2026年7月12日 17時00分
株価指数先物 【週間展望】―中東情勢や半導体株物色の持続性、米決算の影響を見極め
今週の日経225先物は、中東情勢が緊迫化するなか原油価格のほか、半導体やAI(人工知能)関連株物色の動向、米国で本格化する主要企業の決算発表などをにらんでの相場展開になりそうだ。前週は7月6日に一時7万0520円まで買われた後に軟化し、7日に1590円安、8日は1610円安と連日で大幅に下落。だが、9日に6万5430円まで急落した後に切り返し、10日には6万9510円まで買われる場面もみられ、6万8810円で終えていた。
10日取引終了後のナイトセッションでは一時6万8220円まで軟化したものの、米国市場の取引開始後に切り返しをみせ、6万9360円とナイトセッションの高値で終えている。依然として4ケタを超える荒い値動きが続く状況ながら、抵抗線に変わりつつあった25日移動平均線(6万9100円)を上回って終えている。
週足ではボリンジャーバンドの+1σ(6万9750円)が抵抗線として意識されやすく、まずは25日線水準での底固めから、週足の+1σ突破をにらんだ押し目待ち狙いのロング対応に向かわせよう。週足の+1σを捉えてくるようだと、日足の+1σ(7万1240円)が射程に入るほか、週足の+2σ(7万3600円)とのゾーンが意識されてくる。
一方で、25日線での攻防が続くようだと、同線と-1σ(6万6960円)とのレンジになるほか、週足では+1σと中心値の13週線(6万5900円)とのゾーンとなる。6万9000円辺りでの底固めを見極めつつも、上値の重さが警戒されてくる局面では、仕掛け的なショートを誘う可能性がありそうだ。オプション権利行使価格の6万7000円から7万1500円辺りを意識しつつ、トレンドが強まる局面では6万6000円から7万3500円と広めのゾーンを想定。
トランプ米大統領は、イランから協議継続の求めがあり、「同意した」と自身のSNSに投稿した。ただ、対話の余地を残しつつも、停戦は終わったとの考えを明らかにしている。イスラエルがトランプ大統領の暗殺を計画していると伝えられたことについては、多数のミサイルで報復するとSNSで宣言した。
一方、イランはホルムズ海峡の閉鎖を発表している。米国・イラン間の緊張が再び高まるなか、エネルギー供給混乱への警戒と両国の協議再開に向けた期待が交錯する状況である。なお、10日のWTI原油先物は1バレル=71ドル台に下落したが、サンデー原油は現在、74ドル台に迫っている。
今週も指数インパクトの大きいアドバンテスト<6857>[東証P]や東京エレクトロン<8035>[東証P]、キオクシアホールディングス<285A>[東証P]などの動向に先物市場は振らされやすいだろう。10日のフィラデルフィア半導体指数(SOX)は下落して始まったが、その後切り返しており、0.06%高と小幅な上昇だった。半導体株の一角に利益確定の売りが入っており、弱含む場面ではショートを誘うことになりそうだ。
なお、韓国市場との連動性が高まっているが、SKハイニックス<SKHY>のADR(米預託証券)が10日、ナスダック市場に上場した。初値は170ドルと、公募価格の149ドルを14%上回り、168.01ドルで終えている。AIブームの恩恵享受への期待を背景に、投資家の需要が旺盛だったことが確認された形であり、この流れを引き継ぐ形になるようだとロングを誘うことが見込まれる。
米国市場では、今週から主要企業の決算が本格化する。14日にバンク・オブ・アメリカ<BAC>、シティグループ<C>、ゴールドマン・サックス・グループ<GS>、JPモルガン・チェース<JPM>、15日にモルガン・スタンレー<MS>、16日にネットフリックス<NFLX>、17日にトラベラーズ<TRV>などの決算発表が予定されている。業績相場への移行、もしくは半導体やAI関連からの資金シフトを見極めることになろう。
10日の米VIX指数は15.03(9日は15.84)に低下した。週間(3日は15.81)でも下落している。イラン情勢警戒されるものの一時14.96まで下げており、6月4日につけた直近安値の15.18を割り込み、1月半ば以来の水準まで下げる場面もみられた。急伸するリスクはあるものの、25日線(17.48)や75日線(18.49)のほか、200日線(18.70)あたりが抵抗線として機能するようであれば、リスク回避にはつながらないとみておきたい。
10日のNT倍率は、先物中心限月で16.95倍(9日は16.87倍)に上昇した。週間(3日は17.18倍)では下げている。指数インパクトの大きい半導体やAI関連の値動きに振らされるなかで、TOPIX型へのローテーションにより、8日に一時16.62倍まで低下した。ただし、週後半にかけてはNTロングに振れる形だった。-1σ(16.84倍)が支持線として機能するようだと25日線(17.21倍)を試す半面、上値を抑えられると同バンドを割り込む場面もありそうだ。
7月第1週(6月29日-7月3日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算で2週連続の売り越しであり、売り越し額は1540億円(6月第4週は1兆7173億円の売り越し)だった。現物は3662億円の買い越し(同1兆2378億円の売り越し)と2週ぶりの買い越しであり、先物は5202億円の売り越し(同4795億円の売り越し)と10週連続の売り越しだった。個人は現物と先物の合算で6641億円の売り越しと2週ぶりの売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で3703億円の買い越しとなり、2週連続の買い越しだった。
主要スケジュールでは、7月14日に米国6月消費者物価指数、中国6月貿易収支、ウォーシュFRB(米連邦準備制度理事会)議長が米下院で証言、15日に5月機械受注、中国4-6月期GDP、中国6月鉱工業生産、中国6月小売売上高、米国6月生産者物価指数、ウォーシュFRB議長が米上院で証言、16日に米国6月小売売上高、17日に米国6月住宅着工件数、米国6月鉱工業生産などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
08月限 日経225 41368.58 TOPIX 3004.82
09月限 日経225 45016.28 TOPIX 3175.61
10月限 日経225 48779.14 TOPIX 3241.66
11月限 日経225 50323.66 TOPIX 3339.97
12月限 日経225 50536.54 TOPIX 3393.48
01月限 日経225 51525.23 TOPIX 3491.09
02月限 日経225 57045.65 TOPIX 3854.29
03月限 日経225 52909.45 TOPIX 3568.56
04月限 日経225 56572.89 TOPIX 3752.89
05月限 日経225 62628.64 TOPIX 3828.17
06月限 日経225 66698.04 TOPIX 3904.01
07月限 日経225 69171.55 TOPIX 4065.31
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 終値 前日比
26/09 07月10日 67990 69510 67480 68810 +890
26/09 07月09日 67160 68600 65430 67920 +1110
26/09 07月08日 68470 68670 66810 66810 -1610
26/09 07月07日 70100 70490 68140 68420 -1590
26/09 07月06日 69820 70520 68970 70010 -30
終値は取引所発表の「清算値(帳入値)」を表示
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 終値 前日比
26/09 07月10日 4028.0 4070.5 4006.0 4058.0 +32.0
26/09 07月09日 4022.5 4044.0 3942.5 4026.0 +19.0
26/09 07月08日 4070.5 4084.5 4005.0 4007.0 -60.0
26/09 07月07日 4119.5 4147.0 4061.5 4067.0 -48.5
26/09 07月06日 4063.5 4119.0 4057.0 4115.5 +41.0
終値は取引所発表の「清算値(帳入値)」を表示
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
07月10日(09月限) 69250 +440
07月09日(09月限) 69010 +1090
07月08日(09月限) 67800 +990
07月07日(09月限) 67770 -650
07月06日(09月限) 70255 +245
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
07月03日 757億円 +694億円 2兆4652億円 +186億円
06月26日 63億円 -278億円 2兆4465億円 +1978億円
06月19日 341億円 +117億円 2兆2487億円 +202億円
06月12日 224億円 +224億円 2兆2284億円 -2149億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
07月08日 1210万株 -376万株 6億6880万株 +1151万株
07月07日 1587万株 +34万株 6億5728万株 -496万株
07月06日 1553万株 +220万株 6億6225万株 -627万株
07月03日 1332万株 -175万株 6億6853万株 -478万株
07月02日 1508万株 +13万株 6億7331万株 +1162万株
07月01日 1494万株 -63万株 6億6169万株 -1932万株
06月30日 1558万株 +489万株 6億8101万株 -4455万株
06月29日 1068万株 +956万株 7億2556万株 +4994万株
06月26日 112万株 -655万株 6億7562万株 +5334万株
06月25日 768万株 +130万株 6億2228万株 +1126万株
06月24日 637万株 +181万株 6億1101万株 -475万株
06月23日 456万株 -178万株 6億1577万株 -1088万株
06月22日 634万株 +60万株 6億2665万株 +346万株
NT倍率
07月10日 16.95
07月09日 16.87
07月08日 16.67
07月07日 16.82
07月06日 17.01
07月03日 17.18
株探ニュース
10日取引終了後のナイトセッションでは一時6万8220円まで軟化したものの、米国市場の取引開始後に切り返しをみせ、6万9360円とナイトセッションの高値で終えている。依然として4ケタを超える荒い値動きが続く状況ながら、抵抗線に変わりつつあった25日移動平均線(6万9100円)を上回って終えている。
週足ではボリンジャーバンドの+1σ(6万9750円)が抵抗線として意識されやすく、まずは25日線水準での底固めから、週足の+1σ突破をにらんだ押し目待ち狙いのロング対応に向かわせよう。週足の+1σを捉えてくるようだと、日足の+1σ(7万1240円)が射程に入るほか、週足の+2σ(7万3600円)とのゾーンが意識されてくる。
一方で、25日線での攻防が続くようだと、同線と-1σ(6万6960円)とのレンジになるほか、週足では+1σと中心値の13週線(6万5900円)とのゾーンとなる。6万9000円辺りでの底固めを見極めつつも、上値の重さが警戒されてくる局面では、仕掛け的なショートを誘う可能性がありそうだ。オプション権利行使価格の6万7000円から7万1500円辺りを意識しつつ、トレンドが強まる局面では6万6000円から7万3500円と広めのゾーンを想定。
トランプ米大統領は、イランから協議継続の求めがあり、「同意した」と自身のSNSに投稿した。ただ、対話の余地を残しつつも、停戦は終わったとの考えを明らかにしている。イスラエルがトランプ大統領の暗殺を計画していると伝えられたことについては、多数のミサイルで報復するとSNSで宣言した。
一方、イランはホルムズ海峡の閉鎖を発表している。米国・イラン間の緊張が再び高まるなか、エネルギー供給混乱への警戒と両国の協議再開に向けた期待が交錯する状況である。なお、10日のWTI原油先物は1バレル=71ドル台に下落したが、サンデー原油は現在、74ドル台に迫っている。
今週も指数インパクトの大きいアドバンテスト<6857>[東証P]や東京エレクトロン<8035>[東証P]、キオクシアホールディングス<285A>[東証P]などの動向に先物市場は振らされやすいだろう。10日のフィラデルフィア半導体指数(SOX)は下落して始まったが、その後切り返しており、0.06%高と小幅な上昇だった。半導体株の一角に利益確定の売りが入っており、弱含む場面ではショートを誘うことになりそうだ。
なお、韓国市場との連動性が高まっているが、SKハイニックス<SKHY>のADR(米預託証券)が10日、ナスダック市場に上場した。初値は170ドルと、公募価格の149ドルを14%上回り、168.01ドルで終えている。AIブームの恩恵享受への期待を背景に、投資家の需要が旺盛だったことが確認された形であり、この流れを引き継ぐ形になるようだとロングを誘うことが見込まれる。
米国市場では、今週から主要企業の決算が本格化する。14日にバンク・オブ・アメリカ<BAC>、シティグループ<C>、ゴールドマン・サックス・グループ<GS>、JPモルガン・チェース<JPM>、15日にモルガン・スタンレー<MS>、16日にネットフリックス<NFLX>、17日にトラベラーズ<TRV>などの決算発表が予定されている。業績相場への移行、もしくは半導体やAI関連からの資金シフトを見極めることになろう。
10日の米VIX指数は15.03(9日は15.84)に低下した。週間(3日は15.81)でも下落している。イラン情勢警戒されるものの一時14.96まで下げており、6月4日につけた直近安値の15.18を割り込み、1月半ば以来の水準まで下げる場面もみられた。急伸するリスクはあるものの、25日線(17.48)や75日線(18.49)のほか、200日線(18.70)あたりが抵抗線として機能するようであれば、リスク回避にはつながらないとみておきたい。
10日のNT倍率は、先物中心限月で16.95倍(9日は16.87倍)に上昇した。週間(3日は17.18倍)では下げている。指数インパクトの大きい半導体やAI関連の値動きに振らされるなかで、TOPIX型へのローテーションにより、8日に一時16.62倍まで低下した。ただし、週後半にかけてはNTロングに振れる形だった。-1σ(16.84倍)が支持線として機能するようだと25日線(17.21倍)を試す半面、上値を抑えられると同バンドを割り込む場面もありそうだ。
7月第1週(6月29日-7月3日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算で2週連続の売り越しであり、売り越し額は1540億円(6月第4週は1兆7173億円の売り越し)だった。現物は3662億円の買い越し(同1兆2378億円の売り越し)と2週ぶりの買い越しであり、先物は5202億円の売り越し(同4795億円の売り越し)と10週連続の売り越しだった。個人は現物と先物の合算で6641億円の売り越しと2週ぶりの売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で3703億円の買い越しとなり、2週連続の買い越しだった。
主要スケジュールでは、7月14日に米国6月消費者物価指数、中国6月貿易収支、ウォーシュFRB(米連邦準備制度理事会)議長が米下院で証言、15日に5月機械受注、中国4-6月期GDP、中国6月鉱工業生産、中国6月小売売上高、米国6月生産者物価指数、ウォーシュFRB議長が米上院で証言、16日に米国6月小売売上高、17日に米国6月住宅着工件数、米国6月鉱工業生産などが予定されている。
――プレイバック・マーケット――
●SQ値
08月限 日経225 41368.58 TOPIX 3004.82
09月限 日経225 45016.28 TOPIX 3175.61
10月限 日経225 48779.14 TOPIX 3241.66
11月限 日経225 50323.66 TOPIX 3339.97
12月限 日経225 50536.54 TOPIX 3393.48
01月限 日経225 51525.23 TOPIX 3491.09
02月限 日経225 57045.65 TOPIX 3854.29
03月限 日経225 52909.45 TOPIX 3568.56
04月限 日経225 56572.89 TOPIX 3752.89
05月限 日経225 62628.64 TOPIX 3828.17
06月限 日経225 66698.04 TOPIX 3904.01
07月限 日経225 69171.55 TOPIX 4065.31
◆日経225先物(日足)
始値 高値 安値 終値 前日比
26/09 07月10日 67990 69510 67480 68810 +890
26/09 07月09日 67160 68600 65430 67920 +1110
26/09 07月08日 68470 68670 66810 66810 -1610
26/09 07月07日 70100 70490 68140 68420 -1590
26/09 07月06日 69820 70520 68970 70010 -30
終値は取引所発表の「清算値(帳入値)」を表示
◇TOPIX先物(日足)
始値 高値 安値 終値 前日比
26/09 07月10日 4028.0 4070.5 4006.0 4058.0 +32.0
26/09 07月09日 4022.5 4044.0 3942.5 4026.0 +19.0
26/09 07月08日 4070.5 4084.5 4005.0 4007.0 -60.0
26/09 07月07日 4119.5 4147.0 4061.5 4067.0 -48.5
26/09 07月06日 4063.5 4119.0 4057.0 4115.5 +41.0
終値は取引所発表の「清算値(帳入値)」を表示
●シカゴ日経平均 円建て
清算値 前日大阪比
07月10日(09月限) 69250 +440
07月09日(09月限) 69010 +1090
07月08日(09月限) 67800 +990
07月07日(09月限) 67770 -650
07月06日(09月限) 70255 +245
※前日比は大阪取引所終値比
□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
売り 前週末比 買い 前週末比
07月03日 757億円 +694億円 2兆4652億円 +186億円
06月26日 63億円 -278億円 2兆4465億円 +1978億円
06月19日 341億円 +117億円 2兆2487億円 +202億円
06月12日 224億円 +224億円 2兆2284億円 -2149億円
□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
売り 前日比 買い 前日比
07月08日 1210万株 -376万株 6億6880万株 +1151万株
07月07日 1587万株 +34万株 6億5728万株 -496万株
07月06日 1553万株 +220万株 6億6225万株 -627万株
07月03日 1332万株 -175万株 6億6853万株 -478万株
07月02日 1508万株 +13万株 6億7331万株 +1162万株
07月01日 1494万株 -63万株 6億6169万株 -1932万株
06月30日 1558万株 +489万株 6億8101万株 -4455万株
06月29日 1068万株 +956万株 7億2556万株 +4994万株
06月26日 112万株 -655万株 6億7562万株 +5334万株
06月25日 768万株 +130万株 6億2228万株 +1126万株
06月24日 637万株 +181万株 6億1101万株 -475万株
06月23日 456万株 -178万株 6億1577万株 -1088万株
06月22日 634万株 +60万株 6億2665万株 +346万株
NT倍率
07月10日 16.95
07月09日 16.87
07月08日 16.67
07月07日 16.82
07月06日 17.01
07月03日 17.18
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