2026年8月31日 5時30分
前週末28日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―
■FIXER <5129> 342円 (+80円、+30.5%) ストップ高
FIXER <5129> [東証G]がストップ高。27日の取引終了後、東京エリアのローカルテレビ局である東京メトロポリタンテレビジョン(TOKYO MX、東京都千代田区)とテレビ番組・CMについて、映像・音声・台本・絵コンテなどから、放送基準や関係法令への適合性を判定・提示するAI考査システム「GaiXer Review Agent」(ガイザー・レビュー・エージェント)を共同開発したと発表しており、好感した買いが集まった。同システムにはTOKYO MXが過去に蓄積してきた膨大な考査知見などが反映されている。TOKYO MXはシステムと考査担当者によるダブルチェック体制で運用しており、考査業務における大幅な処理量の向上と時間短縮を実現。従来は熟練担当者で1本当たり5時間ほどかかっていた「30分通販番組」を考査する時間が、2時間まで短縮された。両社は自社以外へのシステム提供を積極的に進めており、既に複数のテレビ局が導入に向けた具体的な検討を始めているという。
■ティアフォー <593A> 1,999円 (+400円、+25.0%) ストップ高
ティアフォー <593A> [東証G]がストップ高。同社は7月22日に東証グロース市場に新規上場した直近IPO銘柄。大手自動車OEMなどを顧客とし、自動運転システムの量産化開発を推進するデベロップメントサービスにおいて、トヨタ自動車 <7203> [東証P]やいすゞ自動車 <7202> [東証P]、スズキ <7269> [東証P]をパートナー先としてきた。複数のメディアが27日、トヨタが28年に市街地などで手放し運転ができる「レベル2++」の自動運転システムを搭載した乗用車を市場投入すると報じており、株価の刺激材料となったようだ。きょうの東京市場では自動運転関連銘柄に物色人気が向かった。ティアフォー創業者が主体的に開発した自動運転用オープンソースソフトウェア「Autoware」(オートウェア)の運営団体「The Autoware Foundation」に参画するイーソル <4420> [東証S]やアイサンテクノロジー <4667> [東証S]は急伸しており、Kudan <4425> [東証G]も高い。そのほか、自動運転での活躍が期待される高精度3次元地図データを展開するダイナミックマッププラットフォーム <336A> [東証G]は大幅高で4連騰。ADAS(先進運転支援システム)・自動運転用カメラ市場を主なターゲットとして持続的な収益拡大を図るフィーチャ <4052> [東証G]は大幅続伸した。
■シリコンスタ <3907> 2,635円 (+500円、+23.4%) ストップ高
シリコンスタジオ <3907> [東証S]がストップ高。27日の取引終了後、官公庁事業推進室を9月1日付で設立すると発表した。官公庁・公共分野における事業開発・提案活動を強化するとしており、株価の刺激材料となったようだ。同社はこれまで防衛・防災分野を含む公共性の高い領域で、デジタルツインやシミュレーション環境の構築に取り組んできた。今後は 防衛・防災分野に加え、社会インフラやエネルギー、海洋、宇宙などの幅広い領域で、現場の課題に応じたソリューションの企画・提案を進めていく。
■リンクバル <6046> 170円 (+25円、+17.2%)
リンクバル <6046> [東証S]が急騰。27日取引終了後、新規事業としてインフルエンサーマーケティング事業を開始すると発表した。これまで培ってきたSNS集客のノウハウを生かし、企業とインフルエンサーをつなぐマーケティング支援を行う。事業開始日は9月1日の予定。今後の業容拡大を期待した買いが集まった。
■オンコリス <4588> 4,810円 (+700円、+17.0%) ストップ高
オンコリスバイオファーマ <4588> [東証G]がストップ高。同社は27日の取引終了後、神経変性疾患の1つである進行性核上性麻痺(PSP)を対象としたLINE-1阻害剤センサブジン「OBP-601」の第2a相臨床試験の結果が、海外医学誌「Movement Disorders」に掲載されたと発表。これを材料視した買いが入ったようだ。治験の結果、PSP患者におけるOBP-601の臨床的効果を再検証する意義があると評価されたという。
■リミックス <3825> 265円 (+38円、+16.7%)
リミックスポイント <3825> [東証S]が続急騰。28日午前11時ごろに27年3月期の連結業績予想について、最終利益を53億1900万~114億4300万円から72億800万~132億5600万円(前期47億4000万円の赤字)へ上方修正したことが好感された。子会社リミックスでんきの発行済み株数の51%を譲渡することに伴い、売上高は487億7700万~561億1200万円から300億5000万~373億8500万円(前期比69.3%増~2.1倍)へ下方修正したものの、関係会社株式売却益を特別利益として計上することから最終利益を上方修正した。あわせて、協議を進めていた光通信 <9435> [東証P]との提携について、正式に業務提携を行うことも発表した。なお、当初検討していた光通信への新株予約権発行による資本提携は実施しないとしており、今回の業務提携に伴う新株発行による希薄化は生じないとしている。
■エコモット <3987> 757円 (+100円、+15.2%) ストップ高
エコモット <3987> [東証G]がストップ高。27日の取引終了後、経済産業省の2026年度「成長型中小企業等研究開発支援事業」に採択され、ヒグマの早期発見や侵入経路の把握、電気柵の状態監視などを行う自律巡回ロボットシステムを開発すると発表しており、好感した買いが集まった。研究期間は今年8月から29年3月までとする。近年、北海道や東北地方でヒグマやツキノワグマが人の生活圏に出没し、人身事故や農業被害を招く「アーバンベア問題」が深刻化している。今回の研究では複数台の四足歩行ロボットが緩衝地帯や防除地域を自律巡回することで、侵入リスクの低減や対策業務の省人化を目指す。また、人とヒグマのすみ分けを図る「ゾーニング」の高度化に向け、ヒグマの行動予測を取り入れる。複数のロボットが取得した映像や位置情報をクラウド上で統合し、ヒグマの出没傾向や行動変化を継続的に分析する。
■イーソル <4420> 785円 (+100円、+14.6%) ストップ高
イーソル <4420> [東証S]がストップ高。日本経済新聞電子版が28日、「自動車向けソフトウエア開発のイーソルがMBO(経営陣が参加する買収)によって株式を非公開化することが28日、わかった」と報じたことが材料視された。
■インフォMT <2492> 685円 (+80円、+13.2%)
東証プライムの上昇率トップ。インフォマート <2492> [東証P]が続急騰。27日の取引終了後、香港に拠点を置く投資ファンドのオアシス・マネジメントによる株式保有割合が12.13%から13.40%に上昇したことが判明した。また、シンガポールに本拠を置く投資ファンドであるシンフォニー・フィナンシャル・パートナーズの株式保有割合が24.86%から25.91%に増加したことも明らかとなり、これらを思惑視した買いが集まった。各ファンドが関東財務局へ提出した変更報告書によると、報告義務発生日はともに8月20日。オアシス・マネジメントは保有目的に「発行者の中長期的な企業価値を向上させ、コーポレート・ガバナンスを改善すること」などを挙げている。シンフォニーは保有目的を「純投資及び状況に応じて重要提案行為を行うこともありうる」としている。
■アドベンチャ <6030> 1,638円 (+144円、+9.6%)
アドベンチャー <6030> [東証G]が3日続急伸。27日取引終了後、総合旅行予約サイト「skyticket」で7月の海外航空券の申込件数が1万7144件と、前年同月(9037件)と比べて1.9倍になったと発表した。申込搭乗者数も2万7937人と、前年同月(1万5249人)から大幅に増加したという。これが買い手掛かりとなったようだ。
■リベラウェア <218A> 1,214円 (+81円、+7.2%)
Liberaware <218A> [東証G]が3日続急伸。28日午後1時ごろ、東京都が推進するグローバルなイニシアチブ「SusHi Tech Global Startups」に採択されたと発表した。これに採択された企業は、官民を挙げた多様な支援策(マインドセット形成、組織・採用戦略、ファイナンス・イグジット戦略、海外展開支援、ネットワーク構築、法務・税務戦略など)が提供されるという。これが材料視されたようだ。
■電通総研 <4812> 2,908円 (+169円、+6.2%)
東証プライムの上昇率4位。電通総研 <4812> [東証P]が続急伸。27日夜の日本経済新聞電子版で「伊藤忠商事は電通総研の株式の38.2%を取得する」と報じられており、これを手掛かり材料視した買いが入った。電通総研の親会社である電通グループ <4324> [東証P]とともに電通総研株を非公開化することが目的としている。この報道に対して伊藤忠商事 <8001> [東証P]、電通グループ、電通総研は「当社が発表したものではない」とのコメントを発表。また、電通総研は「伊藤忠商事からその子会社を通じて電通グループ以外の株主が保有する当社株式を取得し非公開化することを目的とする、普通株式1株当たり2880円での公開買付けに関する提案を受けており、きょう開催の取締役会において、同件に関する賛同の意見表明及び応募の推奨について決議を行っている」とコメントしている。
■Syns <290A> 1,622円 (+94円、+6.2%)
Synspective <290A> [東証G]が5日続急伸。28日、NTTドコモ(東京都千代田区)及びNTTデータ(東京都江東区)と、「災害時における衛星画像活用に関する協定」を締結したと発表しており、好材料視された。同協定は、災害発生時に被災地の状況をより迅速かつ広範囲に把握し、通信設備の復旧に役立てることを目的としたもの。広範囲の状況を面的に把握できる人工衛星から取得した画像を活用し、道路の寸断や停電、悪天候などにより現地への立ち入りが困難な場合でも、浸水や土砂崩れの発生状況、道路の通行可否などを上空から把握する。地表の状況を視覚的に把握しやすい光学衛星画像と、夜間や悪天候時でも観測可能なSAR衛星画像を補完的に活用することで、被災状況の迅速な確認と復旧ルートの検討を可能とし、通信サービスの早期復旧につなげることを目指すとしている。
■セイワHD <523A> 1,796円 (+103円、+6.1%)
セイワホールディングス <523A> [東証G]が続急伸。同社は27日取引終了後、ワイヤーハーネスの製造や関連部材の販売を行っている栄進電機(千葉県松戸市)を子会社化すると発表。これによるシナジーなどが期待されたようだ。株式譲渡実行日は9月1日を予定。栄進電機を子会社化することで、顧客の細やかな要求に応える製品を供給できるほか、グループ会社が販売する温度センサー付きケーブル「サンサーモ」の納期面・仕様面での柔軟な対応が可能になるとしている。
■STG <5858> 1,225円 (+66円、+5.7%)
STG <5858> [東証G]が続急伸。28日正午ごろに、精密プラスチック成形加工及び金型設計・製作を手掛ける折居技研(宮城県大崎市)の全株式を28日付で取得し子会社化すると発表しており、好材料視された。折居技研の精密プラスチック成形加工・金型設計技術をグループに取り込むことで、金属加工中心だったSTGグループの事業領域を樹脂加工分野へ拡大し、事業ポートフォリオの多様化を図るのが狙い。また、STGグループが強みとするマグネシウム・アルミニウム加工技術に、折居技研の樹脂成形技術を融合し、両者の共通マーケットであるカメラ関連部品などで新たな収益機会創出を狙うという。取得価額は8億7200万円。なお、27年3月期業績に与える影響は精査中としている。
■サイバトラス <4498> 1,373円 (+72円、+5.5%)
サイバートラスト <4498> [東証G]が続急伸。27日取引終了後、PDF文書の偽造や改ざんリスクを回避する電子印鑑サービス「NRA Trustシール」の提供開始を発表した。認証・セキュリティーソリューションを提供する日本RA(東京都港区)から販売するという。同サービスにはサイバトラスの「iTrust eシール用証明書」とその証明書を用いて電子署名をする機能がパッケージされており、導入してすぐに電子文書に「eシール」を付与することができるという。
■フリー <4478> 4,435円 (+205円、+4.9%)
フリー <4478> [東証G]が大幅続伸。米セールスフォース <CRM> が現地時間26日に26年5-7月期(第2四半期)決算を発表。売上高や1株利益が市場予想を上回っており、27日の米国市場では同社の株価が急騰。28日の東京市場ではSaaS関連株を物色する姿勢がみられている。サイボウズ <4776> [東証P]やSansan <4443> [東証P]のほか、プレイド <4165> [東証G]やeWeLL <5038> [東証G]なども大幅高となった。
■タイミー <215A> 1,818円 (+51円、+2.9%)
タイミー <215A> [東証G]が4日続伸。27日の取引終了後に、準国産コンパクトヒューマノイド「D1」を展開するZEALS(東京都目黒区、以下ジールス)と、フィジカルAI時代に必要となる新たなスポットワークの創出に向けた共創パートナーシップを締結したと発表しており、好材料視された。多様な現場と働き手をつないできたタイミーの知見と、ヒューマノイドロボット・AI開発に強みを持つジールスとで、フィジカルAIの学習・改善に資する現実世界データの収集領域において、新たなスポットワークの可能性を共同で検討する。タイミーは多様な現場と働き手をつないできた知見を生かし、現場ごとの業務ニーズに応じたワーカー募集、マッチング、就業機会の創出、業務運用のあり方について検討する一方、ジールスはD1の開発・導入・運用に関する知見をもとに、フィジカルAIの学習・改善に必要なデータの定義、収集業務の設計、ロボット導入現場で発生する周辺業務の整理を行うとしている。
