（NY時間09:49）（日本時間23:49）
プラネット・ラブズ<PL>　16.19（+3.25　+25.12%）

　衛星画像のプラネット・ラブズ<PL>が大幅高。前日引け後に８－１０月期決算（第３四半期）を発表し、売上高が予想を上回ったほか、ＥＢＩＴＤＡも予想外の黒字となった。ガイダンスも公表し、２６年度の通期売上高見通しを上方修正している。

　同社は、複数の新規契約や契約拡大を背景に、第４四半期の売上成長が予想を上回る見通しで、この勢いは２７年度も続くと見ている。同社は声明で、「第４四半期の売上高が約２７％増になる。これはウォール街の平均予想２０％増を上回る水準だ」と述べた。２７年度の正式なガイダンスは示していないものの、マーシャルＣＥＯは「この成長は来年も続くと見ている」と語った。

　同社は、世界規模の画像データやＡＩを活用した製品への需要拡大の恩恵を受けており、１１月には国防関連顧客が８桁台の大型契約を更新したほか、ＮＡＴＯも契約を拡大している。

（８－１０月・第３四半期）
・１株損益：0.19ドルの赤字（予想：0.07ドルの赤字）
・売上高：8130万ドル　33％増（予想：7220万ドル）
・EBITDA（調整後）：562万ドルの黒字（予想：188万ドルの赤字）

（１１－１月・第４四半期見通し）
・売上高：7600～8000万ドル（予想：7360万ドル）
・粗利益率（調整後）：50～52％
・EBITDA（調整後）：500～700万ドルの赤字（予想：672万ドルの赤字）

（２６年度通期見通し）
・売上高：2.97～3.01億ドル（従来：2.81～2.89億ドル）（予想：2.84億ドル）
・粗利益率（調整後）：57～58％（従来：55～57％）
・EBITDA（調整後）：600～800万ドル（従来：700万ドルの赤字～損益均衡）（予想：220万ドルの赤字）

【企業概要】
　衛星コンステレーションの設計・構築・打ち上げを行い、高精度な地理空間データをオンラインプラットフォームで顧客に提供することに取り組む。日々世界を撮影し、地球の変化を可視化して、農業・地図作成・林業・金融・保険や、連邦・州・地方政府機関などの顧客にサービスを提供する。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース