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    2026年7月8日 8時07分

    株価指数先物【寄り前】 -1σ割れを狙ったショートが強まる可能性

    大阪9月限ナイトセッション
    日経225先物 67570 -850 (-1.24%)
    TOPIX先物 4040.5 -26.5 (-0.65%)
    シカゴ日経平均先物 67770 -650
    (注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

     7日の米国市場は、NYダウ S&P500ナスダックの主要な株価指数が下落。7日の韓国市場でサムスン電子が大幅に下げるなど、アジア市場で半導体やAI(人工知能)関連株が売られた流れが波及した。また、中国AIスタートアップのDeepSeek(ディープシーク)が自社製のAI半導体を開発していると報じられた。エヌビディア<NVDA>などの依存を減らす狙いがあると伝えられたことも半導体株の重荷になった。そのほか、中東情勢を巡る不透明感が改めて意識され、WTI原油先物が上昇したことも売りにつながった。

     NYダウ構成銘柄では、ジョンソン・エンド・ジョンソン<JNJ>、ユナイテッドヘルス・グループ<UNH>、セールスフォース<CRM>、プロクター・アンド・ギャンブル<PG>、IBM<IBM>が買われた。半面、キャタピラー<CAT>、ハネウェル・インターナショナル<HON>、シャーウィン・ウイリアムズ<SHW>、シスコシステムズ<CSCO>、アメリカン・エキスプレス<AXP>が軟調。ダウ平均の構成銘柄ではないが、マイクロン・テクノロジー<MU>やアドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>、サンディスク<SNDK>などが大きく下げており、フィラデルフィア半導体(SOX)指数は4.6%下げている。

     シカゴ日経平均先物(円建て)の清算値は大阪比650円安の6万7770円だった。7日取引終了後の日経225先物(9月限)のナイトセッションは、日中比50円高の6万8470円で始まった。6万8670円まで買われた後は、6万8200円~6万8600円辺りで、日中終値を挟んで保ち合いを継続。米国市場の取引開始後にレンジを下抜け、6万7420円まで下落幅を広げた。売り一巡後は6万8220円辺りまで持ち直す場面もみられたが終盤にかけて売り直されて、日中比850円安の6万7570円でナイトセッションの取引を終えた。

     日経225先物は、シカゴ先物にサヤ寄せする形で、売りが先行することになりそうだ。ナイトセッションの開始早々に6万8670円まで上昇する場面もあったが、25日移動平均線(6万8840円)に上値を抑えられる形状となった。そのため、ボリンジャーバンドの-1σ(6万6460円)とのレンジが意識されやすく、戻り待ち狙いのショートが入りやすいだろう。

     6月半ばの調整局面では-1σまでの調整を経て、長い下ヒゲを残す形で25日線水準まで切り返していた。同バンドが支持線として意識されそうだが、足元の半導体やAI関連株の不安定な状況からは、-1σ割れを狙ったショートが強まる可能性はありそうだ。そのため、日中は韓国のサムスン電子やSKハイニックスの値動き、これを受けたキオクシアホールディングス<285A>[東証P]や東京エレクトロン<8035>[東証P]の動向をにらんでの展開になりそうである。

     また、週足では+1σ(6万9050円)を割り込んできたことで、中心値となる13週線(6万4990円)とのゾーンとなる。7万円に接近する局面では戻り待ち狙いのショート対応になるとみられ、半導体株などの調整が強まる局面では13週線を意識したショートに向かわせそうだ。そのため、オプション権利行使価格の6万5500円から6万9500円辺りのレンジを想定。

     7日の米VIX指数は16.13(6日は15.57)に上昇した。16.64まで切り上げた後に15.53まで下げる場面もみられており、直近のボトム圏での推移となった。自律反発の範囲であり、リスク回避姿勢は強まらないだろう。ただ、イラン情勢が再び緊迫化してきたことで、市場心理を神経質にさせそうだ。

     7日のNT倍率は先物中心限月で16.82倍(6日は17.01倍)に低下した。朝方は米半導体株が買われた流れもあり、17.00倍をつける場面もあった。その後はTOPIX型優位の流れからNTショートに振れており、ボリンジャーバンドの-1σ(16.88倍)を下回ってきた。いったんはリバランスが意識されるものの、同バンドが抵抗として機能してくるようだと、-2σ(16.53倍)を射程に入れたNTショートでのスプレッド狙いに振れやすくなろう。

    株探ニュース