2026年7月28日 15時38分
<動意株・28日>(大引け)=日本製鉄、さくらネット、ハイパーなど
日本製鉄<5401>=11連騰。世界的にAI・半導体株が調整色を強めるなかで、バリューセクターへの資金シフトが顕著となっている。日本製鉄は27年3月期の売上高予想を前期比9.3%増の11兆円、最終利益予想を同13倍の2200億円とする。傘下のUSスチールの利益貢献を想定し、大幅な最終増益計画を示しているものの、株価は7月2日に年初来安値を更新していた。その後は戻りを試す展開となったが、足もとのPBR(株価純資産倍率)は0.6倍台となお割安感が強く意識される水準にある。25日移動平均線と75日移動平均線がゴールデンクロスを達成するなど、中期的な上昇トレンド転換が示唆される状態とあって、この日も機関投資家を中心とした断続的な買い物に支えられる格好となっている。
さくらインターネット<3778>=急伸。きょう午後0時30分ごろ、27年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算の発表にあわせて、通期業績予想を上方修正した。売上高予想を前回予想の450億円から455億円(前期比28.9%増)、営業損益予想を15億円の黒字から25億円の黒字(前期は4億300万円の赤字)、最終利益予想を8億5000万円から15億円(前期比6.9倍)に引き上げており、業況を評価した買いが集まっている。GPUインフラストラクチャーサービスの好調を踏まえた。生成AI市場の急速な需要拡大を背景にGPUは高稼働率を維持すると見込む。加えて、クラウドサービスはガバメントクラウド採択の影響により、大型・長期案件が増えているという。なお、4~6月は売上高が111億3400万円(前年同期比48.6%増)、営業損益が12億3000万円の黒字(前年同期は4億5700万円の赤字)、最終損益が8億5500万円の黒字(同3億2400万円の赤字)だった。また、同時に生成AIサービス用に、エヌビディア<NVDA>製「NVIDIA HGX Rubin NVL8」を搭載したサーバーラックシステムなどに対する投資を決めたと開示。金額は260億円で、納入予定時期は来年1月となっている。
ハイパー<3054>=後場、物色の矛先向かう。この日、同社は26年12月期業績予想を引き上げたと発表。今期の売上高予想を従来の見通しから9億3400万円増額して120億円(前期比12.9%減)、経常利益予想を1億3600万円増額して2億6500万円(同18.7%減)に見直しており、好感されたようだ。前期にWindows10からの移行需要があり、その反動で今期のITサービス事業は慎重な事業環境を想定していたものの、在庫戦略が奏功しパソコン端末などの販売が想定を上回って推移。セキュリティー関連商材やAI関連サービスの販売も堅調で、更にアスクルエージェント事業も取り引きの回復が進み業績に寄与する。
円谷フィールズホールディングス<2767>=ストップ高。27日取引終了後、27年3月期連結業績予想について売上高を1870億円から2053億円(前期比17.9%増)へ、営業利益を190億円から225億円(同28.9%増)へ上方修正すると発表した。ウルトラマン60周年記念特別配当として70円を実施し、年間配当予想を140円(前期70円)とする方針も示した。これを好感した買いが膨らんでいる。遊技機を製造販売する主力のアミューズメント事業において納品予定機種の完売や流通プラットフォームを通じた構造的な収益性向上があり、この影響を織り込んだ。映像作品の企画製作や商品化などを担うコンテンツ&デジタル事業も、国内自社MD・ライセンスの堅調な推移や中国市場の業績回復を受けて大きく上振れする見通し。あわせて、29年3月期を最終年度とする中期経営計画の数値目標を上方修正した。最終年度の売上高目標を2020億円から2303億円へ、営業利益目標を250億円から285億円へ見直した。
SHIFT<3697>=上値指向鮮明。27日、日本プルーフポイント(東京都千代田区)と協業し、同社が展開する内部不正・内部脅威対策ソリューション「Proofpoint Insider Threat Management(Proofpoint ITM)」の導入・定着支援を始めると発表しており、株価の支援材料となっているようだ。SHIFTによると、従来のログ監視ツールはアクセスした人物やファイルといった断片的な記録しか追跡できなかったが、日本プルーフポイントのProofpoint ITMはデータの移動や操作などユーザーの行動の文脈を時系列で記録することで、リアルタイムでの可視化・分析を行うという。
しまむら<8227>=続伸。一時96円高の3465円まで上値を伸ばす場面があった。テクニカル的には今月9日に2回目のマドを開けているが、これを埋める形で実需買いが流入している。低価格帯のファッション衣料の販売を手掛けるが、プライベートブランド(PB)などの好調が牽引し、27年2月期第1四半期(3~5月)決算は営業利益が前年同期比17%増の178億9000万円と同期間として3年連続のピーク更新を果たしている。AI・半導体関連への投げ売りが止まらないなか、一部内需の消費関連に物色の矛先が向いている。そのなか同社はPB商品の効果で収益力に磨きがかかっている点は強みといえる。市場では「円安の進行はコスト増加要因だが、それを感じさせない形で経営努力が結実している点を投資マネーが改めて評価している」(中堅証券ストラテジスト)という声が聞かれる。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
さくらインターネット<3778>=急伸。きょう午後0時30分ごろ、27年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算の発表にあわせて、通期業績予想を上方修正した。売上高予想を前回予想の450億円から455億円(前期比28.9%増)、営業損益予想を15億円の黒字から25億円の黒字(前期は4億300万円の赤字)、最終利益予想を8億5000万円から15億円(前期比6.9倍)に引き上げており、業況を評価した買いが集まっている。GPUインフラストラクチャーサービスの好調を踏まえた。生成AI市場の急速な需要拡大を背景にGPUは高稼働率を維持すると見込む。加えて、クラウドサービスはガバメントクラウド採択の影響により、大型・長期案件が増えているという。なお、4~6月は売上高が111億3400万円(前年同期比48.6%増)、営業損益が12億3000万円の黒字(前年同期は4億5700万円の赤字)、最終損益が8億5500万円の黒字(同3億2400万円の赤字)だった。また、同時に生成AIサービス用に、エヌビディア<NVDA>製「NVIDIA HGX Rubin NVL8」を搭載したサーバーラックシステムなどに対する投資を決めたと開示。金額は260億円で、納入予定時期は来年1月となっている。
ハイパー<3054>=後場、物色の矛先向かう。この日、同社は26年12月期業績予想を引き上げたと発表。今期の売上高予想を従来の見通しから9億3400万円増額して120億円(前期比12.9%減)、経常利益予想を1億3600万円増額して2億6500万円(同18.7%減)に見直しており、好感されたようだ。前期にWindows10からの移行需要があり、その反動で今期のITサービス事業は慎重な事業環境を想定していたものの、在庫戦略が奏功しパソコン端末などの販売が想定を上回って推移。セキュリティー関連商材やAI関連サービスの販売も堅調で、更にアスクルエージェント事業も取り引きの回復が進み業績に寄与する。
円谷フィールズホールディングス<2767>=ストップ高。27日取引終了後、27年3月期連結業績予想について売上高を1870億円から2053億円(前期比17.9%増)へ、営業利益を190億円から225億円(同28.9%増)へ上方修正すると発表した。ウルトラマン60周年記念特別配当として70円を実施し、年間配当予想を140円(前期70円)とする方針も示した。これを好感した買いが膨らんでいる。遊技機を製造販売する主力のアミューズメント事業において納品予定機種の完売や流通プラットフォームを通じた構造的な収益性向上があり、この影響を織り込んだ。映像作品の企画製作や商品化などを担うコンテンツ&デジタル事業も、国内自社MD・ライセンスの堅調な推移や中国市場の業績回復を受けて大きく上振れする見通し。あわせて、29年3月期を最終年度とする中期経営計画の数値目標を上方修正した。最終年度の売上高目標を2020億円から2303億円へ、営業利益目標を250億円から285億円へ見直した。
SHIFT<3697>=上値指向鮮明。27日、日本プルーフポイント(東京都千代田区)と協業し、同社が展開する内部不正・内部脅威対策ソリューション「Proofpoint Insider Threat Management(Proofpoint ITM)」の導入・定着支援を始めると発表しており、株価の支援材料となっているようだ。SHIFTによると、従来のログ監視ツールはアクセスした人物やファイルといった断片的な記録しか追跡できなかったが、日本プルーフポイントのProofpoint ITMはデータの移動や操作などユーザーの行動の文脈を時系列で記録することで、リアルタイムでの可視化・分析を行うという。
しまむら<8227>=続伸。一時96円高の3465円まで上値を伸ばす場面があった。テクニカル的には今月9日に2回目のマドを開けているが、これを埋める形で実需買いが流入している。低価格帯のファッション衣料の販売を手掛けるが、プライベートブランド(PB)などの好調が牽引し、27年2月期第1四半期(3~5月)決算は営業利益が前年同期比17%増の178億9000万円と同期間として3年連続のピーク更新を果たしている。AI・半導体関連への投げ売りが止まらないなか、一部内需の消費関連に物色の矛先が向いている。そのなか同社はPB商品の効果で収益力に磨きがかかっている点は強みといえる。市場では「円安の進行はコスト増加要因だが、それを感じさせない形で経営努力が結実している点を投資マネーが改めて評価している」(中堅証券ストラテジスト)という声が聞かれる。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS