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2025年6月13日 21時44分
ダウ先物が４００ドル安 イスラエルのイラン空爆でリスク回避 原油急騰で警戒＝米国株
米株価指数先物（6月限）（NY時間08:30）（日本時間21:30）
ダウ先物 42590（-400.00 -0.93％）
S＆P500 5997.25（-52.25 -0.86％）
ナスダック100先物 21681.75（-250.75 -1.14％）
米株価指数先物市場でダウ先物、Ｓ＆Ｐ５００、ナスダック１００とも下落。市場にリスク回避の雰囲気が一気に広がっている。イスラエルがイランを空爆し、イランもイスラエルに１００機のドローンを向けるなど中東情勢が緊迫化している。イスラエルのネタニヤフ首相は「この脅威を排除するまで作戦を続ける」と述べていた。
原油相場が急騰しており、ＷＴＩは一時７７ドル台まで急騰する場面が見られた。現在は７３ドル台での推移。原油相場の急騰による景気の先行きやインフレへの影響が警戒され、中銀のシナリオも変化する。恐怖指数として知られるＶＩＸも上昇し、節目となる２０を一時超えた。
エネルギーや防衛が時間外で買われている一方、航空キャリアやクルーズ、旅行関連が下落している。
「典型的なリスク回避の動きだが、今後注目すべきはイランからの反応速度と規模で、それがこの動きの持続期間を左右する。ただ、多くの場合、こうした動きは初期のショックの後に落ち着くことも多い」との声も出ている。
「今回の動きは中銀が想定していた原油価格のシナリオに反しており、インフレを加速させ、成長を鈍化させるリスクがある。ただし、現時点では株式市場にパニックは見られない」との指摘も聞かれた。
米株式市場は、トランプ関税による急落を概ね回復し、２月の過去最高値まであと一歩の水準に迫っている。ここ数日、上値に慎重になっていた中で、その分、利益確定売りが出易い状況にはある。
アドビ<ADBE>が決算を受け時間外で下落。好決算ではあったものの、生成ＡＩに特化した新興企業の台頭を前に、同社がソフトウェア業界のリーダーとしての地位を維持できるかについて市場は依然として懐疑的なようだ。
家具インテリア販売のＲＨ<RH>が決算を受け時間外で大幅高。売上高は予想を下回ったものの、１株利益は予想外の黒字となった。ガイダンスも公表し、通期の売上高見通しを維持した。高級志向の消費者の需要が底堅いことが示唆されている。
ＵＳスチール<X>が時間外で下落。日本製鉄の同社買収を巡りトランプ大統領は前日、「われわれは黄金株を持つ。大統領がコントロールする」と述べていた。それに対して日鉄の幹部は「経営の自由度がなければ不成立の可能性もある」と述べた。
空飛ぶタクシーを手掛けるアーチャー・アビエーション<ACHR>が時間外で大幅安。増資を実施したと発表。１株１０ドルで新株を発行し、８億５０００万ドルの資金を調達した。
次世代原発を手掛けるオクロ<OKLO>が時間外で続落。前日は最大４億ドルの増資計画を発表していたが、条件が確定し、１株６０ドルでの発行となった。前日終値よりも低い水準。
（NY時間08:40）（日本時間21:40）時間外
アドビ<ADBE> 397.60（-16.08 -3.89%）
ＲＨ<RH> 212.06（+35.19 +19.90%）
ＵＳスチール<X> 52.02（-1.69 -3.15%）
アーチャー<ACHR> 10.14（-1.59 -13.55%）
オクロ<OKLO> 60.66（-3.82 -5.92%）
アップル<AAPL> 199.90(+0.70 +0.35％)
マイクロソフト<MSFT> 475.30(-3.57 -0.75％)
アマゾン<AMZN> 210.31(-2.93 -1.37％)
アルファベットC<GOOG> 173.98(-2.99 -1.69％)
アルファベットA<GOOGL> 172.66(-3.04 -1.73％)
テスラ<TSLA><TSLA> 314.82(-4.29 -1.34％)
メタ<META><META> 685.50(-7.86 -1.13％)
エヌビディア<NVDA> 143.10(-1.90 -1.31％)
ＡＭＤ<AMD> 116.70(-1.80 -1.52％)
