、サスケハナ・ホンコンが6630枚、ゴールドマン証券が2541枚、SBI証券が2406枚、モルガンMUFG証券が2383枚、ビーオブエー証券が1715枚、JPモルガン証券が1659枚、バークレイズ証券が1565枚、野村証券が1266枚だった。
TOPIX先物は、ABNクリアリン証券が2万6225枚、ソシエテジェネラル証券が1万5415枚、モルガンMUFG証券が7112枚、サスケハナ・ホンコンが4487枚、バークレイズ証券が4139枚、JPモルガン証券が3045枚、ゴールドマン証券が2365枚、野村証券が1736枚、ビーオブエー証券が1275枚、BNPパリバ証券が957枚だった。
株探ニュース
日経225先物 38290 -220 (-0.57%)
TOPIX先物 2629.0 -11.0 (-0.41%)
日経225先物(3月限)は前日比220円安の3万8290円で取引を終了。寄り付きは3万8190円と、シカゴ日経平均先物(3月限)清算値(3万8295円)を下回り、売りが先行して始まった。現物の寄り付き直後に付けた3万8130円を安値に買い戻され、前場中盤には3万8340円まで下げ幅を縮める場面も見られた。ただし、積極的なロングは限られ、前場終盤にかけて弱含み3万8200円を下回ると、後場の取引開始直後には3万8080円まで下落幅を広げた。ただし、ナイトセッションで付けた安値水準から積極的に売り込む流れとはならず、売り一巡後は3万8200円~3万8270円処での保ち合いが続いた。
日経225先物はオプション権利行使価格の3万8250円を中心とした、狭いレンジでの推移となった。エヌビディア<NVDA>の決算を控えて、ポジションを傾けてくる動きは限られていた。そのため、後場に入り3万8080円まで売られたものの、下へのバイアスは強まらず、反対に3万8000円に接近する局面では押し目買い意欲の強さがうかがえた。
エヌビディアの株価は史上最高値水準で推移していることもあり、決算発表後は材料出尽くしによる急落が警戒されているようだ。ただし、先週1500円ほど上昇した日経平均株価は、今週は3日続落ながら下落幅は220円ほどにとどまっている。指数インパクトの大きい値がさハイテク株も足もとで売られているが、過熱を冷ます調整の範囲内である。エヌビディアに対する警戒感から上値追いには慎重だが、下値でのロングが意識されやすい。
日経225先物は緩やかな調整が続くなか、ボリンジャーバンドの+1σに接近してきた。+1σは3万7900円辺りまで上昇してきており、節目の3万8000円を下回ったとしても、+1σ水準では押し目狙いのロング対応に向かわせよう。また、+1σを下回ってくるようだと、節目の3万7500円辺りが意識されようが、同水準に接近してくるとパラボリックが陰転シグナルを発するため、いったんシグナルが転換する展開も考えておく必要があろう。
もっとも、エヌビディアの決算に対する先回り的なロングの動きは限られよう。若干ながらショートに傾いている可能性があるため、決算を無難に通過するなら、ショートカバーを強めてくる展開も想定しておきたい。
なお、NT倍率は先物中心限月で14.56倍に低下した。ただし、朝方に14.52倍まで下がり、ボリンジャーバンドの+1σ(14.52倍)にタッチした後は、14.59倍まで切り返す動きも見られている。タイミングとしては、改めてNTロングを組成する動きが意識されるが、一方で1月高値の14.43倍辺りを下回ってくると、リバランスからNTショートにシフトしてくる可能性がありそうだ。
手口面(立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が3万0407枚、ソシエテジェネラル証券が1万3837枚、サスケハナ・ホンコンが6630枚、ゴールドマン証券が2541枚、SBI証券が2406枚、モルガンMUFG証券が2383枚、ビーオブエー証券が1715枚、JPモルガン証券が1659枚、バークレイズ証券が1565枚、野村証券が1266枚だった。
TOPIX先物は、ABNクリアリン証券が2万6225枚、ソシエテジェネラル証券が1万5415枚、モルガンMUFG証券が7112枚、サスケハナ・ホンコンが4487枚、バークレイズ証券が4139枚、JPモルガン証券が3045枚、ゴールドマン証券が2365枚、野村証券が1736枚、ビーオブエー証券が1275枚、BNPパリバ証券が957枚だった。
株探ニュース