2023年10月27日 5時32分
ダウ平均は続落 メタの決算受けIT・ハイテク株の下げ続く 米GDPはかなり強い内容=米国株概況
NY株式26日(NY時間16:21)
ダウ平均 32784.30(-251.63 -0.76%)
S&P500 4137.23(-49.54 -1.18%)
ナスダック 12595.61(-225.61 -1.76%)
CME日経平均先物 30630(大証終比:+40 +0.13%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は続落。この日発表の第3四半期の米GDP速報値は予想を上回るかなり強い内容だったが、米国債利回りが下げの反応を見せ、米株式市場も時間外で下げ渋る動きを見せていた。しかし、通常取引が始まると、きょうもIT・ハイテク株中心に売りが強まった。
米GDPは事前に強い内容が予想されていたこともあり、材料出尽くし感が出ていた可能性もありそうだ。FRBは来週のFOMCで金利を据え置くとの市場での見通しに変化はない。一部からは「この数字でFRBは利下げには慎重になったかもしれないが、来週のFOMCに向けて針が動いたわけではない。追加利上げと高金利維持はあり、立て続けの追加利上げ継続はなしだ」との指摘も出ている。
本日はメタ<META>が決算を受けて下落したことがIT・ハイテク株を圧迫。決算自体は広告市場の回復で良好な内容が示されていたが、2024年に向けて慎重な見通しを示したことが嫌気された模様。同社のリアリティ・ラボ部門が37億ドルの損失を出したことでコスト管理についても懸念が高まったようだ。
UPS<UPS>も取引開始前に決算を発表し、労組との契約によるコスト増と荷物の需要減で通期見通しを下方修正した。株価は下落。
市場は次第に7月からの高値の調整モードを強めつつある。ナスダックはすでに7月から10%超下落しており、調整領域に入っている。今週発表になっている決算は足元の数字は悪くはないが、先行き慎重な見方も示されており、米株式市場も先行きに慎重になっているようだ。
玩具のマテル<MAT>が決算を受け下落。映画「バービー」のヒットで波に乗った形だが、業界の軟調さや世界経済の不振を理由に通期の売上高見通しを54.4億ドルに据え置いたことが失望感を強めた。
IT管理ソフトウエア開発のサービスナウ<NOW>が決算を受け上昇。売上高は予想範囲内だったものの、1株利益は予想を上回った。ガイダンスも公表し、通期のサブスクリプションの売上高見通しを上方修正したほか、第2四半期の見通しも予想を上回った。
半導体メモリーのウエスタンデジタル<WDC>が下落。統合を模索していた日本のキオクシアとの統合交渉を打ち切ると伝わった。
メディア大手のコムキャスト<CMCSA>が決算を受け下落。ケーブルTVなどで会員が予想以上に減少している点が嫌気された。
不動産投信(REIT)のホワイトストーンREITが上昇。投資会社のフォートレス・インベストメントが同社に買収を持ちかけたと伝わった。
マスターカード<MA>が決算を受け下落。決算自体は良好だったものの、慎重な見通しを示唆したことが嫌気された。
IBM<IBM> 143.76(+6.68 +4.87%)
UPS<UPS> 138.21(-8.72 -5.93%)
マテル<MAT> 18.58(-1.53 -7.61%)
ウエスタンデジタル<WDC> 38.26(-3.92 -9.29%)
サービスナウ<NOW> 550.95(+20.78 +3.92%)
コムキャスト<CMCSA> 39.15(-3.60 -8.42%)
ホワイトストーンREIT<WSR> 9.96(+0.69 +7.44%)
マスターカード<MA> 364.59(-21.72 -5.62%)
アップル<AAPL> 166.89(-4.21 -2.46%)
マイクロソフト<MSFT> 327.89(-12.78 -3.75%)
アマゾン<AMZN> 119.57(-1.82 -1.50%)
アルファベットC<GOOG> 123.44(-3.23 -2.55%)
テスラ<TSLA> 205.76(-6.66 -3.14%)
メタ・プラットフォームズ<META> 288.35(-11.18 -3.73%)
AMD<AMD> 93.67(-2.39 -2.48%)
エヌビディア<NVDA> 403.26(-14.53 -3.48%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ダウ平均 32784.30(-251.63 -0.76%)
S&P500 4137.23(-49.54 -1.18%)
ナスダック 12595.61(-225.61 -1.76%)
CME日経平均先物 30630(大証終比:+40 +0.13%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は続落。この日発表の第3四半期の米GDP速報値は予想を上回るかなり強い内容だったが、米国債利回りが下げの反応を見せ、米株式市場も時間外で下げ渋る動きを見せていた。しかし、通常取引が始まると、きょうもIT・ハイテク株中心に売りが強まった。
米GDPは事前に強い内容が予想されていたこともあり、材料出尽くし感が出ていた可能性もありそうだ。FRBは来週のFOMCで金利を据え置くとの市場での見通しに変化はない。一部からは「この数字でFRBは利下げには慎重になったかもしれないが、来週のFOMCに向けて針が動いたわけではない。追加利上げと高金利維持はあり、立て続けの追加利上げ継続はなしだ」との指摘も出ている。
本日はメタ<META>が決算を受けて下落したことがIT・ハイテク株を圧迫。決算自体は広告市場の回復で良好な内容が示されていたが、2024年に向けて慎重な見通しを示したことが嫌気された模様。同社のリアリティ・ラボ部門が37億ドルの損失を出したことでコスト管理についても懸念が高まったようだ。
UPS<UPS>も取引開始前に決算を発表し、労組との契約によるコスト増と荷物の需要減で通期見通しを下方修正した。株価は下落。
市場は次第に7月からの高値の調整モードを強めつつある。ナスダックはすでに7月から10%超下落しており、調整領域に入っている。今週発表になっている決算は足元の数字は悪くはないが、先行き慎重な見方も示されており、米株式市場も先行きに慎重になっているようだ。
玩具のマテル<MAT>が決算を受け下落。映画「バービー」のヒットで波に乗った形だが、業界の軟調さや世界経済の不振を理由に通期の売上高見通しを54.4億ドルに据え置いたことが失望感を強めた。
IT管理ソフトウエア開発のサービスナウ<NOW>が決算を受け上昇。売上高は予想範囲内だったものの、1株利益は予想を上回った。ガイダンスも公表し、通期のサブスクリプションの売上高見通しを上方修正したほか、第2四半期の見通しも予想を上回った。
半導体メモリーのウエスタンデジタル<WDC>が下落。統合を模索していた日本のキオクシアとの統合交渉を打ち切ると伝わった。
メディア大手のコムキャスト<CMCSA>が決算を受け下落。ケーブルTVなどで会員が予想以上に減少している点が嫌気された。
不動産投信(REIT)のホワイトストーンREITが上昇。投資会社のフォートレス・インベストメントが同社に買収を持ちかけたと伝わった。
マスターカード<MA>が決算を受け下落。決算自体は良好だったものの、慎重な見通しを示唆したことが嫌気された。
IBM<IBM> 143.76(+6.68 +4.87%)
UPS<UPS> 138.21(-8.72 -5.93%)
マテル<MAT> 18.58(-1.53 -7.61%)
ウエスタンデジタル<WDC> 38.26(-3.92 -9.29%)
サービスナウ<NOW> 550.95(+20.78 +3.92%)
コムキャスト<CMCSA> 39.15(-3.60 -8.42%)
ホワイトストーンREIT<WSR> 9.96(+0.69 +7.44%)
マスターカード<MA> 364.59(-21.72 -5.62%)
アップル<AAPL> 166.89(-4.21 -2.46%)
マイクロソフト<MSFT> 327.89(-12.78 -3.75%)
アマゾン<AMZN> 119.57(-1.82 -1.50%)
アルファベットC<GOOG> 123.44(-3.23 -2.55%)
テスラ<TSLA> 205.76(-6.66 -3.14%)
メタ・プラットフォームズ<META> 288.35(-11.18 -3.73%)
AMD<AMD> 93.67(-2.39 -2.48%)
エヌビディア<NVDA> 403.26(-14.53 -3.48%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美