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    2026年8月6日 5時20分

    前日に「買われた株!」総ザライ (1) ―本日につながる期待株は?―

    ■イビデン <4062>  20,330円 (+4,000円、+24.5%) ストップ高

     東証プライムの上昇率トップ。イビデン <4062> [東証P]がストップ高。4日の取引終了後、27年3月期第1四半期(4-6月)連結決算の発表にあわせて、通期業績予想を上方修正した。売上高を5000億円から5500億円(前期比32.1%増)、営業利益を900億円から1270億円(同2.0倍)、最終利益を580億円から840億円(同31.8%増)に引き上げており、好感した買いが集まった。最終利益は減益予想から一転、増益を見込む。電子事業におけるICパッケージ基板の需要が当初想定を大きく上回っていることや、為替相場が円安水準で推移していることを踏まえた。今後についてもAIサーバー向け製品及び汎用サーバー向け製品に対する堅調な需要、スイッチIC向け製品の需要拡大を見込む。なお、4-6月期は売上高が1232億1900万円(前年同期比26.4%増)、営業利益が268億8000万円(同52.4%増)、最終利益が179億1800万円(同40.8%増)だった。また、同時に9月30日を基準日として1株を2株に株式分割すると開示しており、これも株価の支援材料となった。投資単位当たりの金額を引き下げ、投資家層の拡大と市場流動性の向上を図る。

    ■東インキ <4635>  1,673円 (+300円、+21.9%) ストップ高

     東京インキ <4635> [東証S]がストップ高。同社は5日午後2時ごろ、27年3月期通期の連結業績予想を修正。営業利益の見通しは従来の18億円から27億円(前期比21.7%増)に引き上げた。売上高予想も489億円から543億円(同8.8%増)に上方修正。機能性インキ・コート剤及びメディカルパッケージ向け製品を中心としたグラビアインキ、化成品事業におけるモビリティ用途向け製品、機能性包材用途向け製品などが堅調に推移するとみている。また、中間配当を従来計画比20円増額の50円、期末配当を同10円増額の45円にすることも発表。これにより、年間配当は同30円増額の95円となる。加えて、80万株(自己株式を除く発行済み株式総数の6.40%)、12億円を上限とする自社株取得枠を設定したことも発表。取得期間は8月6日から来年3月31日までとなっている。

    ■荒川化 <4968>  2,337円 (+400円、+20.7%) ストップ高

     東証プライムの上昇率2位。荒川化学工業 <4968> [東証P]がストップ高。ストップ高の水準となる2337円に買われた。その後、同水準でカイ気配に張り付いた。5日午後3時、27年3月期第1四半期(4-6月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比12.0%増の222億8200万円、最終利益は同2.4倍の12億9600万円となった。大幅増益でかつ、営業・経常・最終利益はいずれも中間期の計画を上回って着地しており、投資マネーの加勢により株高に弾みがついた。AIサーバー向けの需要が想定を上回り、機能性コーティング材料用の光硬化型樹脂の販売が大幅に伸びた。ハードディスク用精密研磨剤の販売も前年同期を大きく上回る結果となった。

    ■アルコニクス <3036>  3,160円 (+501円、+18.8%) ストップ高

     東証プライムの上昇率4位。アルコニックス <3036> [東証P]がストップ高。5日午後0時30分ごろ、27年3月期第1四半期(4-6月)の連結決算の発表にあわせて、通期業績予想を上方修正した。売上高予想を2350億円から2650億円(前期比20.6%増)、営業利益予想を107億円から147億円(同50.9%増)に引き上げた。同時に年間配当予想を5円増額の95円(前期は87円)に変更しており、これらを好感した買いが集まった。中間配当は2円増額の47円、期末配当は3円増額の48円を見込む。非鉄関連相場の高止まりや需要家による特需、 半導体関連に対する堅調な需要の継続を追い風とし、4-6月期に全セグメントが好調に推移したことから、通期業績が期初予想を上回る見通しになった。4-6月期は売上高が725億1200万円(前年同期比38.1%増)、営業利益が69億3000万円(同2.8倍)だった。

    ■ダイダン <1980>  2,846円 (+429円、+17.8%)

     東証プライムの上昇率5位。ダイダン <1980> [東証P]が続急騰。5日午後1時ごろ、27年3月期第1四半期(4-6月)の連結決算を発表した。売上高が616億100万円(前年同期比2.4%増)、営業利益が109億3200万円(同12.7%増)だったと発表しており、材料視した買いが集まった。プレハブ・ユニット加工のためのフロントローディングやバックオフィスからの現場支援による施工プロセスの高度化といった工事原価の低減策が奏功したうえ、人件費や資機材価格の高騰に対する価格転嫁も進めている。受注工事高は1517億7600万円(前年同期比2.3倍)と大幅に拡大。大型データセンターや半導体工場、シンガポールの大型プロジェクトなどを受注した。

    ■指月電 <6994>  1,259円 (+187円、+17.4%)

     指月電機製作所 <6994> [東証S]が5日続急騰。同社は5日午後1時、27年3月期第1四半期(4-6月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直した。今期の売上高予想は296億円から312億円(前期比11.4%増)、経常利益予想は29億円から32億円(同8.1%増)に増額修正した。経常利益は微減益の見通しから一転、過去最高益の更新を計画。配当予想も引き上げており、株価の支援材料となった。コンデンサー・モジュールや電力機器関連が好調に推移しており、売り上げが想定を上回る。同社は中間配当予想を2円50銭増額して12円50銭に修正。期末配当予想は据え置く。年間配当予想は26円50銭(前期比2円50銭増配)となる。第1四半期の売上高は73億6400万円(前年同期比21.0%増)、経常利益が7億1800万円(同79.6%増)となった。

    ■HENNGE <4475>  1,519円 (+218円、+16.8%)

     HENNGE <4475> [東証G]が続急騰。同社は4日取引終了後、26年9月期第3四半期累計(25年10月-26年6月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比17.4%増の18億5400万円となり、通期計画の20億5700万円に対する進捗率は90.1%に達した。売上高は同17.1%増の93億9000万円で着地。主力のクラウドセキュリティーサービス「HENNGE One」の売り上げが伸びたことなどが寄与した。なお、通期業績予想については従来計画を据え置いた。

    ■大紀ア <5702>  1,765円 (+238円、+15.6%)

     東証プライムの上昇率9位。大紀アルミニウム工業所 <5702> [東証P]が急反騰。5日午後3時ごろ、27年3月期の連結業績予想を修正したと発表した。売上高予想を3867億円から4428億円(前期比33.7%増)、営業利益予想を121億6000万円から175億5000万円(同2.4倍)に引き上げた。同時に年間配当予想を20円増額の90円(前期は55円)に変更しており、これらを好感した買いが集まった。同社は主にアルミニウム二次合金地金の製造・販売を手掛ける。販売量と販売価格が上昇するなか、製品と原料の価格差が拡大し、利益が前回想定を上回る見通しになった。

    ■SBG <9984>  5,958円 (+730円、+14.0%)

     東証プライムの上昇率10位。ソフトバンクグループ <9984> [東証P]が急反騰。前日4日の海外市場では半導体株全般に買いが優勢となり、米国市場においてフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は6%を超す上昇となった。ソフトバンクG傘下の英半導体設計大手アーム・ホールディングス <ARM> のADR(米預託証券)に至っては、前の日に比べて17%を超す上昇で引けた。アームの頑強な動きを受け、ソフトバンクGに対して投資マネーの流入が加速した。ソフトバンクGは6日に決算発表を予定している。

    ■スカJSAT <9412>  2,500円 (+286円、+12.9%)

     スカパーJSAT <9412> [東証P]が5日続急騰。同社は5日午後2時、27年3月期第1四半期(4-6月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比12.0%増の333億9400万円、最終利益は同49.6%増の82億2600万円となった。大幅な増収増益で着地し、評価されたようだ。宇宙事業とメディア事業がともに増収増益となった。宇宙関連では衛星コンステレーションの整備・運営などの事業を含め安全保障領域の取引が拡大。メディア事業では光再送信サービスの値上げ効果や接続世帯数の拡大が寄与した。

    ■テクノ菱和 <1965>  6,490円 (+700円、+12.1%)

     テクノ菱和 <1965> [東証S]が続急騰。25日移動平均線と75日移動平均線を一気に上抜け、200日移動平均線にタッチした。5日、27年3月期第1四半期(4-6月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比9.1%増の223億5100万円、最終利益は同22.2%増の20億7100万円となった。同社は空調工事を展開。大型物件の進捗が順調だったことに加えて、4-6月期は受注高が同53.3%増の510億9000万円と大幅に伸長した。産業設備工事分野で半導体や食品関連における複数の大型物件を受注。一般ビル設備工事分野では、リゾート関連の大型物件を受注したという。更に9月30日を基準日として10月1日付で1株を3株に分割すると発表。期末配当予想に関しては、株式分割前のベースで88円から90円(株式分割後ベースで30円)に見直した。2ケタ増益での着地と受注高急増に対する評価とともに、株式の流動性向上期待が膨らむ形となり、買いが優勢となった。

