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    2026年5月1日 22時38分

    アップル、決算を受け上昇 第3四半期の売上高見通しが予想を大きく上回る=米国株個別

    (NY時間09:38)(日本時間22:38)
    アップル<AAPL> 279.62(+8.27 +3.05%)

     アップル<AAPL>が上昇。前日引け後に1-3月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。アイフォーンとMacの需要に支えられたほか、3月投入の新製品群が追い風となった。特に599ドルの「マックブックNeo」は、同社初の本格的な低価格ノートPC戦略製品として人気を集め、一部小売店では売り切れ状態が続いている。

     アイフォーンは1-3月期としては過去最高の売上を計上。営業キャッシュフローも280億ドル超となり、1-3月期としては過去最高を記録した。今回の好調な売上高は、同社がメモリーチップ不足などサプライチェーン問題を現時点では乗り切っていることを示唆している。

     ただ、株価は発表直後は軟調な展開も見られていたが、その後の決算説明会でクックCEOが示した第3四半期の売上高見通しが株価をサポートしている模様。同CEOは第3四半期の売上高が14-17%増となる見通しを示し、予想の9.1%増を大きく上回った。一方、メモリーチップのコストが上昇し、Macの品薄状態は数カ月続くとも警告している。

     今回の決算は、9月にターナス氏へCEO職を引き継ぐ予定のクックCEOにとっても良好な経営基盤を残す形となる。ターナス氏にはAI戦略立て直しという課題があるが、同社はシリコンバレーの競合に後れを取っており、新版Siriなど主要AI機能投入も遅れている。

     なお、四半期配当を1株0.27ドルへ増配するほか、1000億ドルの自社株買いを承認した。

     アナリストは「再び利益面のハードルをクリアし、製品モメンタムと供給管理が力強い市場シェア拡大を支えている」と評価。「投資家の懸念とは裏腹に最大の課題は需要ではなく供給面にある。特に、予想以上に強いアイフォーン需要に対応する先端プロセッサー供給不足が問題」とも述べた。

     別のアナリストは「アイフォーンとサービス事業が牽引し、特に中国市場で再び力強い成長を示したことで、売上高・利益とも予想以上だった」と評価。「複雑な関税問題やメモリー価格上昇圧力も非常にうまく管理している」とも指摘している。

    (1-3月・第2四半期)
    ・1株利益:2.01ドル(予想:1.96ドル)
    ・売上高:1111.8億ドル 17%増(予想:1096.6億ドル)
      製品:802.1億ドル 17%増(予想:792.6億ドル)
       iPhone:569.9億ドル 22%増(予想:569.8億ドル)
       Mac:84.0億ドル 5.7%増(予想:81.3億ドル)
       iPad:69.1億ドル 8%増(予想:66.5億ドル)
       ウェアラブル・ホーム・アクセサリー:79.0億ドル 5%増(予想:77.2億ドル)
      サービス:309.8億ドル 16%増(予想:303.7億ドル)
    ・中国:205.0億ドル 28%増(予想:189.1億ドル)
    ・米州:450.9億ドル 12%増(予想:458.2億ドル)
    ・欧州:280.6億ドル 15%増(予想:290.8億ドル)
    ・日本:84.0億ドル 15%増(予想:73.8億ドル)
    ・アジア太平洋その他:91.4億ドル 25%増(予想:87.6億ドル)
    ・営業費用:189.0億ドル 24%増(予想:184.7億ドル)
      研究開発費:114.2億ドル 34%増(予想:110.0億ドル)
      販管費:74.8億ドル 11%増(予想:74.6億ドル)

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

    株探ニュース