2023年11月22日 18時59分
株価指数先物【引け後】 +1σからの切り返しで+2σを意識したセンチメントへ
日経225先物 33440 +90 (+0.26%)
TOPIX先物 2376.0 +10.5 (+0.44%)
日経225先物(12月限)は前日比90円高の3万3440円で取引を終了。寄り付きは3万3120円とシカゴ日経平均先物清算値(3万3200円)を下回り、売り優勢で始まった。ただし、寄り付き直後に付けた3万3110円を安値に切り返し、現物の寄り付き直後にはプラスに転じた。買い一巡後は3万3400円処で売り買いが交錯する場面も見られたが、前場中盤にレンジを上放れると3万3600円まで上げ幅を広げた。その後、3万3600円が心理的な抵抗となり、後場は3万3440円~3万3530円辺りでの保ち合いを継続した。
日経225先物は、エヌビディア<NVDA>の決算を受けた時間外取引での弱い値動きが影響した、アドバンテスト <6857> [東証P]や東京エレクトロン <8035> [東証P]など半導体株の下げが重荷となり、売りが先行する格好となった。ただし、ボリンジャーバンドの+1σまでの調整を見せた後は、押し目待ち狙いの動きが強まった格好である。祝日を前に市場参加者は限られており、後場は持ち高調整により上げ幅を縮めたものの、底堅い値動きだった。
グローベックスのナスダック100先物は0.2%ほどの下落で推移しており、エヌビディアの下落影響は限られそうである。もともと米国政府による同社のAI半導体の対中輸出規制の影響が警戒視されていたこともあり、過剰にネガティブ視されることはなさそうである。売りが先行したとしても、その後の底堅さがみられるようだと、値がさハイテク株の買い戻しに向かわせる可能性はありそうだ。
また、配当再投資に伴う資金流入が意識されており、バリュー株物色も見られている。米国でサンクスギビングデー(感謝祭)から年末商戦が本格化するなか、ブラックフライデーやサイバーマンデーで好調な売れ行きが示されるようだと、年末高を意識したセンチメントが強まりやすい。
日経225先物のボリンジャーバンドは+1σが3万3180円、+2σは3万4190円まで上昇してきた。+1σまでの調整で過熱感は後退しており、+2σをターゲットとしたトレンド形成が期待される。+2σ接近となれば再び過熱感が警戒されてくるものの、節目の3万4000円を回復したとしても過熱感は強まらないため、ショートカバーによってオーバーシュート気味の上昇も想定しておいた方が良さそうだ。そのため、短期的としてもショートからのエントリーは、避けておきたいところである。
なお、NT倍率は先物中心限月で14.07倍に低下した。朝方に一時14.03倍まで下げ、支持線として意識される200日移動平均線を下回る場面も見られたが、その後は同線を上回って推移していた。週足では52週線が支持線として機能する一方で、14.09倍辺りで推移する26週線に上値を抑えられている。26週線を明確に上放れてくると、NTロングによるスプレッドを狙った動きが入りやすくなりそうだ。
手口面(立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が2万2210枚、ソシエテジェネラル証券が1万4615枚、サスケハナ・ホンコンが4978枚、SBI証券が2311枚、バークレイズ証券が1980枚、モルガンMUFG証券が1427枚、JPモルガン証券が1352枚、日産証券が1334枚、楽天証券が951枚、野村証券が948枚だった。
TOPIX先物は、ABNクリアリン証券が2万5544枚、ソシエテジェネラル証券が1万5564枚、JPモルガン証券が4486枚、バークレイズ証券が3791枚、サスケハナ・ホンコンが3613枚、ゴールドマン証券が2802枚、日産証券が2615枚、モルガンMUFG証券が2357枚、ビーオブエー証券が1546枚、野村証券が786枚だった。
株探ニュース
TOPIX先物 2376.0 +10.5 (+0.44%)
日経225先物(12月限)は前日比90円高の3万3440円で取引を終了。寄り付きは3万3120円とシカゴ日経平均先物清算値(3万3200円)を下回り、売り優勢で始まった。ただし、寄り付き直後に付けた3万3110円を安値に切り返し、現物の寄り付き直後にはプラスに転じた。買い一巡後は3万3400円処で売り買いが交錯する場面も見られたが、前場中盤にレンジを上放れると3万3600円まで上げ幅を広げた。その後、3万3600円が心理的な抵抗となり、後場は3万3440円~3万3530円辺りでの保ち合いを継続した。
日経225先物は、エヌビディア<NVDA>の決算を受けた時間外取引での弱い値動きが影響した、アドバンテスト <6857> [東証P]や東京エレクトロン <8035> [東証P]など半導体株の下げが重荷となり、売りが先行する格好となった。ただし、ボリンジャーバンドの+1σまでの調整を見せた後は、押し目待ち狙いの動きが強まった格好である。祝日を前に市場参加者は限られており、後場は持ち高調整により上げ幅を縮めたものの、底堅い値動きだった。
グローベックスのナスダック100先物は0.2%ほどの下落で推移しており、エヌビディアの下落影響は限られそうである。もともと米国政府による同社のAI半導体の対中輸出規制の影響が警戒視されていたこともあり、過剰にネガティブ視されることはなさそうである。売りが先行したとしても、その後の底堅さがみられるようだと、値がさハイテク株の買い戻しに向かわせる可能性はありそうだ。
また、配当再投資に伴う資金流入が意識されており、バリュー株物色も見られている。米国でサンクスギビングデー(感謝祭)から年末商戦が本格化するなか、ブラックフライデーやサイバーマンデーで好調な売れ行きが示されるようだと、年末高を意識したセンチメントが強まりやすい。
日経225先物のボリンジャーバンドは+1σが3万3180円、+2σは3万4190円まで上昇してきた。+1σまでの調整で過熱感は後退しており、+2σをターゲットとしたトレンド形成が期待される。+2σ接近となれば再び過熱感が警戒されてくるものの、節目の3万4000円を回復したとしても過熱感は強まらないため、ショートカバーによってオーバーシュート気味の上昇も想定しておいた方が良さそうだ。そのため、短期的としてもショートからのエントリーは、避けておきたいところである。
なお、NT倍率は先物中心限月で14.07倍に低下した。朝方に一時14.03倍まで下げ、支持線として意識される200日移動平均線を下回る場面も見られたが、その後は同線を上回って推移していた。週足では52週線が支持線として機能する一方で、14.09倍辺りで推移する26週線に上値を抑えられている。26週線を明確に上放れてくると、NTロングによるスプレッドを狙った動きが入りやすくなりそうだ。
手口面(立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が2万2210枚、ソシエテジェネラル証券が1万4615枚、サスケハナ・ホンコンが4978枚、SBI証券が2311枚、バークレイズ証券が1980枚、モルガンMUFG証券が1427枚、JPモルガン証券が1352枚、日産証券が1334枚、楽天証券が951枚、野村証券が948枚だった。
TOPIX先物は、ABNクリアリン証券が2万5544枚、ソシエテジェネラル証券が1万5564枚、JPモルガン証券が4486枚、バークレイズ証券が3791枚、サスケハナ・ホンコンが3613枚、ゴールドマン証券が2802枚、日産証券が2615枚、モルガンMUFG証券が2357枚、ビーオブエー証券が1546枚、野村証券が786枚だった。
株探ニュース