2023年10月25日 11時39分
話題株ピックアップ【昼刊】:野村マイクロ、ラクス、日本マイクロ
■野村マイクロ <6254> 6,920円 +1,000 円 (+16.9%) ストップ高 11:30現在 東証プライム 上昇率トップ
野村マイクロ・サイエンス<6254>は急騰。24日の取引終了後に24年3月期業績予想の上方修正を発表。売上高を580億円から720億円(前期比45.2%増)へ、営業利益を70億円から96億5000万円(同47.3%増)へ大幅に引き上げており、これを好感した買いが膨らんでいる。水処理装置やメンテナンスの受注が堅調だったことや、受注済み案件の工事が想定以上に進捗したことが寄与する。
■ラクス <3923> 1,859円 +92.5 円 (+5.2%) 11:30現在
ラクス<3923>が大幅続伸している。24日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(4~9月)連結業績について、売上高が従来予想の174億8500万円から176億6200万円(前年同期比38.7%増)へ、営業利益が13億5500万円から17億1800万円(同2.5倍)へ、純利益が8億7800万円から12億800万円(同2.9倍)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感されている。クラウド事業の主力サービスである「楽楽精算」「楽楽明細」の新規受注が好調だったことに加えて、人件費、広告宣伝費、外注費など各種費用が想定を下回ったことが要因としている。
■日本マイクロニクス <6871> 2,432円 +85 円 (+3.6%) 11:30現在
日本マイクロニクス<6871>が足もとで再び上値指向を強めてきた。一時96円高と値を飛ばし2443円まで上値を伸ばした。同社は半導体ウエハーの検査工程で使われるプローブカードで世界上位の商品シェアを確保しており、半導体メモリー市況の低迷が続くなかも来期以降の業績回復を見込んだ実需買いが観測される。10月半ば以降、半導体関連株が総じて軟調な値動きを続けるなかにあって、同社株は今月19日に2470円の年初来高値を形成するなど強さを際立たせた。しかもこれは2014年11月以来約9年ぶりの高値となっている。三井住友トラスト・アセットマネジメントが共同保有で5%超の大株主に浮上するなど、機関投資家の買いニーズも注目される。
■雪印メグミルク <2270> 2,322円 +77 円 (+3.4%) 11:30現在
雪印メグミルク<2270>が大幅反発している。24日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想について、営業利益を140億円から182億円(前期比39.4%増)へ、純利益を95億円から122億円(同33.6%増)へ上方修正したことが好感されている。売上高は6160億円(同5.4%増)の従来見通しを据え置いたものの、前年来実施している価格改定が着実に浸透していることによる販売単価差のプラス効果に加え、エネルギーをはじめとするコストの上昇幅が想定したレベルを下回っていることが利益を押し上げる。
■北洋銀行 <8524> 375円 +10 円 (+2.7%) 11:30現在
北洋銀行<8524>が反発した。24日の取引終了後、24年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結業績に関し、純利益が従来の予想の50億円から66億円(前年同期比12.1%減)に上振れして着地したようだと発表し、好感されたようだ。経常収益は650億円(同1.1%増)と、計画の628億円を上回る格好となった。想定以上に経費が減少した。通期の業績予想については、経済動向などの見通しを見極めたうえで、11月13日に予定する第2四半期決算発表時に改めて公表するという。
■川崎汽船 <9107> 5,118円 +115 円 (+2.3%) 11:30現在
川崎汽船<9107>が商いを膨らませ大きく反発。売買代金は東証プライム上位3傑に食い込んでいる。また、日本郵船<9101>、商船三井<9104>など海運大手に買いが優勢となっている。いずれも75日移動平均線がサポートラインとして意識され、リバウンド狙いの買いを誘導している。鉄鉱石や石炭、穀物などを運ぶばら積み船市況の総合的な値動きを表すバルチック海運指数は直近では軟化しているものの、23日現在で2000大台をキープしており、1000近辺で推移していた7月下旬からほぼ倍化した。コンテナ船需要の停滞が続いている一方で、ばら積み船運賃は回復傾向にあり、ドル建て決済の海運セクターにとって足もと為替市場での円安も追い風となっている。低PBR、高配当利回りのバリュー株を買い直す動きがみられるなか、調整十分の海運株は押し目買い対象として有力視されているようだ。
■信越化学工業 <4063> 4,359円 +93 円 (+2.2%) 11:30現在
信越化学工業<4063>は続伸している。24日の取引終了後、24年1月11日付で自社株2243万1200株(発行済み株数の1.11%)を消却すると発表しており、好材料視されている。
■三菱UFJ <8306> 1,239.5円 +24 円 (+2.0%) 11:30現在
三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>、みずほフィナンシャルグループ<8411>などメガバンクはやや買い優勢も、前日終値近辺で上値の重い展開。米長期金利が足もとで上昇一服となっており、前日は10年債利回りが4.82%台まで低下し、米国の大手金融株には風向きが悪くなっている。一方、国内でも10年債利回りが0.8%台でもみ合っており、ひと頃の金利上昇を手掛かり材料とする買いは足もとでは沈静化している。ただ、メガバンクは前週後半から下値模索の動きにあったことで値ごろ感も生じており、中期的には国内金利の上昇が想定されることで押し目買いを誘っている。
■三櫻工業 <6584> 883円 +15 円 (+1.7%) 11:30現在
三櫻工業<6584>が続伸している。24日の取引終了後、主力製品の一つであるブレーキ配管が、超小型EV技術研究組合(METAx)が開発する超小型EVコンセプトカーに採用されたと発表しており、好材料視されている。超小型EV技術研究組合は、「車両の電動化」に加え、「ラストワンマイルの配送やデリバリーサービスにおける新たなソリューション」となる超小型EVの開発を目的に経済産業省の認可を受け設立。超小型EVコンセプトカーのマイクロ・ユーテリティ・ビークル(MUV)を開発しており、試作車の企画・設計・製作・評価・実証実験を行ったうえで、26年頃の量産開始を目指しているという。なお、MUVは10月26日から11月5日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される「ジャパンモビリティーショー 2023」のトノックス及びヴァレオジャパンのブースで展示されるという。
■INPEX <1605> 2,193円 +23 円 (+1.1%) 11:30現在
INPEX<1605>や石油資源開発<1662>は3日ぶりに反発。前日の原油安を受け、朝方は値を下げてスタートしたが下値には値頃感からの買いが入り、株価はプラス圏に切り返した。24日の原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の12月限が前日比1.75ドル安の1バレル=83.74ドルに下落した。イスラエルがガザ地区への地上侵攻を数日間遅らせようとしている、との報道が伝わった。人質の解放に向けた交渉時間を確保することが要因とみられている。中東情勢への警戒感がいったん後退する格好となり原油価格は下落している。
■ブロードリーフ <3673> 521円 +4 円 (+0.8%) 11:30現在
ブロードリーフ<3673>がしっかり。午前10時ごろ、クラウド型自動車リサイクル部品流通支援システム「Partsman.c Recycle+(パーツマンドットシー・リサイクルプラス)」の提供を開始したと発表しており、好材料視されている。「Partsman.c Recycle+」は、自動車リサイクル事業者の業務支援に特化したクラウドサービスで、仕入れから受発注、請求業務、在庫管理まで一連の業務効率化に加え、全国の自動車整備業などへの販路拡大が可能になるシステム。使用済み自動車から使用できる部品・用品(オーディオ機器など内装部分で使用される部品も含む)をリサイクル部品として再利用することは、環境負荷が高いといわれるモビリティー業界で必要性が高まっており、自動車リサイクル事業者のDX化の支援に加えて、リサイクル部品の利用促進に貢献するとしている。
■理想科学工業 <6413> 2,328円 +16 円 (+0.7%) 11:30現在
理想科学工業<6413>が反発している。24日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(4~9月)連結業績について、売上高が従来予想の338億円から348億円(前年同期比0.7%減)へ、営業利益が15億円から18億円(同24.8%減)へ、純利益が13億円から18億円(同10.0%減)へ上振れて着地したようだと発表しており、好材料視されている。為替の影響で売上高・利益が上振れたとしている。
■レーザーテック <6920> 25,890円 +140 円 (+0.5%) 11:30現在
レーザーテック<6920>が押し目買い優勢となり5日ぶり反発、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>など半導体製造装置メーカーは強弱観対立のなかも買いが先行している。米国株市場ではここ軟調だったエヌビディア<NVDA>の株価動向に関心が集まっているが、前日は続伸となり目先の株価下放れリスクが後退している。フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も6日ぶりに反発し、東京市場でも半導体関連セクターへの押し目買いが誘導されやすいタイミングとなっている。特に連日大商いを続け、個人投資家が信用枠を活用して積極的な買いを入れているレーザーテクの動向は同関連のムードメーカーとしても注目度が高い。
■KOA <6999> 1,486円 -141 円 (-8.7%) 11:30現在 東証プライム 下落率トップ
KOA<6999>が急落し、年初来安値を更新した。24日の取引終了後、24年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を下方修正した。最終利益の見通しを56億円から22億円(前期比70.1%減)に引き下げており、嫌気されたようだ。売上高の見通しは719億円から651億円(同13.3%減)に修正した。産業機器や民生機器市場を中心に日本・北米・中国などで顧客の在庫調整が継続し、需要の回復は来期以降にずれ込む見通しとなった。9月中間期の売上高は前年同期比11.7%減の335億2600万円、最終利益は同66.3%減の15億2200万円だった。
■霞ヶ関キャピタル <3498> 8,330円 -400 円 (-4.6%) 11:30現在 東証プライム 下落率2位
霞ヶ関キャピタル<3498>が3日続落している。24日の取引終了後、24年8月期の配当予想を期末一括120円から170円(前期60円)へ増額修正したが、株価は10月に入り急上昇していただけに、利益確定売りが優勢のようだ。10月6日付で東証グロースから東証プライムへ市場変更したのを記念して、上場記念配当50円を実施する。
■ベイシス <4068> 1,763円 +300 円 (+20.5%) ストップ高 11:30現在
ベイシス<4068>がストップ高の1763円に買われている。24日の取引終了後に中期経営計画を発表。最終年度である26年6月期に売上高96億1200万円(24年6月期予想65億4900万円)、EBITDA7億5300万円(同1億8900万円)を目指すとしたことから、意欲的な中計との評価から買われているようだ。祖業であるモバイルエンジニアリングサービス以外の柱を創り、育てる期間と位置づけ、IoT分野及びITインフラ分野への事業拡大やM&A実施を進めるとしている。
■アクアライン <6173> 575円 +80 円 (+16.2%) ストップ高買い気配 11:30現在
アクアライン<6173>がカイ気配。24日の取引終了後、クシム<2345>の連結子会社で投融資事業を手掛けるクシムインサイトと、アクアラインの同業で水回りサービスを展開するイースマイル(大阪市中央区)を割当先とする第三者割当増資を実施し、手取り概算で約3億3000万円を調達すると発表した。イースマイルとは資本・業務提携契約も締結する。財務体質の改善と、イースマイルとの協業による業績回復を期待した買いが集まったようだ。調達した資金は2024年2月までに、運転資金などに充当する予定。第三者割当増資後、クシムインサイトの持ち株比率は18.90%、イースマイルは0.88%となる。
●ストップ高銘柄
マリオン <3494> 1,750円 +300 円 (+20.7%) ストップ高 11:30現在
東京機械製作所 <6335> 516円 +80 円 (+18.4%) ストップ高 11:30現在
など、5銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース
野村マイクロ・サイエンス<6254>は急騰。24日の取引終了後に24年3月期業績予想の上方修正を発表。売上高を580億円から720億円(前期比45.2%増)へ、営業利益を70億円から96億5000万円(同47.3%増)へ大幅に引き上げており、これを好感した買いが膨らんでいる。水処理装置やメンテナンスの受注が堅調だったことや、受注済み案件の工事が想定以上に進捗したことが寄与する。
■ラクス <3923> 1,859円 +92.5 円 (+5.2%) 11:30現在
ラクス<3923>が大幅続伸している。24日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(4~9月)連結業績について、売上高が従来予想の174億8500万円から176億6200万円(前年同期比38.7%増)へ、営業利益が13億5500万円から17億1800万円(同2.5倍)へ、純利益が8億7800万円から12億800万円(同2.9倍)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感されている。クラウド事業の主力サービスである「楽楽精算」「楽楽明細」の新規受注が好調だったことに加えて、人件費、広告宣伝費、外注費など各種費用が想定を下回ったことが要因としている。
■日本マイクロニクス <6871> 2,432円 +85 円 (+3.6%) 11:30現在
日本マイクロニクス<6871>が足もとで再び上値指向を強めてきた。一時96円高と値を飛ばし2443円まで上値を伸ばした。同社は半導体ウエハーの検査工程で使われるプローブカードで世界上位の商品シェアを確保しており、半導体メモリー市況の低迷が続くなかも来期以降の業績回復を見込んだ実需買いが観測される。10月半ば以降、半導体関連株が総じて軟調な値動きを続けるなかにあって、同社株は今月19日に2470円の年初来高値を形成するなど強さを際立たせた。しかもこれは2014年11月以来約9年ぶりの高値となっている。三井住友トラスト・アセットマネジメントが共同保有で5%超の大株主に浮上するなど、機関投資家の買いニーズも注目される。
■雪印メグミルク <2270> 2,322円 +77 円 (+3.4%) 11:30現在
雪印メグミルク<2270>が大幅反発している。24日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想について、営業利益を140億円から182億円(前期比39.4%増)へ、純利益を95億円から122億円(同33.6%増)へ上方修正したことが好感されている。売上高は6160億円(同5.4%増)の従来見通しを据え置いたものの、前年来実施している価格改定が着実に浸透していることによる販売単価差のプラス効果に加え、エネルギーをはじめとするコストの上昇幅が想定したレベルを下回っていることが利益を押し上げる。
■北洋銀行 <8524> 375円 +10 円 (+2.7%) 11:30現在
北洋銀行<8524>が反発した。24日の取引終了後、24年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結業績に関し、純利益が従来の予想の50億円から66億円(前年同期比12.1%減)に上振れして着地したようだと発表し、好感されたようだ。経常収益は650億円(同1.1%増)と、計画の628億円を上回る格好となった。想定以上に経費が減少した。通期の業績予想については、経済動向などの見通しを見極めたうえで、11月13日に予定する第2四半期決算発表時に改めて公表するという。
■川崎汽船 <9107> 5,118円 +115 円 (+2.3%) 11:30現在
川崎汽船<9107>が商いを膨らませ大きく反発。売買代金は東証プライム上位3傑に食い込んでいる。また、日本郵船<9101>、商船三井<9104>など海運大手に買いが優勢となっている。いずれも75日移動平均線がサポートラインとして意識され、リバウンド狙いの買いを誘導している。鉄鉱石や石炭、穀物などを運ぶばら積み船市況の総合的な値動きを表すバルチック海運指数は直近では軟化しているものの、23日現在で2000大台をキープしており、1000近辺で推移していた7月下旬からほぼ倍化した。コンテナ船需要の停滞が続いている一方で、ばら積み船運賃は回復傾向にあり、ドル建て決済の海運セクターにとって足もと為替市場での円安も追い風となっている。低PBR、高配当利回りのバリュー株を買い直す動きがみられるなか、調整十分の海運株は押し目買い対象として有力視されているようだ。
■信越化学工業 <4063> 4,359円 +93 円 (+2.2%) 11:30現在
信越化学工業<4063>は続伸している。24日の取引終了後、24年1月11日付で自社株2243万1200株(発行済み株数の1.11%)を消却すると発表しており、好材料視されている。
■三菱UFJ <8306> 1,239.5円 +24 円 (+2.0%) 11:30現在
三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>、みずほフィナンシャルグループ<8411>などメガバンクはやや買い優勢も、前日終値近辺で上値の重い展開。米長期金利が足もとで上昇一服となっており、前日は10年債利回りが4.82%台まで低下し、米国の大手金融株には風向きが悪くなっている。一方、国内でも10年債利回りが0.8%台でもみ合っており、ひと頃の金利上昇を手掛かり材料とする買いは足もとでは沈静化している。ただ、メガバンクは前週後半から下値模索の動きにあったことで値ごろ感も生じており、中期的には国内金利の上昇が想定されることで押し目買いを誘っている。
■三櫻工業 <6584> 883円 +15 円 (+1.7%) 11:30現在
三櫻工業<6584>が続伸している。24日の取引終了後、主力製品の一つであるブレーキ配管が、超小型EV技術研究組合(METAx)が開発する超小型EVコンセプトカーに採用されたと発表しており、好材料視されている。超小型EV技術研究組合は、「車両の電動化」に加え、「ラストワンマイルの配送やデリバリーサービスにおける新たなソリューション」となる超小型EVの開発を目的に経済産業省の認可を受け設立。超小型EVコンセプトカーのマイクロ・ユーテリティ・ビークル(MUV)を開発しており、試作車の企画・設計・製作・評価・実証実験を行ったうえで、26年頃の量産開始を目指しているという。なお、MUVは10月26日から11月5日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される「ジャパンモビリティーショー 2023」のトノックス及びヴァレオジャパンのブースで展示されるという。
■INPEX <1605> 2,193円 +23 円 (+1.1%) 11:30現在
INPEX<1605>や石油資源開発<1662>は3日ぶりに反発。前日の原油安を受け、朝方は値を下げてスタートしたが下値には値頃感からの買いが入り、株価はプラス圏に切り返した。24日の原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の12月限が前日比1.75ドル安の1バレル=83.74ドルに下落した。イスラエルがガザ地区への地上侵攻を数日間遅らせようとしている、との報道が伝わった。人質の解放に向けた交渉時間を確保することが要因とみられている。中東情勢への警戒感がいったん後退する格好となり原油価格は下落している。
■ブロードリーフ <3673> 521円 +4 円 (+0.8%) 11:30現在
ブロードリーフ<3673>がしっかり。午前10時ごろ、クラウド型自動車リサイクル部品流通支援システム「Partsman.c Recycle+(パーツマンドットシー・リサイクルプラス)」の提供を開始したと発表しており、好材料視されている。「Partsman.c Recycle+」は、自動車リサイクル事業者の業務支援に特化したクラウドサービスで、仕入れから受発注、請求業務、在庫管理まで一連の業務効率化に加え、全国の自動車整備業などへの販路拡大が可能になるシステム。使用済み自動車から使用できる部品・用品(オーディオ機器など内装部分で使用される部品も含む)をリサイクル部品として再利用することは、環境負荷が高いといわれるモビリティー業界で必要性が高まっており、自動車リサイクル事業者のDX化の支援に加えて、リサイクル部品の利用促進に貢献するとしている。
■理想科学工業 <6413> 2,328円 +16 円 (+0.7%) 11:30現在
理想科学工業<6413>が反発している。24日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(4~9月)連結業績について、売上高が従来予想の338億円から348億円(前年同期比0.7%減)へ、営業利益が15億円から18億円(同24.8%減)へ、純利益が13億円から18億円(同10.0%減)へ上振れて着地したようだと発表しており、好材料視されている。為替の影響で売上高・利益が上振れたとしている。
■レーザーテック <6920> 25,890円 +140 円 (+0.5%) 11:30現在
レーザーテック<6920>が押し目買い優勢となり5日ぶり反発、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>など半導体製造装置メーカーは強弱観対立のなかも買いが先行している。米国株市場ではここ軟調だったエヌビディア<NVDA>の株価動向に関心が集まっているが、前日は続伸となり目先の株価下放れリスクが後退している。フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も6日ぶりに反発し、東京市場でも半導体関連セクターへの押し目買いが誘導されやすいタイミングとなっている。特に連日大商いを続け、個人投資家が信用枠を活用して積極的な買いを入れているレーザーテクの動向は同関連のムードメーカーとしても注目度が高い。
■KOA <6999> 1,486円 -141 円 (-8.7%) 11:30現在 東証プライム 下落率トップ
KOA<6999>が急落し、年初来安値を更新した。24日の取引終了後、24年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を下方修正した。最終利益の見通しを56億円から22億円(前期比70.1%減)に引き下げており、嫌気されたようだ。売上高の見通しは719億円から651億円(同13.3%減)に修正した。産業機器や民生機器市場を中心に日本・北米・中国などで顧客の在庫調整が継続し、需要の回復は来期以降にずれ込む見通しとなった。9月中間期の売上高は前年同期比11.7%減の335億2600万円、最終利益は同66.3%減の15億2200万円だった。
■霞ヶ関キャピタル <3498> 8,330円 -400 円 (-4.6%) 11:30現在 東証プライム 下落率2位
霞ヶ関キャピタル<3498>が3日続落している。24日の取引終了後、24年8月期の配当予想を期末一括120円から170円(前期60円)へ増額修正したが、株価は10月に入り急上昇していただけに、利益確定売りが優勢のようだ。10月6日付で東証グロースから東証プライムへ市場変更したのを記念して、上場記念配当50円を実施する。
■ベイシス <4068> 1,763円 +300 円 (+20.5%) ストップ高 11:30現在
ベイシス<4068>がストップ高の1763円に買われている。24日の取引終了後に中期経営計画を発表。最終年度である26年6月期に売上高96億1200万円(24年6月期予想65億4900万円)、EBITDA7億5300万円(同1億8900万円)を目指すとしたことから、意欲的な中計との評価から買われているようだ。祖業であるモバイルエンジニアリングサービス以外の柱を創り、育てる期間と位置づけ、IoT分野及びITインフラ分野への事業拡大やM&A実施を進めるとしている。
■アクアライン <6173> 575円 +80 円 (+16.2%) ストップ高買い気配 11:30現在
アクアライン<6173>がカイ気配。24日の取引終了後、クシム<2345>の連結子会社で投融資事業を手掛けるクシムインサイトと、アクアラインの同業で水回りサービスを展開するイースマイル(大阪市中央区)を割当先とする第三者割当増資を実施し、手取り概算で約3億3000万円を調達すると発表した。イースマイルとは資本・業務提携契約も締結する。財務体質の改善と、イースマイルとの協業による業績回復を期待した買いが集まったようだ。調達した資金は2024年2月までに、運転資金などに充当する予定。第三者割当増資後、クシムインサイトの持ち株比率は18.90%、イースマイルは0.88%となる。
●ストップ高銘柄
マリオン <3494> 1,750円 +300 円 (+20.7%) ストップ高 11:30現在
東京機械製作所 <6335> 516円 +80 円 (+18.4%) ストップ高 11:30現在
など、5銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース