11月28日の引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

　ミナトＨＤ <6862> [東証Ｓ]　　★今期経常を65％上方修正
　◆26年3月期の連結経常利益を従来予想の7.5億円→12.3億円に64.7％上方修正。増益率が28.9％増→2.1倍に拡大する見通しとなった。半導体メモリー製品の市場価格上昇がデジタルデバイス部門の収益に追い風となることに加え、日本サムスン、トーメンデバイスと共同で実施する国内大手メーカー向けプロジェクトでROM書込み数量が増加していることなどを織り込んだ。

　ジオスター <5282> [東証Ｓ]　　★今期経常を15％上方修正、配当も1.5円増額
　◆26年3月期の連結経常利益を従来予想の11.5億円→13.2億円に14.8％上方修正。減益率が27.2％減→16.5％減に縮小する見通しとなった。コスト上昇に対する販売価格転嫁などによってプロジェクト損益が改善することが要因。
　　併せて、年間配当を従来計画の7円→8.5円(前期は11円)に増額修正した。

　メガチップス <6875> [東証Ｐ]　　★今期最終を28％上方修正、配当も40円増額
　◆26年3月期の連結最終利益を従来予想の90億円→115億円に27.8％上方修正。増益率が67.6％増→2.1倍に拡大する見通しとなった。米サイタイム<SITM>株式の一部売却が完了し、売却益の計上額が150億円と前回予想の110億円を上回ることが上振れの要因となる。
　　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の210円→250円(前期は140円)に増額修正した。

株探ニュース