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    2026年6月25日 11時32分

    <動意株・25日>(前引け)=堺化学、リプロセル、JX金属

     堺化学工業<4078>=急速人気化し一時ストップ高。ここ半導体関連株及びその周辺株への集中物色が続くなかも、投資資金のターゲットに広がりがみられ、半導体材料を手掛ける化学株が草刈り場となっている。そのなか、同社はAIデータセンター関連需要が急増している積層セラミックコンデンサー(MLCC)の中核となるチタン酸バリウムの製造を手掛け、MLCCメーカーの村田製作所<6981>や太陽誘電<6976>を大口顧客として抱えている。前日の米国株市場では引け後の好決算を受けマイクロン・テクノロジー<MU>が時間外で16%高と急騰しており、AIデータセンター関連需要の盛り上がりに改めてスポットライトが当たった。市場では「(堺化学は)今月2日に6580円の年初来高値をつけた後調整を強いられたが、信用買い残も膨らんでおらず、実需の売り物も枯れてきていた。テクニカル的にも25日移動平均線がサポートラインとして機能しやすく、投資資金の仕掛けを誘ったようだ」(中堅証券ストラテジスト)としている。

     リプロセル<4978>=急反発。24日の取引終了後に、同社が日本における独占的商業化ライセンス契約を保有する再生医療等製品「ステムカイマル」について、脊髄小脳変性症(SCA3型及びSCA6型)における運動失調の進行抑制を効能・効果とする製造販売承認申請を行ったと発表しており、これを好感した買いが入っている。「ステムカイマル」の製造は台湾のステミネント・バイオセラピューティクスが行い、日本国内における販売・出荷はリプロセルが行う予定。なお、同件による27年3月期業績への影響は軽微としている。

     JX金属<5016>=戻り足鮮明。非鉄大手だが、半導体材料のニッチトップとして世界的に注目度が高い。同社が手掛ける半導体用スパッタリングターゲットはチップ内部の薄膜形成で使われるもので、世界シェア約65%という圧倒的な競争力を誇る。また、前工程のスパッタリングターゲットに対し、後工程である検査工程でも半導体検査用プローブカード向け「ロジウムめっき液」で実績が高い。24日取引終了後、このロジウムめっき液の生産能力増強を発表した。28年度までに生産能力を25年度比で2倍以上に引き上げるというもので、世界的なAIデータセンターの新設・増設の動きを背景とした需要を取り込む計画で、これが足もとの株価を強く刺激している。

    ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

    出所:MINKABU PRESS