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    2025年5月8日 22時46分

    英アームが決算受け下落 見通しを慎重に扱う=米国株個別

    (NY時間09:46)(日本時間22:46)
    英アーム<ARM> 116.96(-7.23 -5.82%)

     半導体設計の英アーム<ARM>が大幅安。前日引け後に1-3月期決算(第4四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、1株利益は予想を上回った。営業利益も予想を上回っている。ただ、株価は冴えない反応。

     第1四半期の1株利益の見通しが予想を大きく下回ったことが嫌気されている。売上高見通しも予想を若干下回った。同社は、新ライセンス契約のタイミングを踏まえ、見通しを慎重に扱っているという。

     ハースCEOは「新たなライセンス契約の締結を進めており、これらの契約が締結される前に、その売上高を見通しに反映させない方針だ」と説明。一方、「顧客はチップへの投資を継続しており、特にAIの計算分野での投資が利益をもたらしている」とも述べている。また、「過大評価を避けるために慎重姿勢を保っているが、事業の健全性は信じられないほど強固で、データセンター事業で巨大な勢いが見られている」とも語った。

     先行き不透明感を理由に、年間目標を投資家に提示しないことを決めたことも明らかにしている。顧客自体が通期の予想をほとんど示しておらず、アームが予測を立てるデータも少ないとチャイルドCFOは説明している。

     同CFOによると、サービスに分類されるアームの製品は関税からの影響は直接受けない。仮に影響が出るとすれば、スマホなどのデバイスの需要抑制という形で現れるが、そうした影響はいまのところ出ていないという。

     今回の決算を受けて目標株価を引き下げるアナリストも相次いでいる。「構造的なトレンドは維持されているものの、短期的な可視性が欠如している。短期的な見通しの弱さが、26年度の見通しと株価に圧力をかける」といったコメントも出ていた。

    (1-3月・第4四半期)
    ・1株利益(調整後):0.55ドル(予想:0.53ドル)
    ・売上高:12.4億ドル 34%増(予想:12.3億ドル)
      ライセンス・その他:6.34億ドル(予想:6.62億ドル)
      ロイヤルティ:6.07億ドル(予想:5.67億ドル)
    ・年ベース経常収益(ARR):13.7億ドル(予想:13.1億ドル)
    ・粗利益率(調整後):98.4%(予想:97.8%)
    ・営業利益(調整後):6.55億ドル(予想:6.21億ドル)

    (4-6月・第1四半期見通し)
    ・1株利益(調整後):0.30~0.38ドル(予想:0.42ドル)
    ・売上高:10.0~11.0億ドル(予想:11.0億ドル)

    【企業概要】
     世界の大手半導体企業やOEM向けに、高性能・低コスト・エネルギー効率の高いCPU製品と関連技術を設計・開発し、ライセンスを供与する。Arm CPUは、スマートフォンやタブレット、データセンター・ネットワーキング機器・車両用オペレーティングシステムとアプリケーションを含む多様なソフトウェアを実行する。

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美


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