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    2026年10月14日 8時17分

    株価指数先物【寄り前】 自律反発の域を脱せず、戻り待ちのショート対応か

    大阪12月限ナイトセッション
    日経225先物 68100 +140 (+0.20%)
    TOPIX先物 4129.0 +7.5 (+0.18%)
    シカゴ日経平均先物 68205 +245
    (注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

     13日の米国市場はNYダウ、 S&P500、ナスダックの主要株価指数がそろって下落。四半期決算を発表したジョンソン・エンド・ジョンソン<JNJ>は、医療機器部門の売上高が市場予想に届かなかったことが嫌気され、NYダウの重荷となった。予想を上回る決算を発表したゴールドマン・サックス・グループ<GS>は朝方こそ買いが先行したものの、その後は利益確定売りに押されて軟化。前日に中国のDRAM大手CXMTとの競争激化が警戒されて下げが目立っていたマイクロン・テクノロジー<MU>やサンディスク<SNDK>など、メモリー関連株を中心に売りが継続した。

     NYダウ構成銘柄ではセールスフォース<CRM>、ビザ<V>、IBM<IBM>、シェブロン<CVX>、シャーウィン・ウィリアムズ<SHW>が買われた。半面、ジョンソン・エンド・ジョンソンのほか、キャタピラー<CAT>、メルク<MRK>、ボーイング<BA>、アムジェン<AMGN>が軟調。NYダウ構成銘柄ではないが、マイクロン・テクノロジーのほか、アプライド・マテリアルズ<AMAT>、ラム・リサーチ<LRCX>などの下げが重荷となり、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は小幅ながら5日続落した。

     シカゴ日経平均先物(円建て)の清算値は大阪比245円高の6万8205円だった。13日取引終了後の日経225先物(12月限)のナイトセッションは、日中比110円高の6万8070円で始まった。買い一巡後はショート優勢の流れから6万7770円とマイナス圏に転じる場面もみられた。ただ、米国市場の取引開始直前にはプラス圏を回復し、6万8270円まで買われた。その後は6万8000円~6万8270円辺りで保ち合いを継続し、日中比140円高の6万8100円で取引を終えた。

     日経225先物はシカゴ日経平均先物の清算値にサヤ寄せする形で、やや買い先行で始まりそうだ。もっとも、前日に1510円下落したことに対する自律反発の域は脱しないだろう。ボリンジャーバンドの+1σ(6万8850円)と中心値となる25日移動平均線(6万6560円)とのレンジが意識されるなか、まずは6万8000円水準での底固めを試す展開になりそうだ。

     週足の+1σ(6万8070円)を上回って推移するようであれば、+2σ(6万9960円)とのゾーンでの推移が意識され、次第に押し目買いを狙うロングが入りやすくなろう。とはいえ、今後本格化する日米企業の決算内容を見極めたいところであり、積極的にポジションを傾ける動きにはなりにくいだろう。

     また、日経225先物は自律反発が意識されるものの、アドバンテスト<6857>[東証P]や東京エレクトロン<8035>[東証P]、キオクシアホールディングス<285A>[東証P]、ソフトバンクグループ<9984>[東証P]など、指数インパクトの大きい半導体・AI(人工知能)関連株の底入れが確認できるまでは、戻り待ちのショートが強まりそうである。さらに、イエメンの親イラン武装組織フーシ派が、サウジアラビアの国有石油会社サウジアラムコの本社施設を攻撃したと報じられており、地政学リスクへの警戒からもショートに振れやすいとみられる。

     13日の米VIX指数は、15.27(12日は15.21)に上昇した。一時15.61まで上昇する場面もみられたが、25日線(15.74)を下回って推移しており、現時点ではリスク回避姿勢の強まりは限定的とみられる。ただ、足もとでは15.00~16.00のレンジで膠着感が強まっており、25日線や75日線(15.97)を明確に上抜けてくると、上昇バイアスが強まる可能性はありそうだ。

     13日のNT倍率は、先物中心限月で16.48倍(9日は16.85倍)に低下した。指数インパクトの大きい値がさハイテク株の下げが日経平均型の重荷となる一方で、東証プライムの値上がり銘柄数が全体の7割を超えるなど、TOPIX型にシフトする形でリバランスが入ったようだ。一時16.42倍と75日線(16.40倍)水準まで低下したが、同線を再び割り込むようであれば、NTショートに振れやすくなろう。

    株探ニュース