■テラスカイ <3915> 2,399円 (+66円、+2.8%)
テラスカイ <3915> [東証P]が続伸。同社は27日取引終了後、コンサルティング統括本部を新設し、今月から本格的に始動したと発表。今後の展開などが期待されたようだ。この組織は、顧客の経営変革と事業基盤の拡大を強力に支援することが目的で、これまで培ってきたクラウドの知見を最大限に生かし、課題特定からシステム実装・安定運用までを一気通貫で提供。31年2月期に単体売上高20億円以上の事業規模に成長することを目標としている。
■DyDo <2590> 3,090円 (+80円、+2.7%)
ダイドーグループホールディングス <2590> [東証P]が3日ぶり反発。27日の取引終了後、27年1月期第2四半期累計(1月21日-7月20日)の連結決算の発表にあわせて、通期業績予想を修正した。売上高を2468億円から2463億円(前期比2.1%増)に引き下げた一方、営業利益を105億円から123億円(同3.0倍)、最終損益を50億円の黒字から60億円の黒字(前期は303億2200万円の赤字)に引き上げており、材料視した買いが集まった。主力の国内飲料事業の収益改善が着実に進んだうえ、トルコを中心に海外飲料事業が伸長したことにより、7月中間期は大幅な営業増益を達成。下半期について中東情勢を背景としたコスト上昇の影響の顕在化やトルコ飲料事業の中長期的な成長に向けたマーケティング投資の強化を織り込む一方、通期の各利益予想は国内飲料事業における収益改善の継続や海外飲料事業における増収効果によって、期初予想を上回る。なお、7月中間期は売上高が1200億5700万円(前年同期比2.0%増)、営業利益が67億4400万円(同4.9倍)だった。
■スズケン <9987> 5,172円 (+123円、+2.4%)
スズケン <9987> [東証P]が反発。28日午後3時ごろに自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を400万株(自己株式を除く発行済み株数の5.91%)、または180億円としており、取得期間は9月1日から来年3月19日まで。東証の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による買い付け及び市場買い付けにより取得する。
■ミツウロコG <8131> 2,264円 (+35円、+1.6%)
ミツウロコグループホールディングス <8131> [東証S]が反発。27日取引終了後、10万株(自己株式を除く発行済み株数の0.18%)を上限に28日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で自社株を取得すると発表した。買い付け価格は27日終値の2229円。東証の自己株式立会外買付取引情報によると、ミツウロコGは予定通り買い付けを実施し、8万900株を取得した。
■オートバクス <9832> 1,567円 (+20円、+1.3%)
オートバックスセブン <9832> [東証P]が反発。27日の取引終了後に27年3月期の連結業績予想について、最終利益を90億円から112億円(前期比34.1%増)へ上方修正したことが好感された。同時にフランス子会社の譲渡プロセスを開始すると発表しており、これに伴い繰延税金資産の回収可能性を検討した結果、繰延税金資産及び法人税等調整額を約45億円計上することが要因。一方、第3四半期において事業整理損等として約23億円を特別損失に計上する見込みであることも織り込んだ。なお、売上高3000億円(同7.1%増)、営業利益150億円(同8.7%増)は従来見通しを据え置いている。
■フェローテク <6890> 9,600円 (+110円、+1.2%)
フェローテック <6890> [東証S]が5日続伸。同社は27日取引終了後、石川県北町で生産用地を追加取得すると発表。生産能力拡大への期待感などが買い手掛かりとなったようだ。同社は25年7月に同地区の工業団地内で石川第3工場を稼働させ、半導体製造装置関連製品(ファインセラミックス)の増産体制強化を図ってきたが、更なる需要の高まりに対応するための生産能力確保が課題となっている。今回取得する土地は石川第3工場に隣接しており、石川第3工場敷地に残る建ぺい率・容積率の未使用枠を有効活用できる見込み。第4工場に関する具体的な事業計画(投資額、延床面積、稼働時期など)については、確定した段階で改めて公表するとしている。
※28日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
FIXER <5129> [東証G]がストップ高。27日の取引終了後、東京エリアのローカルテレビ局である東京メトロポリタンテレビジョン(TOKYO MX、東京都千代田区)とテレビ番組・CMについて、映像・音声・台本・絵コンテなどから、放送基準や関係法令への適合性を判定・提示するAI考査システム「GaiXer Review Agent」(ガイザー・レビュー・エージェント)を共同開発したと発表しており、好感した買いが集まった。同システムにはTOKYO MXが過去に蓄積してきた膨大な考査知見などが反映されている。TOKYO MXはシステムと考査担当者によるダブルチェック体制で運用しており、考査業務における大幅な処理量の向上と時間短縮を実現。従来は熟練担当者で1本当たり5時間ほどかかっていた「30分通販番組」を考査する時間が、2時間まで短縮された。両社は自社以外へのシステム提供を積極的に進めており、既に複数のテレビ局が導入に向けた具体的な検討を始めているという。
■ティアフォー <593A> 1,999円 (+400円、+25.0%) ストップ高
ティアフォー <593A> [東証G]がストップ高。同社は7月22日に東証グロース市場に新規上場した直近IPO銘柄。大手自動車OEMなどを顧客とし、自動運転システムの量産化開発を推進するデベロップメントサービスにおいて、トヨタ自動車 <7203> [東証P]やいすゞ自動車 <7202> [東証P]、スズキ <7269> [東証P]をパートナー先としてきた。複数のメディアが27日、トヨタが28年に市街地などで手放し運転ができる「レベル2++」の自動運転システムを搭載した乗用車を市場投入すると報じており、株価の刺激材料となったようだ。きょうの東京市場では自動運転関連銘柄に物色人気が向かった。ティアフォー創業者が主体的に開発した自動運転用オープンソースソフトウェア「Autoware」(オートウェア)の運営団体「The Autoware Foundation」に参画するイーソル <4420> [東証S]やアイサンテクノロジー <4667> [東証S]は急伸しており、Kudan <4425> [東証G]も高い。そのほか、自動運転での活躍が期待される高精度3次元地図データを展開するダイナミックマッププラットフォーム <336A> [東証G]は大幅高で4連騰。ADAS(先進運転支援システム)・自動運転用カメラ市場を主なターゲットとして持続的な収益拡大を図るフィーチャ <4052> [東証G]は大幅続伸した。
■シリコンスタ <3907> 2,635円 (+500円、+23.4%) ストップ高
シリコンスタジオ <3907> [東証S]がストップ高。27日の取引終了後、官公庁事業推進室を9月1日付で設立すると発表した。官公庁・公共分野における事業開発・提案活動を強化するとしており、株価の刺激材料となったようだ。同社はこれまで防衛・防災分野を含む公共性の高い領域で、デジタルツインやシミュレーション環境の構築に取り組んできた。今後は 防衛・防災分野に加え、社会インフラやエネルギー、海洋、宇宙などの幅広い領域で、現場の課題に応じたソリューションの企画・提案を進めていく。
■リンクバル <6046> 170円 (+25円、+17.2%)
リンクバル <6046> [東証S]が急騰。27日取引終了後、新規事業としてインフルエンサーマーケティング事業を開始すると発表した。これまで培ってきたSNS集客のノウハウを生かし、企業とインフルエンサーをつなぐマーケティング支援を行う。事業開始日は9月1日の予定。今後の業容拡大を期待した買いが集まった。
■オンコリス <4588> 4,810円 (+700円、+17.0%) ストップ高
オンコリスバイオファーマ <4588> [東証G]がストップ高。同社は27日の取引終了後、神経変性疾患の1つである進行性核上性麻痺(PSP)を対象としたLINE-1阻害剤センサブジン「OBP-601」の第2a相臨床試験の結果が、海外医学誌「Movement Disorders」に掲載されたと発表。これを材料視した買いが入ったようだ。治験の結果、PSP患者におけるOBP-601の臨床的効果を再検証する意義があると評価されたという。
■リミックス <3825> 265円 (+38円、+16.7%)
