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    2026年7月21日 5時20分

    前週末17日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

    ■BTCJPN <8105>  99円 (-36円、-26.7%)

     Bitcoin Japan <8105> [東証S]が続急落。16日の取引終了後、投資事業のEVOファンド(ケイマン諸島)を割当予定先とする第1回無担保転換社債型新株予約権付社債(CB)と第2回新株予約権の発行を決議したと発表した。CBが全て当初転換価額の138円で転換され、新株予約権が全て行使された場合の希薄化率95.33%となっており、株主価値の希薄化を懸念した売りが膨らんだ。同社は手取り概算で約96億5700万円を調達し、未公開株投資やレアアース鉱山投資などを行う予定だという。

    ■チャットプラ <598A>  2,284円 (-500円、-18.0%) ストップ安

     チャットプラス <598A> [東証G]がストップ安。同社は15日に東証グロース市場に新規上場し、上場初日はカイ気配のまま取引を終了。上場2日目の16日に公開価格1080円の2.1倍にあたる2284円で初値をつけると、その後も順調に買いを集めストップ高の2784円に上昇し、高値引けで取引を終えていた。この日は一転して朝方から売り優勢の展開となったが、地合いの悪化に加えて、週末を控えていることや、22日に大型上場となるティアフォー <593A> [東証G]の上場を控えていることなどから、利益確定売りが相次いだようだ。

    ■キオクシア <285A>  52,110円 (-10,000円、-16.1%) ストップ安

     東証プライムの下落率トップ。キオクシアホールディングス <285A> [東証P]がストップ安。17日午後1時ごろ、傘下のキオクシアと米国子会社Kioxia Americaに対する訴訟に関して、米テキサス州の西部地区連邦地方裁判所で陪審評決が下されたと発表した。この訴訟は、キオクシアのグループ製品の一部が特許権を侵害しているとして米通信大手ビアサット <VSAT> が提起したもの。評決の内容はビアサット側の主張を認めるもので、損害賠償金は約2億2900万ドル(約371億円)という。これについて会社側は「到底容認できるものではない」とした上で、評決後の申し立てや控訴など「取り得るあらゆる法的手段を講じていく」とした。業績への影響については現在精査中とした。事前の報道で伝わっていたこともあり、同社株は前場段階から売りに押され、後場に入っても売り注文を集めた。

    ■monoAI <5240>  171円 (-28円、-14.1%)

     monoAI technology <5240> [東証G]が続急落。東京証券取引所が17日から、同社株の信用取引による新規の売り付けと買い付けにかかる委託保証金率を50%以上(うち現金20%以上)にすると発表。これによって個人投資家からの資金流入が細るとの見方から売られた。また、日本証券金融も同日以降、貸借取引自己取引分と非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分の貸借担保金率を50%(うち現金担保分20%)にすると発表した。

    ■マーケットE <3135>  1,046円 (-54円、-4.9%)

     マーケットエンタープライズ <3135> [東証S]が3日ぶり大幅反落。16日の取引終了後に発表した6月度の月次売上高が前年同月比7.9%減となり。3ヵ月ぶりに前年実績を下回ったことが嫌気された。

    ■ニッパツ <5991>  3,496円 (-158円、-4.3%)

     ニッパツ <5991> [東証P]が続落。16日の取引終了後、タイ拠点であるNHKスプリングタイランド社ウェルグロー工場に新たな生産棟を建設すると発表した。AI関連用途やデータセンター向け需要の増加による高容量HDD市場の拡大を見込み、同工場におけるHDD用サスペンションの生産能力を最大1.6倍に強化するとしたものの、半導体中心に市場全体がリスクオフムードとなるなか、買い向かう姿勢は限られた。約150億円を投じ、外観検査工程の集約・効率化を図る。竣工は2027年12月の予定。将来の需要増加に向けた製造設備投資として、今回の投資を含め総額350億円程度の投資を順次行う。

    ■アイスペース <9348>  411円 (-10円、-2.4%)

     ispace <9348> [東証G]が続落。そのほか、アストロスケールホールディングス <186A> [東証G]、アクセルスペースホールディングス <402A> [東証G]など宇宙関連に安いものが目立った。スペースX <SPCX> が現地時間16日に予定していた世界最大級のロケット「スターシップ」の13回目の打ち上げ試験について、打ち上げ直前に中止を発表。これを受けて16日のスペースX株が上場後初めてIPO価格を下回ったことから、国内の宇宙関連株にも連想売りが出たようだ。

    ■ドーン <2303>  1,224円 (-19円、-1.5%)

     ドーン <2303> [東証S]が続落。17日午後、警察庁と特殊詐欺被害防止に向けた情報提供に関する覚書を締結したと発表しており、これを好材料視する買いが下値に入ったようだ。警察庁が管理する特殊詐欺に関する犯行利用番号が、防犯アプリ「Digi Police」など「国際電話ブロック機能」を搭載した防犯アプリに適用されることで、該当の電話番号からの発着信をブロックするという。

    ■スーパツール <5990>  1,983円 (-27円、-1.3%)

     スーパーツール <5990> [東証S]が4日ぶり反落。16日の取引終了後に発表した第1四半期(3-5月)連結決算が、売上高16億3800万円(前年同期比17.4%増)、営業利益7000万円(同17.0%減)、最終損益6700万円の赤字(前年同期6700万円の黒字)となり、最終赤字となったことが嫌気された。作業工具類が堅調に推移したほか、吊クランプ類も伸長。また環境関連事業では、事業撤退方針のもとで水上設置型太陽光発電所の施工などの受注済み案件を計画通り遂行し、売上高が増加した。一方、資材価格の高騰が利益を圧迫したほか、新工場建設に伴う既存施設の取り壊し費用を計上したことも最終赤字につながった。27年3月期通期業績予想は、売上高55億円(前期比1.2%増)、営業利益3億9000万円(同35.5%増)、最終利益1億7000万円(同14.3%減)の従来見通しを据え置いている。

    ※17日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋

    株探ニュース