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    2026年7月2日 8時07分

    株価指数先物【寄り前】 米AI・半導体関連の下落を嫌気し、戻り待ち狙いのショート優勢か

    大阪9月限ナイトセッション
    日経225先物 69610 -1030 (-1.45%)
    TOPIX先物 4041.0 +14.5 (+0.36%)
    シカゴ日経平均先物 69695 -945
    (注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

     1日の米国市場は、NYダウ S&P500ナスダックの主要な株価指数が下落。メタプラットフォームズ<META>がAI(人工知能)向けの計算資源を外部に提供するクラウドインフラ事業を検討していると伝わった。これを受けて同社株は9%近く急伸したが、AI投資が過剰との思惑が浮上したことで、前日に上昇が目立っていた半導体やAI関連株に利益確定の売りが強まった。NYダウは400ドルあまり上昇する場面もあったものの、終盤にかけて下落に転じている。

     NYダウ構成銘柄では、ナイキ<NKE>、セールスフォース<CRM>、マイクロソフト<MSFT>、アメリカン・エキスプレス<AXP>、ユナイテッドヘルス・グループ<UNH>が買われた。半面、キャタピラー<CAT>、ウォルマート<WMT>、メルク<MRK>、エヌビディア<NVDA>、スリーエム<MMM>が軟調。NYダウ構成銘柄ではないが、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>やアーム・ホールディングス<ARM>、マイクロン・テクノロジー<MU>、サンディスク<SNDK>が売られ、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は6%超急落した。

     シカゴ日経平均先物(円建て)の清算値は、大阪比945円安の6万9695円だった。1日取引終了後の日経225先物(9月限)のナイトセッションは、日中比70円高の7万0710円で始まった。7万1090円まで買われる場面もみられたが、米国市場の取引開始後に軟化。ショート優勢の流れのなかで終盤にかけて6万9530円まで下落幅を広げ、日中比1030円安の6万9610円でナイトセッションの取引を終えている。

     日経225先物は、シカゴ先物にサヤ寄せする形で、売りが先行することになりそうだ。ナイトセッションでボリンジャーバンドの+1σ(7万1030円)を捉える場面みられたが、同バンドに上値を抑えられる形だった。終盤にかけて中心値となる25日移動平均線(6万8600円)に接近しており、同線を意識した戻り待ち狙いのショートが入りやすいだろう。

     基本的には7万円を挟んだ上下の権利行使価格である、6万9000円から7万1000円のレンジを想定。ただし、半導体やAI関連株の不安定な値動きが見込まれるなかでは積極的なロングは限られよう。反対に6万9000円処のレンジ下限を割り込んで25日線水準での攻防になるようだと、仕掛け的なショートが強まり、-1σ(6万6170円)が射程に入ってくる可能性には注意しておきたい。

     また、週足では+1σ(6万8600円)と+2σ(7万3040円)とのゾーンを継続しているが、+1σを捉えてくる局面では、押し目狙いのロングを手控えさせそうだ。

     米国ではマイクロン・テクノロジーの下落率が10%を超えている。この流れを受けてキオクシアホールディングス<285A>が支持線として機能している25日線を明確に割り込んでくると、投資家心理を悪化させる可能性も考えられ、先物市場では仕掛け的なショートに向かわせよう。

     1日の米VIX指数は16.59(30日は16.45)に上昇した。17.30まで切り上がる場面もみられたが、25日線(17.66)が抵抗線として意識される形となった。その後、一時15.97と2週間ぶりに16.00を割り込んでおり、リスク回避姿勢はそれほど強まらないと考えられる。

     1日のNT倍率は先物中心限月で17.54倍(30日は17.54倍)と変わらず。指数インパクトの大きい半導体やAI関連株が買われるなかで、朝方には17.76倍まで上昇する場面もみられた。ただ、その後は+1σ(17.58倍)を挟んでの推移となり、スプレッドを狙いづらくさせていた。本日は同バンドが抵抗となる形で、NTショートに振れやすくなりそうだ。

    株探ニュース