リミックスポイント <3825> [東証S]が続急騰。28日午前11時ごろに27年3月期の連結業績予想について、最終利益を53億1900万~114億4300万円から72億800万~132億5600万円(前期47億4000万円の赤字)へ上方修正したことが好感された。子会社リミックスでんきの発行済み株数の51%を譲渡することに伴い、売上高は487億7700万~561億1200万円から300億5000万~373億8500万円(前期比69.3%増~2.1倍)へ下方修正したものの、関係会社株式売却益を特別利益として計上することから最終利益を上方修正した。あわせて、協議を進めていた光通信 <9435> [東証P]との提携について、正式に業務提携を行うことも発表した。なお、当初検討していた光通信への新株予約権発行による資本提携は実施しないとしており、今回の業務提携に伴う新株発行による希薄化は生じないとしている。
■エコモット <3987> 757円 (+100円、+15.2%) ストップ高
エコモット <3987> [東証G]がストップ高。27日の取引終了後、経済産業省の2026年度「成長型中小企業等研究開発支援事業」に採択され、ヒグマの早期発見や侵入経路の把握、電気柵の状態監視などを行う自律巡回ロボットシステムを開発すると発表しており、好感した買いが集まった。研究期間は今年8月から29年3月までとする。近年、北海道や東北地方でヒグマやツキノワグマが人の生活圏に出没し、人身事故や農業被害を招く「アーバンベア問題」が深刻化している。今回の研究では複数台の四足歩行ロボットが緩衝地帯や防除地域を自律巡回することで、侵入リスクの低減や対策業務の省人化を目指す。また、人とヒグマのすみ分けを図る「ゾーニング」の高度化に向け、ヒグマの行動予測を取り入れる。複数のロボットが取得した映像や位置情報をクラウド上で統合し、ヒグマの出没傾向や行動変化を継続的に分析する。
■イーソル <4420> 785円 (+100円、+14.6%) ストップ高
イーソル <4420> [東証S]がストップ高。日本経済新聞電子版が28日、「自動車向けソフトウエア開発のイーソルがMBO(経営陣が参加する買収)によって株式を非公開化することが28日、わかった」と報じたことが材料視された。
■インフォMT <2492> 685円 (+80円、+13.2%)
東証プライムの上昇率トップ。インフォマート <2492> [東証P]が続急騰。27日の取引終了後、香港に拠点を置く投資ファンドのオアシス・マネジメントによる株式保有割合が12.13%から13.40%に上昇したことが判明した。また、シンガポールに本拠を置く投資ファンドであるシンフォニー・フィナンシャル・パートナーズの株式保有割合が24.86%から25.91%に増加したことも明らかとなり、これらを思惑視した買いが集まった。各ファンドが関東財務局へ提出した変更報告書によると、報告義務発生日はともに8月20日。オアシス・マネジメントは保有目的に「発行者の中長期的な企業価値を向上させ、コーポレート・ガバナンスを改善すること」などを挙げている。シンフォニーは保有目的を「純投資及び状況に応じて重要提案行為を行うこともありうる」としている。
■アドベンチャ <6030> 1,638円 (+144円、+9.6%)
アドベンチャー <6030> [東証G]が3日続急伸。27日取引終了後、総合旅行予約サイト「skyticket」で7月の海外航空券の申込件数が1万7144件と、前年同月(9037件)と比べて1.9倍になったと発表した。申込搭乗者数も2万7937人と、前年同月(1万5249人)から大幅に増加したという。これが買い手掛かりとなったようだ。
■リベラウェア <218A> 1,214円 (+81円、+7.2%)
Liberaware <218A> [東証G]が3日続急伸。28日午後1時ごろ、東京都が推進するグローバルなイニシアチブ「SusHi Tech Global Startups」に採択されたと発表した。これに採択された企業は、官民を挙げた多様な支援策(マインドセット形成、組織・採用戦略、ファイナンス・イグジット戦略、海外展開支援、ネットワーク構築、法務・税務戦略など)が提供されるという。これが材料視されたようだ。
■電通総研 <4812> 2,908円 (+169円、+6.2%)
東証プライムの上昇率4位。電通総研 <4812> [東証P]が続急伸。27日夜の日本経済新聞電子版で「伊藤忠商事は電通総研の株式の38.2%を取得する」と報じられており、これを手掛かり材料視した買いが入った。電通総研の親会社である電通グループ <4324> [東証P]とともに電通総研株を非公開化することが目的としている。この報道に対して伊藤忠商事 <8001> [東証P]、電通グループ、電通総研は「当社が発表したものではない」とのコメントを発表。また、電通総研は「伊藤忠商事からその子会社を通じて電通グループ以外の株主が保有する当社株式を取得し非公開化することを目的とする、普通株式1株当たり2880円での公開買付けに関する提案を受けており、きょう開催の取締役会において、同件に関する賛同の意見表明及び応募の推奨について決議を行っている」とコメントしている。
■Syns <290A> 1,622円 (+94円、+6.2%)
Synspective <290A> [東証G]が5日続急伸。28日、NTTドコモ(東京都千代田区)及びNTTデータ(東京都江東区)と、「災害時における衛星画像活用に関する協定」を締結したと発表しており、好材料視された。同協定は、災害発生時に被災地の状況をより迅速かつ広範囲に把握し、通信設備の復旧に役立てることを目的としたもの。広範囲の状況を面的に把握できる人工衛星から取得した画像を活用し、道路の寸断や停電、悪天候などにより現地への立ち入りが困難な場合でも、浸水や土砂崩れの発生状況、道路の通行可否などを上空から把握する。地表の状況を視覚的に把握しやすい光学衛星画像と、夜間や悪天候時でも観測可能なSAR衛星画像を補完的に活用することで、被災状況の迅速な確認と復旧ルートの検討を可能とし、通信サービスの早期復旧につなげることを目指すとしている。
■セイワHD <523A> 1,796円 (+103円、+6.1%)
セイワホールディングス <523A> [東証G]が続急伸。同社は27日取引終了後、ワイヤーハーネスの製造や関連部材の販売を行っている栄進電機(千葉県松戸市)を子会社化すると発表。これによるシナジーなどが期待されたようだ。株式譲渡実行日は9月1日を予定。栄進電機を子会社化することで、顧客の細やかな要求に応える製品を供給できるほか、グループ会社が販売する温度センサー付きケーブル「サンサーモ」の納期面・仕様面での柔軟な対応が可能になるとしている。
■STG <5858> 1,225円 (+66円、+5.7%)
STG <5858> [東証G]が続急伸。28日正午ごろに、精密プラスチック成形加工及び金型設計・製作を手掛ける折居技研(宮城県大崎市)の全株式を28日付で取得し子会社化すると発表しており、好材料視された。折居技研の精密プラスチック成形加工・金型設計技術をグループに取り込むことで、金属加工中心だったSTGグループの事業領域を樹脂加工分野へ拡大し、事業ポートフォリオの多様化を図るのが狙い。また、STGグループが強みとするマグネシウム・アルミニウム加工技術に、折居技研の樹脂成形技術を融合し、両者の共通マーケットであるカメラ関連部品などで新たな収益機会創出を狙うという。取得価額は8億7200万円。なお、27年3月期業績に与える影響は精査中としている。
■サイバトラス <4498> 1,373円 (+72円、+5.5%)
サイバートラスト <4498> [東証G]が続急伸。27日取引終了後、PDF文書の偽造や改ざんリスクを回避する電子印鑑サービス「NRA Trustシール」の提供開始を発表した。認証・セキュリティーソリューションを提供する日本RA(東京都港区)から販売するという。同サービスにはサイバトラスの「iTrust eシール用証明書」とその証明書を用いて電子署名をする機能がパッケージされており、導入してすぐに電子文書に「eシール」を付与することができるという。
■フリー <4478> 4,435円 (+205円、+4.9%)
フリー <4478> [東証G]が大幅続伸。米セールスフォース <CRM> が現地時間26日に26年5-7月期(第2四半期)決算を発表。売上高や1株利益が市場予想を上回っており、27日の米国市場では同社の株価が急騰。28日の東京市場ではSaaS関連株を物色する姿勢がみられている。サイボウズ <4776> [東証P]やSansan <4443> [東証P]のほか、プレイド <4165> [東証G]やeWeLL <5038> [東証G]なども大幅高となった。
■タイミー <215A> 1,818円 (+51円、+2.9%)
タイミー <215A> [東証G]が4日続伸。27日の取引終了後に、準国産コンパクトヒューマノイド「D1」を展開するZEALS(東京都目黒区、以下ジールス)と、フィジカルAI時代に必要となる新たなスポットワークの創出に向けた共創パートナーシップを締結したと発表しており、好材料視された。多様な現場と働き手をつないできたタイミーの知見と、ヒューマノイドロボット・AI開発に強みを持つジールスとで、フィジカルAIの学習・改善に資する現実世界データの収集領域において、新たなスポットワークの可能性を共同で検討する。タイミーは多様な現場と働き手をつないできた知見を生かし、現場ごとの業務ニーズに応じたワーカー募集、マッチング、就業機会の創出、業務運用のあり方について検討する一方、ジールスはD1の開発・導入・運用に関する知見をもとに、フィジカルAIの学習・改善に必要なデータの定義、収集業務の設計、ロボット導入現場で発生する周辺業務の整理を行うとしている。
