NYダウ (9日終値)
39,387.76
+331.37
0.84%
S&P500 (9日終値)
5,214.08
+26.41
0.50%
ナスダック (9日終値)
16,346.26
+43.51
0.26%
探検
  • トップ
  •  >  米国株
  •  >  アレグロ・マイクロシステムズ【ALGM】
  •  >  ニュース
  •  >  優勝劣敗の東京市場、勝ち組の象徴「上場来高値更新」銘柄を狙え! <株探トップ特集>
  • アレグロ・マイクロシステムズ【ALGM】最新ニュース

    NASDAQ
    株価 15分ディレイ
    ALGM
    アレグロ・マイクロシステムズ
    $27.67
    前日比
    -1.69 (-5.76%)
    NY時間
    09日 15:59
    日本時間
    10日 04:59
    $26.77
    -0.90 (-3.25%)
    10日 08:55
    10日 21:55
    PER
    28.5
    PBR
    5.49
    利回り
    %
    比較される銘柄
    ON TXN COHR AMD LFUS
    時価総額 51億6,997万ドル

    株探プレミアムに登録すると...

    初回30日間無料!

    日本語に翻訳された適時開情報をご覧いただけます。(翻訳対象は拡大予定です)

    銘柄ニュース
    戻る
    2023年7月25日 19時30分

    優勝劣敗の東京市場、勝ち組の象徴「上場来高値更新」銘柄を狙え! <株探トップ特集>

    ―日経平均株価33年ぶり高値を牽引、海外投資家の攻勢で銘柄選別が鮮明に―

     25日の日経平均株価は前日比18円安の3万2682円と反落。足もとでは日米欧の金融政策決定会合を前に様子見姿勢が強まっている。日経平均株価は7月に3万3753円と1990年以来、33年ぶり高値をつけた後は調整局面にあるが、市場には「一段の上昇を視野に入れた一服場面」とみる声は少なくない。ただ、市場では上昇基調に乗れる銘柄と乗り切れない銘柄に分かれ二極化の傾向も鮮明となっている。そんななか、市場の注目を集めているのが、勝ち組の象徴である「上場来高値更新」銘柄だ。

    ●時価総額は6月に初の800兆円台乗せを達成

     足もとで高値圏での一進一退の状況にある東京市場だが、6月には東証プライム市場の時価総額は初の800兆円台に乗せた。市場再編が行われた2022年4月の月末時点から2割弱増加した。今春以降、東京市場は海外投資家の買いを中心に上昇基調を強め上値を切り上げてきたが、この間、買い人気を集めたのが東証プライム市場の上場企業を中心とする大型株だ。時価総額1兆円超え企業も25日終値時点で、トヨタ自動車 <7203> [東証P]の38兆円を筆頭に164社と過去最多の水準にある。

    ●89年の歴史的な最高値3万8915円更新も視野に

     日経平均株価が33年ぶり水準に浮上するなか、市場には当然、1989年につけた歴史的な最高値3万8915円更新に向けた期待も膨らんでいる。足もとの今期予想連結PERは15倍台の水準であり、PERを18倍台まで買えば3万9000円台がみえてくる。「PERの急激な上昇は期待しづらいが、今後、日本企業の業績が着実な増益を続けることができれば最高値は遠くない」(アナリスト)との声は少なくない。実際、国内大手証券は来年3月までに最大3万8000円の上値を予想しており、今年度内にバブル後高値に接近する可能性を指摘している。
     
     東京市場が33年ぶりの高値水準に上昇した牽引役は、好業績などを背景に最高値を更新した銘柄といっていいだろう。例えば、上場来高値を更新し市場の関心を一身に集めたのが三菱商事 <8058> [東証P]や三井物産 <8031> [東証P]、丸紅 <8002> [東証P]といった大手商社株だ。最高益更新の好業績に加え低PER、高配当利回りで人気を博した。

     また、独自の強みを持つ企業への評価は高く、エアコン最大手のダイキン工業 <6367> [東証P]やFA関連のSMC <6273> [東証P]や安川電機 <6506> [東証P]なども最高値を更新した。市場の注目を集める半導体関連では、アドバンテスト <6857> [東証P]やディスコ <6146> [東証P]、信越化学工業 <4063> [東証P]などが青空圏に駆け上がっている。消費レジャー系企業ではファーストリテイリング <9983> [東証P]やオリエンタルランド <4661> [東証P]、味の素 <2802> [東証P]などが人気を集め上場来高値圏にある。

    ●日立はバブル時の88年高値更新を視野に入れる

     更に、最高値に接近している銘柄にも目を向けたい。トヨタは22年1月高値が視野に入っているほか、キーエンス <6861> [東証P]も21年9月高値に近づいている。日本を代表する企業の1社である日立製作所 <6501> [東証P]はバブル時の88年につけた9710円に迫っている。大規模なグループ再編を行い、企業変革を遂げた同社株が最高値を更新すれば、変貌する日本企業の象徴と受け止められそうだ。三菱電機 <6503> [東証P]やホンダ <7267> [東証P]も最高値に接近している。ただ、上場来高値圏にある銘柄がある一方で、長期低迷を続ける銘柄も少なくなく、優勝劣敗は鮮明となっている点には注意が必要だ。

    ●サンケン、オカアイヨン、三菱HCキャ、泉州電など注目

     足もとの市場で買い人気を集めているのは大型株が中心だが、もちろん好業績などが評価され最高値に買われている個別材料株も少なくない。以下では今後、最高値圏から一段の上昇が期待される注目の7銘柄を取り上げた。

     ◎サンケン電気 <6707> [東証P]~パワー半導体向け需要の拡大に期待。米半導体子会社のアレグロ・マイクロシステムズ<ALGM>の保有価値を評価すれば株価はなお割安。

     ◎オカダアイヨン <6294> [東証P]~解体作業用機器の大手。国内で建築から40年以上がたつ建造物解体需要が本格化するのはこれから。業績は最高益基調で今期配当は前期比18円増に。

     ◎竹内製作所 <6432> [東証P]~小型建設機械で高実績。社会インフラ工事の需要が好調で受注残は高水準。24年2月期の連結営業利益は2ケタ増益で最高益更新を予想。

     ◎三菱HCキャピタル <8593> [東証P]~三菱UFJグループのリース大手。旅客需要の回復を受け航空機リースなどが堅調で米国事業も伸びる。今期配当は前期比4円増の37円予想で配当利回り4.1%前後と割安。

     ◎大和工業 <5444> [東証P]~電炉大手でH形鋼が主力。米鉄鋼大手ニューコア<NUE>との合弁会社を持ち米国インフラ投資による需要にも期待。配当利回りは約4.7%と高水準。

     ◎泉州電業 <9824> [東証P]~電線専門商社。半導体製造装置向けの電線販売などが好調。前期に続き最高益を更新する見込み。22年11月の株式分割を考慮すると実質増配に。

     ◎大戸屋ホールディングス <2705> [東証S]~首都圏中心に定食店を展開。コロワイド <7616> [東証P]の傘下に。24年3月期営業利益は前期比5.2倍の14億300万円と最高益を更新予想。

    株探ニュース