2026年8月19日 11時38分
話題株ピックアップ【昼刊】:弁護士COM、ボードルア、パンパシHD(訂正)
■弁護士ドットコム <6027> 4,420円 +680 円 (+18.2%) 一時ストップ高 11:30現在 東証プライム 上昇率トップ
弁護士ドットコム<6027>が全体波乱相場の間隙を駆け上がり、一時ストップ高まで買われた。Webを活用した法律相談やクラウドサインなどのITソリューションサービスを展開するが、M&A効果もあり業績は飛躍期に突入している。今月12日に開示した26年4~6月期決算は営業利益段階で前年同期比37%増の6億9800万円と大幅な伸びを達成し、好業績評価の買いを誘導していたが、目先はこれに加え米国で“AI弁護士”によるハルシネーション(情報の捏造)問題が取り沙汰されていることが、株価上昇を加速させるカタリストとなっているもよう。市場では「弁護士COMが強みとする『Legal Brain(リーガルブレイン) 』などの法務AIは信頼性の高い独自のデータベースを土台としているため、米国のAI捏造問題を契機に相対的優位性がクローズアップされるケースも想定できる」(ネット証券アナリスト)という見方が示されていた。
■セイワホールディングス <523A> 1,835円 +50 円 (+2.8%) 11:30現在
セイワホールディングス<523A>が反発している。18日の取引終了後に、8月28~29日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される「日経・東証IRフェア2026」に出展すると発表。認知度アップへの期待感から買われているようだ。開催期間中には両日ともに会社説明会を実施する予定で、29日正午からの会社説明会には野見山勇大社長が登壇する予定としている。
■ボードルア <4413> 3,015円 +73 円 (+2.5%) 11:30現在
ボードルア<4413>が大幅高で4日続伸している。この日寄り前に、MBOの一環として、米ベインキャピタル系ファンドが同社株に対するTOBを実施すると発表したことが好感されている。なお、TOB価格2970円となっている。非公開化により、中長期的な視点に立った積極的な事業投資・M&A・更なる人材強化を迅速かつ機動的に実行できる経営体制を確立することが狙い。買付予定株数は1506万6853株(下限313万5200株、上限設定なし)で、買付期間は8月19日から10月5日までを予定している。TOB成立後、ボードルア株は所定の手続きを経て上場廃止となる予定で、この発表を受けて東京証券取引所は同社株を19日付で監理銘柄(確認中)に指定している。なお、ボードルアは今回のTOBに対して賛同の意見を表明し、株主に対して応募を推奨している。
■エムスリー <2413> 1,729.5円 +34 円 (+2.0%) 11:30現在
エムスリー<2413>が反発している。18日の取引終了後、アクティビストとして知られている香港の投資ファンド、オアシス・マネジメントが、エムスリーの株式を買い増していたことが明らかとなり、思惑視されたようだ。同日に提出された変更報告書によると、オアシスの保有割合は5.03%から6.26%に上昇した。報告義務発生日は10日。
■ヨシックス <3221> 3,345円 +15 円 (+0.5%) 11:30現在
ヨシックスホールディングス<3221>が6日続伸している。すし居酒屋「や台ずし」などを展開する同社が18日の取引終了後に発表した7月度の月次売上高で、既存店売上高が前年同月比2.1%増となり、2カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好材料視されている。なお、全店売上高は同9.3%増だった。
■リゾートトラスト <4681> 1,815円 +1 円 (+0.1%) 11:30現在
リゾートトラスト<4681>はしっかり。18日取引終了後、子会社アドバンスト・メディカル・ケアが三菱商事<8058>との間で、海外市場への高付加価値医療の展開に向けて資本・業務提携すると発表した。両社は2025年に合弁会社を設立するなど既に協業関係があり、これを更に強化する狙いがある。アドバンスト・メディカル・ケアは三菱商を引受先とする第三者割当増資を実施するが、増資後も引き続きリゾートトラの子会社にとどまる見通し。
■パンパシHD <7532> 817.9円 -97.6 円 (-10.7%) 11:30現在 東証プライム 下落率2位
パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス<7532>が急反落している。18日の取引終了後に発表した27年6月期の連結業績予想で、売上高2兆6870億円(前期比9.9%増)、営業利益1790億円(同2.4%増)、純利益1105億円(同0.4%増)と増収増益を見込み、配当予想を中間3円50銭・期末6円50銭の年10円(前期9円50銭)としたものの、営業利益で1900億円前後を見込んでいた市場予想を下回ることから失望売りが出ているようだ。今期は、7月に買収したOlympicグループの改革を推進し、並行して国内事業の出店も積極的に実施するほか、26年4月に第1号店を出店した食品スーパー業態「ロビン・フッド」のモデル確立などでマーケットシェア拡大に向けた成長戦略を進める方針。また、消費行動の変化への機敏な対応を継続するため、売上総利益率の一時的な低下を見込むとしており、これらが利益を圧迫する。なお、26年6月期決算は、売上高2兆4452億円(前の期比8.8%増)、営業利益1748億4200万円(同7.7%増)、純利益1100億8800万円(同21.6%増)だった。国内事業で、低価格戦略や販促施策を推進したことで既存店の客数が伸びた。
■キオクシア <285A> 52,020円 -5,130 円 (-9.0%) 11:30現在 東証プライム 下落率4位
キオクシアホールディングス<285A>はウリ気配スタートで続急落。テクニカル的には今週に入って5日・25日移動平均線のゴールデンクロスを示現したばかりのタイミングだったが、セオリー破りの展開を余儀なくされている。前日の米国株市場では金利上昇懸念を背景にハイテク株への売り圧力が拭えず、主要株価3指数の中でもナスダック総合株価指数の下げが目立った。とりわけ、半導体セクターの軟調が際立ち、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は5%近い下落でマドを開け75日移動平均線を下抜けた。東京市場でもAI・半導体関連のシンボルストックであるキオクシアをはじめ改めて売り攻勢に晒された。前日の米株市場では同社株と株価連動性の高いサンディスク<SNDK>が9%安と急落したこともネガティブに作用しているようだ。
■ソフトバンクグループ <9984> 5,360円 -470 円 (-8.1%) 11:30現在
ソフトバンクグループ<9984>がマドを開け大幅安。前日の米国株市場でAI・半導体関連株が総じて売られたことを受け逆風に晒される格好に。更に、「同社が個人投資家を対象に1兆円規模の社債発行を準備していると18日の日本経済新聞電子版が報じており、これが全体地合い悪もあって下げを助長する格好となった」(中堅証券ストラテジスト)とみられている。ここ東京市場では同社株を含めAI・半導体関連の主力どころが買い戻される流れとなっていたが、AIインフラへの過剰投資懸念は依然としてくすぶっている状況にある。今回、同社の国内企業で過去最大規模となる1兆円の社債発行は、手元資金の流動性を一気に高めAI投資に振り向けることに主眼を置くが、4%台の高利率になるとの見方もあるなか、中長期的に巨額の利払い負担がのしかかるとの思惑がネガティブに作用した形だ。世界的な金利上昇で足もとハイテク株への風向きが悪くなっているという背景も影響している。
■オキサイド <6521> 3,245円 -115 円 (-3.4%) 11:30現在
オキサイド<6521>は全般波乱地合いに抗し、一時前日比110円高の3470円まで買われる場面があった。同社は酸化物単結晶や、レーザー光源、光計測機器などオプトエレクトロニクス分野で高度な技術を有し、海外売上高が全体の8割を超えグローバルニッチトップとしてのポジションを確立している。そうしたなか、同社はポーランドのFluence社との業務提携に基づく深紫外フェムト秒レーザーに関する基盤技術の開発を進めているが、18日取引終了後に、波長258ナノメートルにおいて、先端半導体市場における精密微細加工への適用を見据えた主要な性能データを取得したことを発表、これを手掛かり材料に投資資金を誘導した。ただ、買い一巡後は全体地合い悪に流されマイナス圏に沈んでいる。
■日立建機 <6305> 5,338円 -152 円 (-2.8%) 11:30現在
日立建機<6305>が反落している。この日の寄り前に、発行済み株数の10.1%を所有する主要株主の日立製作所<6501>から、保有する全株式である2146万2310株を19日に売却する予定であるとの連絡を受けたと発表しており、需給面への影響を警戒した売りが出ているようだ。SMBC日興証券を通じて売却する予定で、SMBC日興証券は国内外の機関投資家に直ちに転売する予定。なお、株式売却後、日立は日立建機の株主ではなくなるが、引き続き事業場の重要なパートナーであり協力関係を継続するとしている。同時に日立建機は自社株買いを実施すると発表した。上限を642万株、または340億円としており、取得期間は8月19日から11月30日まで、株式需給への短期的な影響の緩和を図るとともに、株主還元の強化並びにROE(自己資本利益率)及び資本効率の改善を図るのが狙いとしている。
■三菱地所 <8802> 3,574円 -27 円 (-0.8%) 11:30現在
三菱地所<8802>は4日続落。連日で年初来安値を更新した。中東情勢による原油高や財政拡大懸念から世界的に金利上昇が進むなか、国内債券市場でも新発10年物国債の利回りが足もと2.9%台と約30年ぶりの水準に浮上している。日銀の早期利上げ観測を背景に金利の先高観は一段と強まっている。金利上昇は一般的に、借り入れの多い不動産会社にとって利払い負担の増加につながることから逆風として意識されやすい。三井不動産<8801>、住友不動産<8830>もそろって年初来安値圏に沈んでいる。
■ミライロ <335A> 390円 +60 円 (+18.2%) 一時ストップ高 11:30現在
ミライロ<335A>が一時ストップ高の水準となる410円に買われた。同社はデジタル障害者手帳「ミライロID」の企画、提供などを手掛ける。新規案件の一部が受注に至らなかったことを背景に、13日引け後に26年9月期業績予想の下方修正を発表。翌14日に上場来安値を更新していた。その後17日の取引時間中に、「ミライロID」と、ヤマトホールディングス<9064>傘下のヤマト運輸が提供する個人向け会員サービス「クロネコメンバーズ」の連携サービスを発表。配達時の対応要望を事前に登録できるなど、障害者の利便性向上につながる環境を提供するもので、発表直後の反応はそこまで大きくはなかったものの、企業間連携によるビジネス展開の可能性を改めて意識させる内容となった。18日ザラ場に決算発表前の水準まで戻しながらも株価は低位で推移していたとあって、19日には寄り付き後に断続的な買い物が入り動意づいた。その後は値幅取り狙いの個人投資家の資金も流入。株高に弾みをつける形となった。
■テクニスコ <2962> 1,959円 +300 円 (+18.1%) 11:30現在
テクニスコ<2962>が続騰している。同社は前週末14日の取引終了後、26年6月期の連結決算を発表。売上高は前の期比11.4%増の37億4500万円、営業損益は7400万円の赤字(前の期は14億4300万円の赤字)、最終損益は500万円の黒字(同29億7600万円の赤字)となった。会社計画に対して下振れしたものの、最終損益は辛うじて黒字転換を果たした。27年6月期については、売上高は前期比57.5%増の59億円を計画。営業損益の黒字額は2億5000万円、最終損益の黒字額は2億円の予想を示している。同社のヒートシンク製品はデータセンター市場向けの需要拡大が期待されているほか、放熱効率の大幅な向上に寄与するシルバーダイヤなど、高付加価値製品の拡販により利益率を引き上げる姿勢も示している。決算発表後の株価は下値を探る流れには至らず、25日移動平均線を支えに切り返し、その後は一気に戻りを試す展開となっている。
■Amazia <4424> 404円 +35 円 (+9.5%) 11:30現在
Amazia<4424>が3連騰している。同社が出資するSkyfall<625A>が、17日付で東京証券取引所グロース市場への新規上場が承認されており、引き続きこれを好材料視した買いが入っている。上場予定日は9月17日で、上場に際しAmaziaは4万6900株を売り出す予定で、売却益による業績への好影響も期待されている。
●ストップ高銘柄
なし
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース
弁護士ドットコム<6027>が全体波乱相場の間隙を駆け上がり、一時ストップ高まで買われた。Webを活用した法律相談やクラウドサインなどのITソリューションサービスを展開するが、M&A効果もあり業績は飛躍期に突入している。今月12日に開示した26年4~6月期決算は営業利益段階で前年同期比37%増の6億9800万円と大幅な伸びを達成し、好業績評価の買いを誘導していたが、目先はこれに加え米国で“AI弁護士”によるハルシネーション(情報の捏造)問題が取り沙汰されていることが、株価上昇を加速させるカタリストとなっているもよう。市場では「弁護士COMが強みとする『Legal Brain(リーガルブレイン) 』などの法務AIは信頼性の高い独自のデータベースを土台としているため、米国のAI捏造問題を契機に相対的優位性がクローズアップされるケースも想定できる」(ネット証券アナリスト)という見方が示されていた。
■セイワホールディングス <523A> 1,835円 +50 円 (+2.8%) 11:30現在
セイワホールディングス<523A>が反発している。18日の取引終了後に、8月28~29日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される「日経・東証IRフェア2026」に出展すると発表。認知度アップへの期待感から買われているようだ。開催期間中には両日ともに会社説明会を実施する予定で、29日正午からの会社説明会には野見山勇大社長が登壇する予定としている。
■ボードルア <4413> 3,015円 +73 円 (+2.5%) 11:30現在
ボードルア<4413>が大幅高で4日続伸している。この日寄り前に、MBOの一環として、米ベインキャピタル系ファンドが同社株に対するTOBを実施すると発表したことが好感されている。なお、TOB価格2970円となっている。非公開化により、中長期的な視点に立った積極的な事業投資・M&A・更なる人材強化を迅速かつ機動的に実行できる経営体制を確立することが狙い。買付予定株数は1506万6853株(下限313万5200株、上限設定なし)で、買付期間は8月19日から10月5日までを予定している。TOB成立後、ボードルア株は所定の手続きを経て上場廃止となる予定で、この発表を受けて東京証券取引所は同社株を19日付で監理銘柄(確認中)に指定している。なお、ボードルアは今回のTOBに対して賛同の意見を表明し、株主に対して応募を推奨している。
■エムスリー <2413> 1,729.5円 +34 円 (+2.0%) 11:30現在
エムスリー<2413>が反発している。18日の取引終了後、アクティビストとして知られている香港の投資ファンド、オアシス・マネジメントが、エムスリーの株式を買い増していたことが明らかとなり、思惑視されたようだ。同日に提出された変更報告書によると、オアシスの保有割合は5.03%から6.26%に上昇した。報告義務発生日は10日。
■ヨシックス <3221> 3,345円 +15 円 (+0.5%) 11:30現在
ヨシックスホールディングス<3221>が6日続伸している。すし居酒屋「や台ずし」などを展開する同社が18日の取引終了後に発表した7月度の月次売上高で、既存店売上高が前年同月比2.1%増となり、2カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好材料視されている。なお、全店売上高は同9.3%増だった。
■リゾートトラスト <4681> 1,815円 +1 円 (+0.1%) 11:30現在
リゾートトラスト<4681>はしっかり。18日取引終了後、子会社アドバンスト・メディカル・ケアが三菱商事<8058>との間で、海外市場への高付加価値医療の展開に向けて資本・業務提携すると発表した。両社は2025年に合弁会社を設立するなど既に協業関係があり、これを更に強化する狙いがある。アドバンスト・メディカル・ケアは三菱商を引受先とする第三者割当増資を実施するが、増資後も引き続きリゾートトラの子会社にとどまる見通し。
■パンパシHD <7532> 817.9円 -97.6 円 (-10.7%) 11:30現在 東証プライム 下落率2位
パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス<7532>が急反落している。18日の取引終了後に発表した27年6月期の連結業績予想で、売上高2兆6870億円(前期比9.9%増)、営業利益1790億円(同2.4%増)、純利益1105億円(同0.4%増)と増収増益を見込み、配当予想を中間3円50銭・期末6円50銭の年10円(前期9円50銭)としたものの、営業利益で1900億円前後を見込んでいた市場予想を下回ることから失望売りが出ているようだ。今期は、7月に買収したOlympicグループの改革を推進し、並行して国内事業の出店も積極的に実施するほか、26年4月に第1号店を出店した食品スーパー業態「ロビン・フッド」のモデル確立などでマーケットシェア拡大に向けた成長戦略を進める方針。また、消費行動の変化への機敏な対応を継続するため、売上総利益率の一時的な低下を見込むとしており、これらが利益を圧迫する。なお、26年6月期決算は、売上高2兆4452億円(前の期比8.8%増)、営業利益1748億4200万円(同7.7%増)、純利益1100億8800万円(同21.6%増)だった。国内事業で、低価格戦略や販促施策を推進したことで既存店の客数が伸びた。
■キオクシア <285A> 52,020円 -5,130 円 (-9.0%) 11:30現在 東証プライム 下落率4位
キオクシアホールディングス<285A>はウリ気配スタートで続急落。テクニカル的には今週に入って5日・25日移動平均線のゴールデンクロスを示現したばかりのタイミングだったが、セオリー破りの展開を余儀なくされている。前日の米国株市場では金利上昇懸念を背景にハイテク株への売り圧力が拭えず、主要株価3指数の中でもナスダック総合株価指数の下げが目立った。とりわけ、半導体セクターの軟調が際立ち、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は5%近い下落でマドを開け75日移動平均線を下抜けた。東京市場でもAI・半導体関連のシンボルストックであるキオクシアをはじめ改めて売り攻勢に晒された。前日の米株市場では同社株と株価連動性の高いサンディスク<SNDK>が9%安と急落したこともネガティブに作用しているようだ。
■ソフトバンクグループ <9984> 5,360円 -470 円 (-8.1%) 11:30現在
ソフトバンクグループ<9984>がマドを開け大幅安。前日の米国株市場でAI・半導体関連株が総じて売られたことを受け逆風に晒される格好に。更に、「同社が個人投資家を対象に1兆円規模の社債発行を準備していると18日の日本経済新聞電子版が報じており、これが全体地合い悪もあって下げを助長する格好となった」(中堅証券ストラテジスト)とみられている。ここ東京市場では同社株を含めAI・半導体関連の主力どころが買い戻される流れとなっていたが、AIインフラへの過剰投資懸念は依然としてくすぶっている状況にある。今回、同社の国内企業で過去最大規模となる1兆円の社債発行は、手元資金の流動性を一気に高めAI投資に振り向けることに主眼を置くが、4%台の高利率になるとの見方もあるなか、中長期的に巨額の利払い負担がのしかかるとの思惑がネガティブに作用した形だ。世界的な金利上昇で足もとハイテク株への風向きが悪くなっているという背景も影響している。
■オキサイド <6521> 3,245円 -115 円 (-3.4%) 11:30現在
オキサイド<6521>は全般波乱地合いに抗し、一時前日比110円高の3470円まで買われる場面があった。同社は酸化物単結晶や、レーザー光源、光計測機器などオプトエレクトロニクス分野で高度な技術を有し、海外売上高が全体の8割を超えグローバルニッチトップとしてのポジションを確立している。そうしたなか、同社はポーランドのFluence社との業務提携に基づく深紫外フェムト秒レーザーに関する基盤技術の開発を進めているが、18日取引終了後に、波長258ナノメートルにおいて、先端半導体市場における精密微細加工への適用を見据えた主要な性能データを取得したことを発表、これを手掛かり材料に投資資金を誘導した。ただ、買い一巡後は全体地合い悪に流されマイナス圏に沈んでいる。
■日立建機 <6305> 5,338円 -152 円 (-2.8%) 11:30現在
