2024年3月5日 15時17分
話題株ピックアップ【夕刊】(2):Uアローズ、力の源HD、ファストリ
■ユナイテッドアローズ <7606> 1,730円 +14 円 (+0.8%) 本日終値
ユナイテッドアローズ<7606>が4日ぶりに反発。4日の取引終了後に発表した2月度の売上概況(速報)で、小売りとネット通販を合わせた既存店売上高が前年同月比14.4%増となり、2カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。気温の上昇とともに春物需要が高まり、メンズ、ウィメンズとも軽衣料全般、春物アウター、シューズ、バッグの動きが目立った。また、うるう年で前年同月に比べて休日が1日多かったことも寄与した。なお、全社売上高は同12.6%増だった。
■力の源ホールディングス <3561> 1,563円 +11 円 (+0.7%) 本日終値
力の源ホールディングス<3561>が4日ぶりに反発。この日発表の2月度の月次業績動向速報で、既存店売上高が前年同月比19.5%増となり、増収基調が継続していることが好感された。昨年7月に一風堂及びRAMEN EXPRESS店舗で価格改定を実施したことに加えて、10月に看板商品をリニューアルしたことなどが貢献した。
■ファーストリテイリング <9983> 44,280円 +110 円 (+0.3%) 本日終値
ファーストリテイリング<9983>が反発。4日の取引終了後に発表した2月度の国内ユニクロ売上速報で、既存店とEコマースを合わせた売上高が前年同月比7.2%増となり、2カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。月の中旬に気温が高くなったことで春夏商品の需要が高まったことに加えて、新商品の販売が好調だったことが寄与した。内訳では客数が同2.6%増、客単価が同4.4%増といずれも上昇した。
■内田洋行 <8057> 7,010円 -950 円 (-11.9%) 本日終値 東証プライム 下落率トップ
内田洋行<8057>が急反落。4日取引終了後に発表した24年7月期上期(23年7月21日~24年1月20日)の連結決算は、売上高が前年同期比13.5%増の1069億100万円、営業利益が同29.0%増の29億8600万円だった。大幅な増収増益となったものの、四半期ベースでみると第2四半期が営業赤字に転落しており、足もとの業績悪を嫌気した売りが先行した。インボイス制度に対応したシステム改修案件が増加したほか、クラウドベースのサブスクリプション型ソフトウェアライセンス契約の好調も継続。教育ICTに関する案件も伸びた。なお、通期の増収増益見通しは据え置いている。
■三洋貿易 <3176> 1,231円 -122 円 (-9.0%) 本日終値 東証プライム 下落率2位
三洋貿易<3176>が急落した。同社は4日、株式の売り出しを決議したと発表しており、需給悪化を警戒した売りを促したようだ。売り出し株式数は228万4100株。上限34万2600株のオーバーアロットメントによる売り出しも予定する。売り出し価格は12日から14日までのいずれかの日に決める。売り出し人は、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>のグループ企業である東銀リースと三井住友フィナンシャルグループ<8316>傘下の三井住友銀行、三井住友トラスト・ホールディングス<8309>傘下の三井住友信託銀行、三菱UFJ銀行、農林中央金庫。
■アダストリア <2685> 3,400円 -30 円 (-0.9%) 本日終値
アダストリア<2685>が続落。4日の取引終了後に発表した2月度の月次売上高で、既存店売上高が前年同月比10.6%増と24カ月連続で前年実績を上回ったものの、サプライズ感がないとして売られたようだ。初旬は気温低下で冬物商品の消化が進んだことに加えて、中旬以降は気温の高い日が多かったことで春物の販売が好調に推移した。また、前年に比べて休日が1日多く、うるう年で営業日数が1日多かったことによるプラスの影響もあった。なお、全店売上高は同10.9%増だった。
■ファンペップ <4881> 175円 +50 円 (+40.0%) ストップ高 本日終値
ファンペップ<4881>はストップ。4日の取引終了後、開発中の花粉症を対象疾患とする抗IgE抗体誘導ペプチド「FPP004X」について、塩野義製薬<4507>との間で資本・業務提携すると発表。これが買い材料視された。FPP004Xは、体内でIgEに対する抗体産生を誘導することにより治療効果を期待するアレルギーワクチン。2025年からの国内での臨床試験開始を目指し、塩野義との協力関係の下で研究開発を推進していく。塩野義は第三者割当増資の引き受けを通じ、ファンペップ株の約1割を握る筆頭株主になる見通し。あわせて、FPP004Xに関して塩野義とオプション契約を締結した。これにより、塩野義はFPP004Xの全世界における独占的研究開発と商業化権を取得するオプション権を獲得する。ファンペップは塩野義から、契約一時金やマイルストーンなどの合計で最大178億円を受け取る。
■文教堂GHD <9978> 46円 +11 円 (+31.4%) 本日終値
文教堂グループホールディングス<9978>や丸善CHIホールディングス<3159>、三洋堂ホールディングス<3058>、トップカルチャー<7640>が動意。経済産業省が書店の振興に取り組む省内横断のプロジェクトチームを設置したことを、この日複数のメディアが報じた。これを受け、書店株に思惑的な物色が向かったようだ。
■日本ラッド <4736> 1,326円 +300 円 (+29.2%) ストップ高 本日終値
日本ラッド<4736>が連日ストップ高。同社はビッグデータ分野に重心を置くシステムインテグレーターで、足もとの業績は絶好調に推移している。4日取引終了後、24年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来見通しの1億5000万円から2億5300万円(前期比2.9倍)に大幅増額、これを材料視する形で投資資金が集中した。主要顧客によるシステム開発需要の一時的急増に加え、IoTインテグレーション分野で組込ライセンス需要の急拡大などが業績を押し上げている。
■ジーデップ・アドバンス <5885> 16,580円 +3,000 円 (+22.1%) ストップ高 本日終値
ジーデップ・アドバンス<5885>がストップ高。2月中旬から動意含みとなり、2月27日にマドを開けての大陽線で上放れたが、足もと買いの勢いが増し大勢2段上げの様相をみせている。同社は人工知能(AI)を開発する企業や研究機関にGPUを搭載したサーバー機器などのハードやソフトウェアの販売を手掛けており、AI関連の一角として注目度が高い。エヌビディア<NVDA>の認定パートナー企業でもあるが、4日取引終了後、生成AI向けで優位性を持つ大規模AI向けGPUカード「NVIDIA H100 NVL 94GB」の受注を開始したことを発表、これが株価を強く刺激する格好となった。
株探ニュース
ユナイテッドアローズ<7606>が4日ぶりに反発。4日の取引終了後に発表した2月度の売上概況(速報)で、小売りとネット通販を合わせた既存店売上高が前年同月比14.4%増となり、2カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。気温の上昇とともに春物需要が高まり、メンズ、ウィメンズとも軽衣料全般、春物アウター、シューズ、バッグの動きが目立った。また、うるう年で前年同月に比べて休日が1日多かったことも寄与した。なお、全社売上高は同12.6%増だった。
■力の源ホールディングス <3561> 1,563円 +11 円 (+0.7%) 本日終値
力の源ホールディングス<3561>が4日ぶりに反発。この日発表の2月度の月次業績動向速報で、既存店売上高が前年同月比19.5%増となり、増収基調が継続していることが好感された。昨年7月に一風堂及びRAMEN EXPRESS店舗で価格改定を実施したことに加えて、10月に看板商品をリニューアルしたことなどが貢献した。
■ファーストリテイリング <9983> 44,280円 +110 円 (+0.3%) 本日終値
ファーストリテイリング<9983>が反発。4日の取引終了後に発表した2月度の国内ユニクロ売上速報で、既存店とEコマースを合わせた売上高が前年同月比7.2%増となり、2カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。月の中旬に気温が高くなったことで春夏商品の需要が高まったことに加えて、新商品の販売が好調だったことが寄与した。内訳では客数が同2.6%増、客単価が同4.4%増といずれも上昇した。
■内田洋行 <8057> 7,010円 -950 円 (-11.9%) 本日終値 東証プライム 下落率トップ
内田洋行<8057>が急反落。4日取引終了後に発表した24年7月期上期(23年7月21日~24年1月20日)の連結決算は、売上高が前年同期比13.5%増の1069億100万円、営業利益が同29.0%増の29億8600万円だった。大幅な増収増益となったものの、四半期ベースでみると第2四半期が営業赤字に転落しており、足もとの業績悪を嫌気した売りが先行した。インボイス制度に対応したシステム改修案件が増加したほか、クラウドベースのサブスクリプション型ソフトウェアライセンス契約の好調も継続。教育ICTに関する案件も伸びた。なお、通期の増収増益見通しは据え置いている。
■三洋貿易 <3176> 1,231円 -122 円 (-9.0%) 本日終値 東証プライム 下落率2位
三洋貿易<3176>が急落した。同社は4日、株式の売り出しを決議したと発表しており、需給悪化を警戒した売りを促したようだ。売り出し株式数は228万4100株。上限34万2600株のオーバーアロットメントによる売り出しも予定する。売り出し価格は12日から14日までのいずれかの日に決める。売り出し人は、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>のグループ企業である東銀リースと三井住友フィナンシャルグループ<8316>傘下の三井住友銀行、三井住友トラスト・ホールディングス<8309>傘下の三井住友信託銀行、三菱UFJ銀行、農林中央金庫。
■アダストリア <2685> 3,400円 -30 円 (-0.9%) 本日終値
アダストリア<2685>が続落。4日の取引終了後に発表した2月度の月次売上高で、既存店売上高が前年同月比10.6%増と24カ月連続で前年実績を上回ったものの、サプライズ感がないとして売られたようだ。初旬は気温低下で冬物商品の消化が進んだことに加えて、中旬以降は気温の高い日が多かったことで春物の販売が好調に推移した。また、前年に比べて休日が1日多く、うるう年で営業日数が1日多かったことによるプラスの影響もあった。なお、全店売上高は同10.9%増だった。
■ファンペップ <4881> 175円 +50 円 (+40.0%) ストップ高 本日終値
ファンペップ<4881>はストップ。4日の取引終了後、開発中の花粉症を対象疾患とする抗IgE抗体誘導ペプチド「FPP004X」について、塩野義製薬<4507>との間で資本・業務提携すると発表。これが買い材料視された。FPP004Xは、体内でIgEに対する抗体産生を誘導することにより治療効果を期待するアレルギーワクチン。2025年からの国内での臨床試験開始を目指し、塩野義との協力関係の下で研究開発を推進していく。塩野義は第三者割当増資の引き受けを通じ、ファンペップ株の約1割を握る筆頭株主になる見通し。あわせて、FPP004Xに関して塩野義とオプション契約を締結した。これにより、塩野義はFPP004Xの全世界における独占的研究開発と商業化権を取得するオプション権を獲得する。ファンペップは塩野義から、契約一時金やマイルストーンなどの合計で最大178億円を受け取る。
■文教堂GHD <9978> 46円 +11 円 (+31.4%) 本日終値
文教堂グループホールディングス<9978>や丸善CHIホールディングス<3159>、三洋堂ホールディングス<3058>、トップカルチャー<7640>が動意。経済産業省が書店の振興に取り組む省内横断のプロジェクトチームを設置したことを、この日複数のメディアが報じた。これを受け、書店株に思惑的な物色が向かったようだ。
■日本ラッド <4736> 1,326円 +300 円 (+29.2%) ストップ高 本日終値
日本ラッド<4736>が連日ストップ高。同社はビッグデータ分野に重心を置くシステムインテグレーターで、足もとの業績は絶好調に推移している。4日取引終了後、24年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来見通しの1億5000万円から2億5300万円(前期比2.9倍)に大幅増額、これを材料視する形で投資資金が集中した。主要顧客によるシステム開発需要の一時的急増に加え、IoTインテグレーション分野で組込ライセンス需要の急拡大などが業績を押し上げている。
■ジーデップ・アドバンス <5885> 16,580円 +3,000 円 (+22.1%) ストップ高 本日終値
ジーデップ・アドバンス<5885>がストップ高。2月中旬から動意含みとなり、2月27日にマドを開けての大陽線で上放れたが、足もと買いの勢いが増し大勢2段上げの様相をみせている。同社は人工知能(AI)を開発する企業や研究機関にGPUを搭載したサーバー機器などのハードやソフトウェアの販売を手掛けており、AI関連の一角として注目度が高い。エヌビディア<NVDA>の認定パートナー企業でもあるが、4日取引終了後、生成AI向けで優位性を持つ大規模AI向けGPUカード「NVIDIA H100 NVL 94GB」の受注を開始したことを発表、これが株価を強く刺激する格好となった。
株探ニュース