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    2026年10月1日 15時42分

    話題株ピックアップ【夕刊】(1):PHCHD、メック、キオクシア

    ■PHCホールディングス <6523>  1,684円  +254 円 (+17.8%)  本日終値  東証プライム 上昇率トップ
     PHCホールディングス<6523>が3日ぶり急反発。同社は1日の寄り前、東邦ホールディングス<8129>がPHCHDの買収を検討していると、米ブルームバーグ通信が9月30日に報じたことを受け、コメントを開示した。PHCHDは企業価値向上のための選択肢の一つとして、「法的拘束力のない初期的な提案を受領していることは事実」だと明らかにした。PHCHDに対してはTOB(株式公開買い付け)などを巡る思惑が広がり、投資マネーが流入する形となった。報道によると買収額は2000億円を超える見通し。PHCHDは現時点で決定している事実はなく、今後開示すべき事項を決定した場合は速やかに公表するとしている。

    ■メック <4971>  7,140円  +380 円 (+5.6%)  本日終値
     メック<4971>は高い。9月30日の取引終了後、26年12月に稼働する予定である北九州工場(北九州市若松区)について、生産能力増強に向けた追加の設備投資を約20億円規模で実施すると発表した。半導体パッケージ基板関連製品の需要拡大に対応するとしており、材料視した買いが集まった。今回追加投資を発表した設備の稼働開始時期は2028年度を予定している。

    ■キオクシア <285A>  19,100円  +1,005 円 (+5.6%)  本日終値
     キオクシアホールディングス<285A>やアドバンテスト<6857>、東京エレクトロン<8035>など半導体関連株が総じて堅調に推移。米マイクロン・テクノロジー<MU>が米国時間9月30日引け後に発表した26年6~8月期(第4四半期)の決算は、大幅な増収増益となり、9~11月期の売上高、1株利益の見通しは市場予想を上回った。時間外取引でのマイクロン株は一進一退の動きとなっているものの、同社が好決算を示したことを受け、AIデータセンター関連での需要の強さが改めて意識されるようになり、東京市場において半導体関連株への選好姿勢が強まることとなった。レーザーテック<6920>やディスコ<6146>なども買われている。

    ■ラサ工業 <4022>  2,090円  +105 円 (+5.3%)  本日終値
     ラサ工業<4022>が3日続伸。9月30日の取引終了後に、台湾に半導体用高純度リン酸を製造する新工場を建設すると発表したことが好感された。生成AIやデータセンターの拡大を背景に、世界的な半導体市場は更なる需要の拡大が見込まれており、世界有数の半導体生産拠点である台湾においても高純度リン酸の増産ニーズが一段と強まっていることから、将来にわたる需要拡大に対応できる供給体制を構築する。投資額は約188億円で、28年度の竣工を予定している。なお、同件による27年3月期業績への影響は軽微としている。

    ■月島ホールディングス <6332>  2,686円  +85 円 (+3.3%)  本日終値
     月島ホールディングス<6332>は続伸。三菱化工機<6331>と9月30日の取引終了後、株式交換による経営統合を実施すると発表した。経営統合の過程で、2027年4月1日を効力発生日として化工機を完全親会社、月島HDを完全子会社とする株式交換を実施。月島HD1株に対して化工機0.88株を割り当て交付するとしており、この株式交換比率を意識した値動きとなった。両社の技術力・顧客基盤、事業のノウハウなどを最大限活用することで、強固な事業基盤の構築と更なる企業価値の向上を実現。シナジーを最大化し、36年3月期にグループの売上高3500億円(27年3月期の見通しは2300億円)、営業利益300億円以上(同200億円)を達成することを目指す。月島HDは27年3月30日付で上場廃止となる見込み。その後、化工機は共同持ち株会社の三菱月島化工機ホールディングスとなり、7月1日をメドに傘下に両グループの産業機械事業を引き継ぐ三菱月島化工機械、月島HDの月島機械を除くその他子会社などを擁する体制になる予定だ。なお、現時点で詳細は未定だが、月島JFEアクアソリューションに水処理領域の事業を集約させることも検討しているという。

    ■シーイーシー <9692>  2,280円  +55 円 (+2.5%)  本日終値
     シーイーシー<9692>は3日ぶりに反発。9月30日の取引終了後、金融・製造・官公庁分野を中心にシステムインテグレーション(SI)事業を展開するサイファー(東京都渋谷区)を11月2日に完全子会社化すると発表しており、好感した買いが入った。取得価額は非開示。システム・インフラ構築事業の強化と領域拡大を図る。同時にAIコンサルティングを手掛けるAI Librarium(アイブリウム、東京都千代田区)との資本・業務提携に合意したと開示。シーイーシーがアイブリウムの第三者割当増資を引き受け、同社株式340万株(所有割合10.18%)を取得した。シーイーシーは6月にアイブリウムとの資本・業務提携の検討を始めると公表していた。

    ■共立メンテナンス <9616>  3,274円  +51 円 (+1.6%)  本日終値
     共立メンテナンス<9616>は続伸。9月30日の取引終了後、8月度の売上状況(速報ベース)を発表した。8月の売上高は前年同月比5%増の255億5700万円と2カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感された。特に主力のホテル事業が同8%増の156億3700万円となり、全体を牽引した。

    ■ラクス <3923>  1,017円  +15 円 (+1.5%)  本日終値
     ラクス<3923>が7日ぶりに反発。この日、ダイワボウホールディングス<3107>子会社のダイワボウ情報システムと販売代理店契約を締結したと発表しており、好材料視された。今回の連携により、ダイワボウ情報が提供するサブスクリプション管理ポータル「iKAZUCHI(雷)」を通じて、全国のダイワボウ情報販売パートナーから「楽楽精算」をはじめとする「楽楽クラウド」を購入できるようになる。全国有数の強力な販売網を有するダイワボウ情報と販売代理店契約を締結することで、「楽楽クラウド」の更なる導入が期待されているようだ。

    ■能美防災 <6744>  3,985円  +55 円 (+1.4%)  本日終値
     能美防災<6744>が5日ぶりに反発。9月30日の取引終了後に、子会社の明星電気がカナダのランディング・ゾーンズ・カナダ(以下LZC社)と超小型成層圏観測プラットフォームに関して協力することで合意したと発表しており、好材料視された。同日付で国際プロジェクト・コンソーシアム協定に調印した。これに基づき、両社はカナダにおける成層圏飛行キャンペーンを共同で計画し、明星電気の超小型気球プラットフォームとLZC社の回収可能な高高度RPAS(遠隔操縦航空機システム)を組み合わせ、気象、災害対応及び安全保障分野への応用を目指す。準備及び初期試験は今秋、アルバータ州及びカナダ北極圏で開始し、その後3年間にわたり本格的な飛行キャンペーンを実施する。取り組みを通じて、両社は無人航空機技術の限界を押し広げ、成層圏に関する科学的・運用上の理解を深めるとしている。

    ■日東電工 <6988>  3,517円  +42 円 (+1.2%)  本日終値
     日東電工<6988>が反発。9月30日の取引終了後に自社株1547万2050株(消却前発行済み株数の2.28%)を10月20日付で消却すると発表したことが好材料視された。消却後の発行済み株数は6億6318万7650株となる。

    株探ニュース