■テラスカイ <3915> 2,399円 (+66円、+2.8%)
テラスカイ <3915> [東証P]が続伸。同社は27日取引終了後、コンサルティング統括本部を新設し、今月から本格的に始動したと発表。今後の展開などが期待されたようだ。この組織は、顧客の経営変革と事業基盤の拡大を強力に支援することが目的で、これまで培ってきたクラウドの知見を最大限に生かし、課題特定からシステム実装・安定運用までを一気通貫で提供。31年2月期に単体売上高20億円以上の事業規模に成長することを目標としている。
■DyDo <2590> 3,090円 (+80円、+2.7%)
ダイドーグループホールディングス <2590> [東証P]が3日ぶり反発。27日の取引終了後、27年1月期第2四半期累計(1月21日-7月20日)の連結決算の発表にあわせて、通期業績予想を修正した。売上高を2468億円から2463億円(前期比2.1%増)に引き下げた一方、営業利益を105億円から123億円(同3.0倍)、最終損益を50億円の黒字から60億円の黒字(前期は303億2200万円の赤字)に引き上げており、材料視した買いが集まった。主力の国内飲料事業の収益改善が着実に進んだうえ、トルコを中心に海外飲料事業が伸長したことにより、7月中間期は大幅な営業増益を達成。下半期について中東情勢を背景としたコスト上昇の影響の顕在化やトルコ飲料事業の中長期的な成長に向けたマーケティング投資の強化を織り込む一方、通期の各利益予想は国内飲料事業における収益改善の継続や海外飲料事業における増収効果によって、期初予想を上回る。なお、7月中間期は売上高が1200億5700万円(前年同期比2.0%増)、営業利益が67億4400万円(同4.9倍)だった。
■スズケン <9987> 5,172円 (+123円、+2.4%)
スズケン <9987> [東証P]が反発。28日午後3時ごろに自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を400万株(自己株式を除く発行済み株数の5.91%)、または180億円としており、取得期間は9月1日から来年3月19日まで。東証の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による買い付け及び市場買い付けにより取得する。
■ミツウロコG <8131> 2,264円 (+35円、+1.6%)
ミツウロコグループホールディングス <8131> [東証S]が反発。27日取引終了後、10万株(自己株式を除く発行済み株数の0.18%)を上限に28日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で自社株を取得すると発表した。買い付け価格は27日終値の2229円。東証の自己株式立会外買付取引情報によると、ミツウロコGは予定通り買い付けを実施し、8万900株を取得した。
■オートバクス <9832> 1,567円 (+20円、+1.3%)
オートバックスセブン <9832> [東証P]が反発。27日の取引終了後に27年3月期の連結業績予想について、最終利益を90億円から112億円(前期比34.1%増)へ上方修正したことが好感された。同時にフランス子会社の譲渡プロセスを開始すると発表しており、これに伴い繰延税金資産の回収可能性を検討した結果、繰延税金資産及び法人税等調整額を約45億円計上することが要因。一方、第3四半期において事業整理損等として約23億円を特別損失に計上する見込みであることも織り込んだ。なお、売上高3000億円(同7.1%増)、営業利益150億円(同8.7%増)は従来見通しを据え置いている。
■フェローテク <6890> 9,600円 (+110円、+1.2%)
フェローテック <6890> [東証S]が5日続伸。同社は27日取引終了後、石川県北町で生産用地を追加取得すると発表。生産能力拡大への期待感などが買い手掛かりとなったようだ。同社は25年7月に同地区の工業団地内で石川第3工場を稼働させ、半導体製造装置関連製品(ファインセラミックス)の増産体制強化を図ってきたが、更なる需要の高まりに対応するための生産能力確保が課題となっている。今回取得する土地は石川第3工場に隣接しており、石川第3工場敷地に残る建ぺい率・容積率の未使用枠を有効活用できる見込み。第4工場に関する具体的な事業計画(投資額、延床面積、稼働時期など)については、確定した段階で改めて公表するとしている。
※28日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース