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    2026年7月28日 15時45分

    話題株ピックアップ【夕刊】(1):円谷フィHD、SHIFT、日本製鉄

    ■円谷フィHD <2767>  1,930円  +400 円 (+26.1%) ストップ高
     円谷フィールズホールディングス<2767>はストップ高。27日取引終了後、27年3月期連結業績予想について売上高を1870億円から2053億円(前期比17.9%増)へ、営業利益を190億円から225億円(同28.9%増)へ上方修正すると発表した。ウルトラマン60周年記念特別配当として70円を実施し、年間配当予想を140円(前期70円)とする方針も示した。これを好感した買いが膨らんでいる。遊技機を製造販売する主力のアミューズメント事業において納品予定機種の完売や流通プラットフォームを通じた構造的な収益性向上があり、この影響を織り込んだ。映像作品の企画製作や商品化などを担うコンテンツ&デジタル事業も、国内自社MD・ライセンスの堅調な推移や中国市場の業績回復を受けて大きく上振れする見通し。あわせて、29年3月期を最終年度とする中期経営計画の数値目標を上方修正した。最終年度の売上高目標を2020億円から2303億円へ、営業利益目標を250億円から285億円へ見直した。

    ■ベルパーク <9441>  2,827円  +292 円 (+11.5%)
     ベルパーク<9441>は後場急上昇。きょう正午ごろ、26年12月期連結業績予想を修正したと発表した。売上高予想を前回予想の1200億円から1300億円(前期比0.5%増)、営業利益予想を50億円から66億円(同12.2%増)、最終利益予想を33億円から46億5000万円(同12.6%増)に上方修正した。今期は減収減益予想から一転して増収増益を見込む。同時に期末配当予想を42円増額の93円に引き上げており、これらを好感した買いが集まっている。年間配当予想は中間51円・期末93円の合計144円(前期は102円)となる。6月中間期の業績が当初の想定を上回った。キャリアショップ事業及び法人ソリューション事業の売上高及び営業利益が期初予想を上回ったことから、売上高が前回予想の620億円から678億円(前年同期比5.6%増)、営業利益が27億円から50億円(同32.9%増)、最終利益が18億円から35億円(同36.6%増)に上振れして着地したようだ。なお、下半期については将来的なストック収益の拡大を目的とする新規回線の獲得を強化するため、販促費を期初予想から増やすほか、人件費やシステム関連投資も増加させる予定。

    ■SHIFT <3697>  950円  +67.8 円 (+7.7%)
     SHIFT<3697>は3日続伸。27日、日本プルーフポイント(東京都千代田区)と協業し、同社が展開する内部不正・内部脅威対策ソリューション「Proofpoint Insider Threat Management(Proofpoint ITM)」の導入・定着支援を始めると発表しており、株価の支援材料となったようだ。SHIFTによると、従来のログ監視ツールはアクセスした人物やファイルといった断片的な記録しか追跡できなかったが、日本プルーフポイントのProofpoint ITMはデータの移動や操作などユーザーの行動の文脈を時系列で記録することで、リアルタイムでの可視化・分析を行うという。

    ■さくらネット <3778>  3,100円  +200 円 (+6.9%)
     さくらインターネット<3778>は後場急騰。きょう午後0時30分ごろ、27年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算の発表にあわせて、通期業績予想を上方修正した。売上高予想を前回予想の450億円から455億円(前期比28.9%増)、営業損益予想を15億円の黒字から25億円の黒字(前期は4億300万円の赤字)、最終利益予想を8億5000万円から15億円(前期比6.9倍)に引き上げており、業況を評価した買いが集まっている。GPUインフラストラクチャーサービスの好調を踏まえた。生成AI市場の急速な需要拡大を背景にGPUは高稼働率を維持すると見込む。加えて、クラウドサービスはガバメントクラウド採択の影響により、大型・長期案件が増えているという。なお、4~6月は売上高が111億3400万円(前年同期比48.6%増)、営業損益が12億3000万円の黒字(前年同期は4億5700万円の赤字)、最終損益が8億5500万円の黒字(同3億2400万円の赤字)だった。また、同時に生成AIサービス用に、エヌビディア<NVDA>製「NVIDIA HGX Rubin NVL8」を搭載したサーバーラックシステムなどに対する投資を決めたと開示。金額は260億円で、納入予定時期は来年1月となっている。

    ■QPSHD <464A>  1,517円  +74 円 (+5.1%)
     QPSホールディングス<464A>が逆行高。小型SAR衛星の開発・製造を手掛ける同社は27年5月期の最終利益が19億円(前期比64.9%増)と宇宙開発関連企業のなかで今期増益予想を示す企業の一つ。株価は5月29日に年初来高値4485円を形成後に頭打ちとなり、7月27日に年初来安値1415円をつけた。需給調整が進むなかで値頃感を意識した買いが入ったほか、外資系証券がQPSHDについて、投資判断最上位で新規にカバレッジを開始したことも明らかとなり、株価の刺激材料となった。

    ■RYODEN <8084>  4,080円  +155 円 (+4.0%)
     RYODEN<8084>は朝安後切り返し大幅続伸。年初来高値を更新した。きょう午前11時ごろ、27年3月期の連結業績予想を修正したと発表した。売上高予想は2370億円から2520億円(前期比18.4%増)、営業利益予想を60億円から75億円(同43.0%増)、最終利益予想を47億円から60億円(同13.7%増)に引き上げた。最終利益は減益予想から一転して増益を見込む。同時に年間配当予想を中間・期末各75円の合計150円から、中間・期末各85円の170円に上方修正しており、これらを好感した買いが集まっている。FAシステムは市場の回復が想定以上に早く、受注環境が好調。加えて、データセンター向けの世界的な需要急増により販売単価が上昇したエレクトロニクス、猛暑需要に対応した省エネソリューション製品が堅調な冷熱ビルシステムで営業利益が当初の想定を上回る。

    ■スマレジ <4431>  3,160円  +110 円 (+3.6%)
     スマレジ<4431>は逆行高。食料品の消費減税を巡り、政府が来年4月から2年限定で1%に引き下げる方針を固めたことが伝わっている。これを受け、クラウドPOSレジを提供する同社の商機拡大につながるとの思惑から、全体波乱相場のなか買いが優勢となったようだ。同社が手掛けるクラウドPOSレジ「スマレジ」は複数税率や税率変更に標準対応している。税率の見直しが行われた場合でもアップデートで円滑に対応でき、レジの買い換えや設定を一から作り直す必要はないという。

    ■キユーピー <2809>  4,678円  +155 円 (+3.4%)
     キユーピー<2809>や山崎製パン<2212>が堅調推移。雪印メグミルク<2270>や日清食品ホールディングス<2897>、カルビー<2229>がプラス圏での値動き。朝日新聞は27日夜、「食料品の2年限定の消費減税について、政府・与党は来年4月から1%に引き下げる方針を固めた」と報じた。高市早苗首相が30日にも、法改正に向けた自民党の党内手続きを指示する方向で調整しているという。食料品の消費減税が消費者の購入意欲を刺激し、食品各社の来期の業績にポジティブな影響をもたらすとの見方が広がるなか、ディフェンシブ性があり出遅れ感も兼ね備える食品株を物色する姿勢が現れたようだ。

    ■カーブスHD <7085>  977円  +30 円 (+3.2%)
     カーブスホールディングス<7085>が3日続伸。東海東京インテリジェンス・ラボは27日、同社株の目標株価を1200円から1370円に引き上げた。レーティングは3段階で最上位の「アウトパフォーム」を継続した。同社は比較的高齢の女性を対象としたフィットネスクラブを運営する。同証券では、アウトパフォームの理由として(1)会員数の増加継続(2)会員向け物販の増加(3)中期的にはブランドの多角化による顧客層の拡大――などを想定するため、としている。26年8月期の連結営業利益は前期比26.1%増の80億円(会社計画77億円)を予想している。

    ■日本製鉄 <5401>  654円  +17.1 円 (+2.7%)
     日本製鉄<5401>が11連騰。世界的にAI・半導体株が調整色を強めるなかで、バリューセクターへの資金シフトが顕著となっている。日本製鉄は27年3月期の売上高予想を前期比9.3%増の11兆円、最終利益予想を同13倍の2200億円とする。傘下のUSスチールの利益貢献を想定し、大幅な最終増益計画を示しているものの、株価は7月2日に年初来安値を更新していた。その後は戻りを試す展開となったが、足もとのPBR(株価純資産倍率)は0.6倍台となお割安感が強く意識される水準にある。25日移動平均線と75日移動平均線がゴールデンクロスを達成するなど、中期的な上昇トレンド転換が示唆される状態とあって、この日も機関投資家を中心とした断続的な買い物に支えられる格好となっている。

    株探ニュース