イーライリリー<LLY> 809.00(-3.03 -0.37％)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
ダウ先物 42590（-400.00 -0.93％）
S＆P500 5997.25（-52.25 -0.86％）
ナスダック100先物 21681.75（-250.75 -1.14％）
米株価指数先物市場でダウ先物、Ｓ＆Ｐ５００、ナスダック１００とも下落。市場にリスク回避の雰囲気が一気に広がっている。イスラエルがイランを空爆し、イランもイスラエルに１００機のドローンを向けるなど中東情勢が緊迫化している。イスラエルのネタニヤフ首相は「この脅威を排除するまで作戦を続ける」と述べていた。
原油相場が急騰しており、ＷＴＩは一時７７ドル台まで急騰する場面が見られた。現在は７３ドル台での推移。原油相場の急騰による景気の先行きやインフレへの影響が警戒され、中銀のシナリオも変化する。恐怖指数として知られるＶＩＸも上昇し、節目となる２０を一時超えた。
エネルギーや防衛が時間外で買われている一方、航空キャリアやクルーズ、旅行関連が下落している。
「典型的なリスク回避の動きだが、今後注目すべきはイランからの反応速度と規模で、それがこの動きの持続期間を左右する。ただ、多くの場合、こうした動きは初期のショックの後に落ち着くことも多い」との声も出ている。
「今回の動きは中銀が想定していた原油価格のシナリオに反しており、インフレを加速させ、成長を鈍化させるリスクがある。ただし、現時点では株式市場にパニックは見られない」との指摘も聞かれた。
米株式市場は、トランプ関税による急落を概ね回復し、２月の過去最高値まであと一歩の水準に迫っている。ここ数日、上値に慎重になっていた中で、その分、利益確定売りが出易い状況にはある。
アドビ<ADBE>が決算を受け時間外で下落。好決算ではあったものの、生成ＡＩに特化した新興企業の台頭を前に、同社がソフトウェア業界のリーダーとしての地位を維持できるかについて市場は依然として懐疑的なようだ。
家具インテリア販売のＲＨ<RH>が決算を受け時間外で大幅高。売上高は予想を下回ったものの、１株利益は予想外の黒字となった。ガイダンスも公表し、通期の売上高見通しを維持した。高級志向の消費者の需要が底堅いことが示唆されている。
ＵＳスチール<X>が時間外で下落。日本製鉄の同社買収を巡りトランプ大統領は前日、「われわれは黄金株を持つ。大統領がコントロールする」と述べていた。それに対して日鉄の幹部は「経営の自由度がなければ不成立の可能性もある」と述べた。
空飛ぶタクシーを手掛けるアーチャー・アビエーション<ACHR>が時間外で大幅安。増資を実施したと発表。１株１０ドルで新株を発行し、８億５０００万ドルの資金を調達した。
次世代原発を手掛けるオクロ<OKLO>が時間外で続落。前日は最大４億ドルの増資計画を発表していたが、条件が確定し、１株６０ドルでの発行となった。前日終値よりも低い水準。
（NY時間08:40）（日本時間21:40）時間外
アドビ<ADBE> 397.60（-16.08 -3.89%）
ＲＨ<RH> 212.06（+35.19 +19.90%）
ＵＳスチール<X> 52.02（-1.69 -3.15%）
アーチャー<ACHR> 10.14（-1.59 -13.55%）
オクロ<OKLO> 60.66（-3.82 -5.92%）
アップル<AAPL> 199.90(+0.70 +0.35％)
マイクロソフト<MSFT> 475.30(-3.57 -0.75％)
アマゾン<AMZN> 210.31(-2.93 -1.37％)
アルファベットC<GOOG> 173.98(-2.99 -1.69％)
アルファベットA<GOOGL> 172.66(-3.04 -1.73％)
テスラ<TSLA><TSLA> 314.82(-4.29 -1.34％)
メタ<META><META> 685.50(-7.86 -1.13％)
エヌビディア<NVDA> 143.10(-1.90 -1.31％)
ＡＭＤ<AMD> 116.70(-1.80 -1.52％)
イーライリリー<LLY> 809.00(-3.03 -0.37％)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース