（NY時間09:38）（日本時間22:38）
ジョンソン＆ジョンソン<JNJ>　159.06（-6.78　-4.09%）

　ジョンソン＆ジョンソン<JNJ>が下落。 タルク（滑石）を原料とするベビーパウダーの使用で、卵巣がんを発症したとする訴訟、いわゆるベビーパウダー訴訟で、同社が小規模部門の一部の破産を使って訴訟を終結させようとする３度目の試みを米連邦裁判所が却下した。アナリストらは、今回の判決は訴訟への対応方法に対する不透明感から、株価の重荷となると述べている。

　「訴訟に終止符を打つところまで漕ぎ着けていたようにも見えたが、今回の判決は同社にとって明らかに後退となる」と述べた。一方、別のアナリストは「投資家は過去２回のタルク訴訟の和解の試みで同様の挫折を経験しており、株価が下落してもその影響は限定的で短期的なものに留まる」との見方も出ている。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース