（NY時間13:26）（日本時間02:26）
プレシジョン・バイオ<DTIL>　5.29（+0.83　+18.61%）

　プレシジョン・バイオサイエンシズ<DTIL>が大幅高。慢性Ｂ型肝炎の治療を目的とした同社の遺伝子編集プログラムがＦＤＡからファスト・トラック指定を受けたと発表した。この指定で開発と承認プロセスの迅速化が可能となる。

　この編集プログラムである「ＰＢＧＥＮＥ－ＨＢＶ」は、Ｂ型肝炎ウイルスの複製における主原因であるｃｃｃＤＮＡ（共有結合で閉じた環状ＤＮＡ）を排除し、肝細胞に結合されたＢ型肝炎ウイルスのＤＮＡを不活性化することを目的としている。

　同社は年内を通して複数回の投与を含む低用量コホート全体に関する最新情報と高用量レベルのデータについてＦＤＡと共有する予定。

【企業概要】
　広範な遺伝性疾患や感染性疾患に対して永続的な治療法を提供するゲノム編集技術を開発する。遺伝子挿入や遺伝子修復を伴う複雑な編集にも対応できるよう多用途に設計された独自のARCUSゲノム編集プラットフォームを応用して、慢性B型肝炎・原発性ミトコンドリア筋症の治療法開発を進める。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース