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    2026年8月31日 8時03分

    株価指数先物【寄り前】 レンジ推移継続で押し目待ち狙いのロング対応

    大阪9月限ナイトセッション
    日経225先物 65830 -620 (-0.93%)
    TOPIX先物 4142.5 -9.5 (-0.22%)
    シカゴ日経平均先物 65780 -670
    (注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

     28日の米国市場は、NYダウ S&P500ナスダックの主要な株価指数が下落。ウォーシュFRB(米連邦準備理事会)議長は、米経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」で講演し、物価目標を上回るインフレ率について懸念を示した。インフレ率が2%の目標に向かって低下しない場合には「やるべき仕事がある」とし、必要な政策対応を取る考えを示唆したことで、早期の利上げ観測が高まり、長期金利の上昇が重荷になった。

     S&P500業種別指数では、一般消費財、エネルギー 、生活必需品が上昇。一方、情報技術、資本財・サービス、素材の弱さが目立った。NYダウ構成銘柄ではセールスフォース<CRM>、アマゾン・ドット・コム<AMZN>、マクドナルド<MCD>、ウォルト・ディズニー<DIS>、ナイキ<NKE>、アップル<AAPL>が買われた半面、エヌビディア<NVDA>、スリーエム<MMM>、シスコシステムズ<CSCO>、ハネウェル・インターナショナル<HON>、IBM<IBM>、メルク<MRK>が軟調。NYダウ構成銘柄ではないが、マーベル・テクノロジー<MRVL>やラムリサーチ<LRCX>、KLA<KLAC>などの下げが目立ち、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)の下落率は3%を超えている。

     シカゴ日経平均先物(円建て)の清算値は、大阪比670円安の6万5780円だった。28日取引終了後の日経225先物(9月限)のナイトセッションは、日中比100円高の6万6550円で始まった。その後、6万6850円まで買われた後は軟化し、米国市場の取引開始後には6万5660円まで下落幅を広げた。売り一巡後は6万5660円~6万5900円辺りで保ち合い、日中比620円安の6万5830円でナイトセッションの取引を終えた。

     日経225先物はシカゴ先物にサヤ寄せする形で、売りが先行することになりそうだ。米国では前日に決算評価により買われていたエヌビディアが下落するなど、半導体関連株の下げが目立っていた。東京市場でも影響は避けられず、指数インパクトの大きい東京エレクトロン<8035>[東証P]、キオクシアホールディングス<285A>[東証P]など半導体やAI(人工知能)関連株の動向をにらんでの展開となりやすいだろう。

     日経225先物はナイトセッションで6万6850円まで買われた後、6万5660円まで売られる場面もみられた。75日移動平均線(6万6620円)に上値を抑えられる調整によって、25日線(6万5710円)水準まで売られる形になっている。25日線と75日線とのレンジ推移が続くなか、一目均衡表では雲下限での攻防をみせている。今週は下向きで推移する雲上限がクロスする「ねじれ」を起こすタイミングであり、雲突破を狙ったロングを誘う可能性はありそうだ。

     エヌビディア決算やFRB議長の講演といった重要イベントを通過したことで、アク抜けの動きが意識される可能性もある。まずは売り一巡後の25日線水準での底堅さを見極めつつ、押し目待ち狙いのロング対応に向かわせよう。オプション権利行使価格の6万4500円から6万7500円辺りのレンジを想定する。

     28日の米VIX指数は14.43(27日は14.51)に低下した。一時14.13まで下げて14日につけた直近安値(14.18)を下回ってきた。前週の15.00~16.00辺りでの保ち合いを明確に下抜けてきたことで、リスク選好に向かわせやすいだろう。

     28日のNT倍率は先物中心限月で16.00倍(27日は16.06倍)に低下した。半導体やAI関連株の不安定な値動きが日経平均型に影響を与えた一方で、27日の氷見野日銀副総裁の発言が、9月の金融政策決定会合での利上げ観測を高めるなかで、メガバンクなどTOPIX型にシフトした。本日もややNTショートに振れやすくなりそうだ。

    株探ニュース