    ■オークネット <3964>  1,470円 (+144円、+10.9%)

     オークネット <3964> [東証P]が急反騰。同社は4日の取引終了後、26年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績・配当予想を修正した。今期の売上高予想は従来の見通しから30億円増額して750億円(前期比16.9%増)、最終利益予想は3億円増額して78億円(同31.7%増)に見直した。これまで21円としていた期末配当予想については、普通配当22円と特別配当39円の合計61円に大幅に増額修正し、更に特別株主優待の実施も公表。これらを材料視した買いが入ったようだ。同社は業者向けのネットオークション事業を展開。中古スマートフォンやブランド品などを取り扱うライフスタイルプロダクツセグメントでは、新規ソーシング先の強化により流通台数が増加し、為替の影響も手伝って6月中間期において平均成約単価が好調に推移した。モビリティ&エネルギーセグメントでは、中古車需要が引き続き高く、輸出事業者の落札が旺盛だった。年間配当予想は普通配当43円と特別配当39円の合計82円(株式分割後ベースで前期は29円)となる。このほか9月2日時点で100株以上を保有する株主に対し、保有株式数の区分に応じ株主優待ポイントを付与する特別株主優待を実施する。

    ■古河電 <5801>  3,919円 (+353円、+9.9%)

     古河電気工業 <5801> [東証P]が5日続急伸。戻り足を継続した。同社は4日の取引終了後、光ファイバーや光ファイバーケーブルの生産能力を増強すると発表。これが株価の刺激材料となった。生成AIの普及でデータセンター関連でのインフラ投資が拡大するなか、光伝送の大容量化に対応するローラブルリボンケーブルについて中長期的に成長が見込めると判断し、設備投資に踏み切る。米国やブラジル、日本、インドにおいて投資を実施し、29年3月期下期より順次稼働させる予定。光ファイバー及び光ファイバーケーブル(ローラブルリボンケーブル)の製造装置や土地、建屋など総投資額は約1000億円を見込む。ローラブルリボンケーブルの製造能力は25年度末比で概ね2倍となる見通しという。

    ■長瀬産 <8012>  1,272.5円 (+114円、+9.8%)

     長瀬産業 <8012> [東証P]が急反発。約4ヵ月ぶりに上場来高値を更新した。4日取引終了後、第1四半期(4-6月)連結決算を発表。売上高は2797億1800万円(前年同期比17.9%増)、営業利益は170億800万円(同65.9%増)だった。中東情勢の影響による市況高騰を追い風に、主力のマテリアルセグメントが伸びた。AI半導体向けに変性エポキシ樹脂の販売も好調だった。これを評価した買いが流入した。あわせて、取得上限370万株(自己株式を除く発行済み株式総数の0.90%)、または30億円とする自社株買いの実施を発表した。期間は8月5日~9月30日。

    ■新日本科学 <2395>  1,350円 (+113円、+9.1%)

     新日本科学 <2395> [東証P]が5日ぶり急反発。5日午前11時30分ごろ、27年3月期第1四半期(4-6月)の連結決算の発表にあわせて、第2四半期累計(4-9月)業績予想を上方修正した。売上高予想を165億9600万円から171億5400万円(前年同期比16.1%増)、営業利益予想を4億6300万円から12億4000万円(同25.3倍)、最終利益予想を11億6700万円から19億1700万円(同80.6%増)に引き上げており、好感した買いが集まった。CRO(医薬品開発受託)事業が順調に推移しているほか、TR(トランスレーショナルリサーチ)事業における経費の計上が下期にずれる見通しになった。加えて、4-6月期に当初想定していなかった為替差益1億7200万円を計上したことも反映した。なお、27年3月期通期業績予想は売上高380億円(前期比16.8%増)、営業利益30億円(同13.0%増)、最終利益35億円(同23.4%減)の従来見通しを据え置いた。

    ■プレス工 <7246>  937円 (+75円、+8.7%)

     プレス工業 <7246> [東証P]が急反発。5日午後1時ごろ、27年3月期連結業績予想について売上高を1900億円から1970億円(前期比2.6%減)へ、営業利益を114億円から130億円(同3.8%減)へ上方修正すると発表した。配当予想も44円から50円(前期37円)へ増額した。これを好感した買いが集まった。タイにおける中東情勢の影響に対する対策効果などで、上期業績が上振れする見通しとなったため。加えて、得意先への販売好調による生産増や想定為替レートを円安に見直したことによる影響も織り込んだ。

    ※5日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

    株探ニュース