2025年9月5日 22時58分
ブロードコム、決算受け大幅高 タンCEOの説明を好感=米国株個別
(NY時間09:55)(日本時間22:55)
ブロードコム<AVGO> 341.34(+35.24 +11.51%)
半導体のブロードコム<AVGO>が大幅高。前日引け後に5-7月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。第4四半期のガイダンスも公表し、予想を上回る売上高見通しを示している。
ただ、AIブームから期待が大きかった分、今回の結果は印象的ではなかったと、発表直後は売買が交錯していたが、次第に買いが強まる展開となった。タンCEOの説明会が材料視された模様。「2026年度のAIの売上高見通しは大幅に改善する」と発表した。また、2026年からオープンAIのAIアクセラレーターの設計製造を支援し、エヌビディア<NVDA>が主導する収益性の高い分野に参入することも表明した。オープンAIはまず自社内の用途で同チップを使うとも報じられている。
タンCEOは以前、カスタムアクセラレーター事業で新規顧客を獲得したと述べ、ハイパースケーラーとの提携をほのめかしていた。この顧客から100億ドル超の受注を確保したと述べており、今回この顧客がオープンAIだと特定した。オープンAIのチャットGPT以降のAI開発ブームの中で、ブロードコムは恩恵を受ける半導体設計企業の一角とされている。
(5-7月・第3四半期)
・1株利益(調整後):1.69ドル(予想:1.67ドル)
・売上高(調整後):159.5億ドル(予想:158.4億ドル)
半導体ソリューション:91.7億ドル(予想:91.0億ドル)
AI半導体:52億ドル(予想:51.1億ドル)
インフラソフトウェア:67.9億ドル(予想:67.5億ドル)
・EBITDA(調整後):107.0億ドル(予想:104.6億ドル)
・営業利益(調整後):104.6億ドル(予想:102.7億ドル)
(8-10月・第4四半期見通し)
・売上高:約174億ドル(予想:170.5億ドル)
・EBITDAマージン(調整後):67%
・AI半導体売上高:62億ドル(予想:58.2億ドル)
【企業概要】
半導体とインフラソフトウェアソリューションを設計・開発・供給する。相補型金属酸化膜半導体デバイスと、アナログIII-Vベースの製品に焦点を当てた開発に取り組み、データセンターのネットワーク、ホームコネクティビティ、ブロードバンドアクセス、その他多様な市場向けに製品を提供する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
ブロードコム<AVGO> 341.34(+35.24 +11.51%)
半導体のブロードコム<AVGO>が大幅高。前日引け後に5-7月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。第4四半期のガイダンスも公表し、予想を上回る売上高見通しを示している。
ただ、AIブームから期待が大きかった分、今回の結果は印象的ではなかったと、発表直後は売買が交錯していたが、次第に買いが強まる展開となった。タンCEOの説明会が材料視された模様。「2026年度のAIの売上高見通しは大幅に改善する」と発表した。また、2026年からオープンAIのAIアクセラレーターの設計製造を支援し、エヌビディア<NVDA>が主導する収益性の高い分野に参入することも表明した。オープンAIはまず自社内の用途で同チップを使うとも報じられている。
タンCEOは以前、カスタムアクセラレーター事業で新規顧客を獲得したと述べ、ハイパースケーラーとの提携をほのめかしていた。この顧客から100億ドル超の受注を確保したと述べており、今回この顧客がオープンAIだと特定した。オープンAIのチャットGPT以降のAI開発ブームの中で、ブロードコムは恩恵を受ける半導体設計企業の一角とされている。
(5-7月・第3四半期)
・1株利益(調整後):1.69ドル(予想:1.67ドル)
・売上高(調整後):159.5億ドル(予想:158.4億ドル)
半導体ソリューション:91.7億ドル(予想:91.0億ドル)
AI半導体:52億ドル(予想:51.1億ドル)
インフラソフトウェア:67.9億ドル(予想:67.5億ドル)
・EBITDA(調整後):107.0億ドル(予想:104.6億ドル)
・営業利益(調整後):104.6億ドル(予想:102.7億ドル)
(8-10月・第4四半期見通し)
・売上高:約174億ドル(予想:170.5億ドル)
・EBITDAマージン(調整後):67%
・AI半導体売上高:62億ドル(予想:58.2億ドル)
【企業概要】
半導体とインフラソフトウェアソリューションを設計・開発・供給する。相補型金属酸化膜半導体デバイスと、アナログIII-Vベースの製品に焦点を当てた開発に取り組み、データセンターのネットワーク、ホームコネクティビティ、ブロードバンドアクセス、その他多様な市場向けに製品を提供する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース