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    2026年9月16日 8時08分

    株価指数先物【寄り前】 原油高・金利上昇が重荷も、-2σ水準では押し目狙いのロング対応

    大阪12月限ナイトセッション
    日経225先物 63490 +170 (+0.26%)
    TOPIX先物 4036.5 +27.0 (+0.67%)
    シカゴ日経平均先物 63405 +85
    (注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

     15日の米国市場はNYダウ S&P500ナスダックの主要な株価指数が下落。イエメンの親イラン武装組織フーシ派によるドローン攻撃を受け、 サウジアラビアが「東西パイプライン」の稼働を停止したほか、リビアでは政府に対する抗議活動が活発化しパイプラインの操業が停止に追い込まれた。供給を巡る懸念が一段と強まったことで、WTI原油先物が1バレル=105ドル台に急伸。インフレ圧力につながるとの見方に加え、米連邦公開市場委員会(FOMC)が利上げを決めるとの観測から米長期金利が上昇したことも重荷になった。

     NYダウ構成銘柄ではシェブロン<CVX>、スリーエム<MMM>、シスコシステムズ<CSCO>、プロクター・アンド・ギャンブル<PG>、エヌビディア<NVDA>が買われた。半面、ゴールドマン・サックス・グループ<GS>、ナイキ<NKE>、アマゾン・ドット・コム<AMZN>、ウォルト・ディズニー<DIS>、ユナイテッドヘルス・グループ<UNH>が軟調。NYダウ構成銘柄ではないが、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>、クアルコム<QCOM>、マイクロン・テクノロジー<MU>などが買われ、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は上昇した。

     シカゴ日経平均先物(円建て)の清算値は、大阪比85円高の6万3405円だった。15日取引終了後の日経225先物(12月限)のナイトセッションは、日中比240円安の6万3080円で始まった。6万2930円まで売られた後はショートカバーが入る形でプラスに転じ、6万3850円まで上げ幅を広げた。米国市場の取引開始後に6万3230円まで軟化する場面もみられたが、終盤にかけて6万3250円~6万3550円で日中終値を挟んだ保ち合いが続き、日中比170円高の6万3490円でナイトセッションの取引を終えた。

     日経225先物はシカゴ先物にサヤ寄せする形で、やや買いが先行することになりそうだ。調整トレンドを継続しているものの、ナイトセッションでは下向きで推移するボリンジャーバンドの-2σ(6万2660円)と-1σ(6万4150円)とのレンジ推移を継続。原油高や金利上昇を嫌気した米国株安を受けて-2σに接近する局面では、押し目待ち狙いのロング対応に向かわせよう。

     FOMCの結果待ちでスキャルピング中心のトレードを余儀なくされそうだが、米国ではエヌビディアなど半導体株の一角が買われており、SOX指数は上昇。FOMCでの0.25%の利上げを市場は織り込んでいるとみられるなか、足もとで弱い値動きが続くアドバンテスト<6857>[東証P]や東京エレクトロン<8035>[東証P]など、指数インパクトの大きい半導体やAI(人工知能)関連株の一角にはいったん買い戻す動きもありそうだ。

     昨日はソフトバンクグループ<9984>[東証P]がリバウンドをみせており、前日の急落分を吸収していた。キオクシアホールディングス<285A>[東証P]も5万円台での底堅さが意識されていた。リバウンドをみせてくるようだと、先物市場では短期的なロングに向かわせそうである。

     週足では下向きで推移する13週移動平均線(6万6000円)に上値を抑えられている一方で、下値は上向きで推移する26週線(6万3740円)での攻防をみせている。26週線は3月、7月の調整局面で支持線として機能していたこともあり、同線を上回ってくると押し目待ち狙いのロングやショートカバーを誘う可能性がある。そのため、26週線を挟んだ上下のオプション権利行使価格となる、6万2750円から6万4750円辺りのレンジを想定。

     15日の米VIX指数は17.20(14日は17.10)に上昇した。18.03まで上げる場面もみられたが、200日線(18.12)が抵抗線として意識されていた。もっとも、下値は75日線(16.67)が支持線として機能しており、前日と同様の動きをみせていた。原油高や金利上昇でも落ち着いた動きだったこともあり、リスク回避姿勢は強まらないだろう。

     15日のNT倍率は、先物中心限月で15.79倍(14日は15.69倍)に上昇した。朝方は値がさの半導体やAI関連株に売りが先行した影響もあり、200日線(15.66倍)を下回って始まり、15.56倍まで下げた。ただ、その後の切り返しでNTショートの巻き戻しが強まり、一時15.84倍と-1σ(15.84倍)を捉えていた。FOMCの結果判明を前にリバランスの動きをみせてくるようだと、-1σ突破から中心値の25日線(16.07倍)が射程に入りそうだ。

    株探ニュース