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    2025年7月31日 23時06分

    英アーム、決算受け下落 AI向けの投資拡大が利益圧迫=米国株個別

    (NY時間10:03)(日本時間23:03)
    英アーム<ARM> 142.89(-20.44 -12.51%)

     半導体設計の英アーム<ARM>が下落。前日引け後に4-6月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想範囲内となった。第2四半期のガイダンスも公表し、予想を下回る1株利益の見通しを示した一方、売上高も予想範囲内の見通しに留まった。新製品への投資拡大が利益を圧迫していることが示されており、AI向けの投資拡大が重石となっている模様。

     同社は現在、AIブームを取り込むべく支出を増加させており、ハースCEOも「AI分野で有利な立場を築くための技術開発に注力している」と述べた。短期的には利益が圧迫されるが、長期的には成長加速につながるとし、「われわれは意識的に投資を拡大する決定を下し、研究開発費を加速させている」とも語った。

     投資家の間では、AI関連需要の押し上げ効果が関税の影響によって打ち消されるのではとの懸念が広がっているが、同社は現時点で関税による需要前倒しは確認されていないとし、同CEOは「AIインフラ投資が引き続き堅調との確信がある」と述べている。

     アナリストは「同社は第2四半期の営業費用について、予想よりも大きい6億5500万ドルを見込んでおり、これが利益圧迫の要因となっている」と述べた一方、「この拡大した支出と研究開発部門での積極的な採用は、同社が今後手がける多くの新規プロジェクトに向けて体制を強化している最も明確なシグナルである」とも語っている。

    (4-6月・第1四半期)
    ・1株利益(調整後):0.35ドル(予想:0.35ドル)
    ・売上高:10.5億ドル(予想:10.5億ドル)
      ライセンス・その他:4.68億ドル(予想:4.56億ドル)
      ロイヤルティ:5.85億ドル(予想:5.95億ドル)
    ・年ベース経常収益(ARR):15.3億ドル(予想:13.2億ドル)
    ・粗利益率(調整後):97.9%(予想:97.9%)
    ・営業利益(調整後):4.12億ドル(予想:4.12億ドル)
    ・FCF(調整後):1.50億ドル(予想:3.99億ドル)

    (7-9月・第2四半期見通し)
    ・1株利益(調整後):0.29~0.37ドル(予想:0.35ドル)
    ・売上高:10.1~11.1億ドル(予想:10.6億ドル)
    ・営業費用(調整後):約6.55億ドル(予想:6.24億ドル)

    【企業概要】
     世界の大手半導体企業やOEM向けに、高性能・低コスト・エネルギー効率の高いCPU製品と関連技術を設計・開発し、ライセンスを供与する。Arm CPUは、スマートフォンやタブレット、データセンター・ネットワーキング機器・車両用オペレーティングシステムとアプリケーションを含む多様なソフトウェアを実行する。

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

    株探ニュース