日立建機<6305>が反落している。この日の寄り前に、発行済み株数の10.1%を所有する主要株主の日立製作所<6501>から、保有する全株式である2146万2310株を19日に売却する予定であるとの連絡を受けたと発表しており、需給面への影響を警戒した売りが出ているようだ。SMBC日興証券を通じて売却する予定で、SMBC日興証券は国内外の機関投資家に直ちに転売する予定。なお、株式売却後、日立は日立建機の株主ではなくなるが、引き続き事業場の重要なパートナーであり協力関係を継続するとしている。同時に日立建機は自社株買いを実施すると発表した。上限を642万株、または340億円としており、取得期間は8月19日から11月30日まで、株式需給への短期的な影響の緩和を図るとともに、株主還元の強化並びにROE(自己資本利益率)及び資本効率の改善を図るのが狙いとしている。
■三菱地所 <8802> 3,574円 -27 円 (-0.8%) 11:30現在
三菱地所<8802>は4日続落。連日で年初来安値を更新した。中東情勢による原油高や財政拡大懸念から世界的に金利上昇が進むなか、国内債券市場でも新発10年物国債の利回りが足もと2.9%台と約30年ぶりの水準に浮上している。日銀の早期利上げ観測を背景に金利の先高観は一段と強まっている。金利上昇は一般的に、借り入れの多い不動産会社にとって利払い負担の増加につながることから逆風として意識されやすい。三井不動産<8801>、住友不動産<8830>もそろって年初来安値圏に沈んでいる。
■ミライロ <335A> 390円 +60 円 (+18.2%) 一時ストップ高 11:30現在
ミライロ<335A>が一時ストップ高の水準となる410円に買われた。同社はデジタル障害者手帳「ミライロID」の企画、提供などを手掛ける。新規案件の一部が受注に至らなかったことを背景に、13日引け後に26年9月期業績予想の下方修正を発表。翌14日に上場来安値を更新していた。その後17日の取引時間中に、「ミライロID」と、ヤマトホールディングス<9064>傘下のヤマト運輸が提供する個人向け会員サービス「クロネコメンバーズ」の連携サービスを発表。配達時の対応要望を事前に登録できるなど、障害者の利便性向上につながる環境を提供するもので、発表直後の反応はそこまで大きくはなかったものの、企業間連携によるビジネス展開の可能性を改めて意識させる内容となった。18日ザラ場に決算発表前の水準まで戻しながらも株価は低位で推移していたとあって、19日には寄り付き後に断続的な買い物が入り動意づいた。その後は値幅取り狙いの個人投資家の資金も流入。株高に弾みをつける形となった。
■テクニスコ <2962> 1,959円 +300 円 (+18.1%) 11:30現在
テクニスコ<2962>が続騰している。同社は前週末14日の取引終了後、26年6月期の連結決算を発表。売上高は前の期比11.4%増の37億4500万円、営業損益は7400万円の赤字(前の期は14億4300万円の赤字)、最終損益は500万円の黒字(同29億7600万円の赤字)となった。会社計画に対して下振れしたものの、最終損益は辛うじて黒字転換を果たした。27年6月期については、売上高は前期比57.5%増の59億円を計画。営業損益の黒字額は2億5000万円、最終損益の黒字額は2億円の予想を示している。同社のヒートシンク製品はデータセンター市場向けの需要拡大が期待されているほか、放熱効率の大幅な向上に寄与するシルバーダイヤなど、高付加価値製品の拡販により利益率を引き上げる姿勢も示している。決算発表後の株価は下値を探る流れには至らず、25日移動平均線を支えに切り返し、その後は一気に戻りを試す展開となっている。
■Amazia <4424> 404円 +35 円 (+9.5%) 11:30現在
Amazia<4424>が3連騰している。同社が出資するSkyfall<625A>が、17日付で東京証券取引所グロース市場への新規上場が承認されており、引き続きこれを好材料視した買いが入っている。上場予定日は9月17日で、上場に際しAmaziaは4万6900株を売り出す予定で、売却益による業績への好影響も期待されている。
●ストップ高銘柄
なし
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース