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    2026年9月3日 5時30分

    前日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―

    ■unbank <8746>  127円 (+30円、+30.9%) ストップ高

     unbanked <8746> [東証S]がストップ高。2日午前9時50分ごろ、一時停止していた金地金事業を再開すると発表した。代表取締役解職を巡る前代表取締役との法的紛争の影響で銀行口座の出金停止措置を受けていたが、これが解除されたため。先行きに対する過度な懸念が後退し、買い安心感につながったようだ。

    ■かどや製油 <2612>  2,193円 (+400円、+22.3%) ストップ高

     かどや製油 <2612> [東証S]がストップ高。1日に一部で非公開化に関する報道があり、思惑が広がったようだ。同日の取引終了後、かどや製油はMergermarketの有料会員向け英文配信記事に関し、コメントを開示した。「企業価値向上に向け、非公開化を含めた様々な経営戦略上の可能性を検討しているが、現時点で決定している事実はない」としている。

    ■ティアフォー <593A>  3,040円 (+501円、+19.7%) ストップ高

     ティアフォー <593A> [東証G]がストップ高。上場来高値を連日で更新した。トヨタ自動車 <7203> [東証P]が2028年に市街地で手放しによる運転が可能となる「レベル2++」の自動運転システムを搭載した乗用車を投入すると8月末に報じられ、自動運転関連銘柄が物色人気化することになった。自動運転ソフトウェア「Autoware」を提供するティアフォーは関連銘柄の筆頭格と位置付けられている。7月22日にグロース市場に新規上場した直近IPO銘柄とあって需給面でのしこりがなく、その値動きの軽さから日計り勢の資金流入が顕著となっていたが、国内大手証券がTOPIXの新規採用候補として、グロース銘柄からティアフォーを挙げたことが追撃材料となって、株高に弾みがついた。

    ■アイサンテク <4667>  3,145円 (+502円、+19.0%) ストップ高

     アイサンテクノロジー <4667> [東証S]がストップ高。2日、グループ会社のA-Driveとともに、長野県軽井沢町で始まる自動運転バス運行事業を受託し、支援すると発表。これが刺激材料となったようだ。国土交通省の採択事業として、軽井沢町とJR東日本 <9020> [東証P]、西武ホールディングス <9024> [東証P]を事業主体として実施されるもので、自動運転レベル4の社会実装を見据え技術検証や運用検討を進める。A-Driveは事業全体の実装業務などを担当。アイサンテクは高精度3次元地図データの作成・提供や技術支援を担う。

    ■モルフォ <3653>  1,015円 (+150円、+17.3%) ストップ高

     モルフォ <3653> [東証G]がストップ高。2日、自動車部品メーカのAstemo(東京都千代田区)と、SDV(ソフトウェア定義車両)に関してカメラ技術領域における共同開発を始めると発表しており、材料視した買いが集まった。主な共同開発テーマとして、カメラセンシングに関し、走行環境や乗員の状態把握に必要なAIアルゴリズムとその軽量実装を掲げる。

    ■ゼンムテック <338A>  2,343円 (+208円、+9.7%) 一時ストップ高

     ZenmuTech <338A> [東証G]が急反発、一時ストップ高となった。1日取引終了後、医療AIプラットフォーム技術研究組合(HAIP、東京都江東区)と共同開発し、特許を取得した「秘密分散プロキシ技術」を用いたサイバーセキュリティー事業を開始すると発表した。医療機関をはじめ、医療機関と連携する自治体や企業、研究機関など幅広い分野への展開を検討するという。HAIPの組合員にはソフトバンク <9434> [東証P]や日立ハイテク、日本マイクロソフトなどが名を連ねる。これが材料視されたようだ。

    ■大和 <8247>  341円 (+29円、+9.3%)

     大和デ <8247> [東証S]が5日ぶり急反発。同社は1日の取引終了後、連結子会社である金沢ニューグランドホテルの全株式を第三者へ売却すると発表した。事業の選択と集中に向けた取り組みによる収益改善効果を期待した買いが入ったようだ。売却先や売却価額は非公表。金沢ニューグランドホテルの26年2月期決算は、最終赤字が16億3400万円(前の期は3700万円)だった。株式と債権の譲渡日は10月1日を予定。大和は27年2月期の連結決算で債権譲渡損として、10億円程度の特別損失の発生を想定する。売却により、経営資源配分の最適化と財務基盤の健全化、収益性向上に向けた取り組みを加速するとしている。

    ■エリアクエス <8912>  170円 (+14円、+9.0%)

     エリアクエスト <8912> [東証S]が続急伸。同社は1日の取引終了後、立会外の自社株買いの実施を発表。資本効率の向上につながる取り組みを評価した買いが入ったようだ。2日朝の東証の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT─3)において、1日の発表で示した上限となる74万6000株(自己株式を除く発行済み株式総数の4.8%)を取得した。取得価額の総額は1億1637万6000円。

    ■伊藤園 <2593>  3,273円 (+262円、+8.7%)

     東証プライムの上昇率トップ。伊藤園 <2593> [東証P]が急反発。1日の取引終了後、27年4月期第1四半期(5-7月)の連結決算を発表した。売上高が1351億8000万円(前年同期比3.3%増)、営業利益が102億円(同22.0%増)、最終利益が65億5900万円(同14.8%増)だったとしており、業況を評価した買いが集まった。主力のリーフ・ドリンク関連事業が大幅増益となった。国内外で実施した価格改定の浸透効果により増収となるなか、販促費の抑制や前期に実施した自動販売機事業の減損処理に伴う減価償却費の軽減効果などが利益を押し上げた。27年4月期通期業績予想については売上高5000億円(前期比0.4%増)、営業利益200億円(同7.8%減)、最終利益114億3000万円(同3.3倍)の従来見通しを据え置いた。なお、営業利益の通期計画に対する進捗率は約51%に達した。

    ■第一三共 <4568>  2,883円 (+32.5円、+1.1%)

     第一三共 <4568> [東証P]が続伸。同社は1日、抗がん剤「エンハーツ」とペルツズマブの併用療法に関して、欧州連合(EU)において乳がん患者への一次治療についての一部変更承認を取得したと発表。株価のサポート要因となったようだ。同社は承認より英アストラゼネカ <AZN> から開発マイルストーンとして1億ドルを受領する。

    ※2日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

    株探ニュース