2026年6月14日 9時15分
【杉村富生の短期相場観測】 ─やはり、主役はAI・半導体関連!
「やはり、主役はAI・半導体関連!」
●人生と似ている証券市場(相場)!
証券市場(相場の世界)の動きは人生と似ている。順風満帆(追い風)の時ばかりではない。浮き沈みは常にある。逆風、豪雨、強風などの天候急変に加え、日常生活だってアクシデントに見舞われる。みんなそれを乗り越えてきた。まあ、人間は“3場”を経験してこそ、一人前とよくいわれる。株式投資も同じではないか。
ちなみに、“3場”とは修羅場、土壇場、正念場のこと。何ごとも順調すぎる人は逆境に弱い。要は「打たれ強く生きる」、これが肝心である。日経平均株価は6月3日に、瞬間6万8786円の史上最高値をつけた。当然のように、「次は7万円、そして8万円台を目指す」の声が出る。しかし、その後は一転して暴落である。
11日には6万2335円のザラバ安値があった。投げ売り商状に近い。下げを主導したのはAI(人工知能)・ 半導体、 データセンターなどの人気セクター、銘柄群だ。下落幅は6451円、下落率は9.4%だった。こうなると、多くの市場関係者、投資家が「AI・半導体フィーバーは終わった」とか、「破滅だッ」と叫ぶ。
愚かな。ボード(株価表示板)の色を見て相場観をコロコロ変えるカメレオン投資家では困る。これでは赤札(全面高)→強気一色、青札(全面安)→弱気一色の繰り返し(結果的に、高値を買って、安値を売る)になってしまう。再三指摘しているように、肝要なのはトレンド(方向)の確認、およびリスクを取る勇気だろう。
近年の株式市場はコロナショック、ロシアのウクライナ侵攻、トランプ関税(日経平均株価は昨年4月7日に、3万0792円の瞬間安値)など地球規模の難局を克服してきた。イラン戦争(本年3月31日に、5万0558円の瞬間安値)は最悪期を過ぎつつある。アメリカ、イランともに不毛な戦争継続を望んでいない。さらに、好業績&好需給が株価を支える。
●本命はキオクシアホールディングス!
もちろん、再三報じているように、現在は第4次産業革命の真っただ中にある。その軸はAIだ。その周辺をビッグデータ、ロボティクス、ブロックチェーン、データセンター、 量子コンピューターなどが固め、電子材料、電子部品、半導体製造装置、物流システム業界など日本企業が強みの分野が活況となっている。電力、水の需要は激増する。
人々は新しいイノベーション(技術革新)に反発し、嫌う傾向がある。蒸気機関の発明、機械化の進展は「仕事を奪う」と危惧された。自動車の普及は「交通事故が増える」と。インターネットも当初は「こんなもの」のレベルだった。いまや、誰もが使っている。いや、なくてはならない存在だ。AIもいずれそうなる、と思う。
物色面はどうか。買うか、買えないかは別問題だが、東京市場時価総額トップのキオクシアホールディングス <285A> [東証P]はウォッチしておく必要があろう。時価総額はまだ44兆円程度だ。エヌビディア<NVDA>の776兆円は別格として、同業のマイクロン・テクノロジー<MU>、SKハイニックス(韓国市場)は1兆ドルを超えている。
ソフトバンクグループ <9984> [東証P]は6月2日に、9074円の上場来高値をつけたあと急落、6月11日には5977円の安値まで売られた。6000円大台割れだ。11日の都内の講演会では「いや~、さすがに売らされた」という“孫ファン”の投資家が複数いた。12日の戻りは鈍い。投げた翌日に、買えないのは理解できる。
ただ、ソフトバンクグループがアドバンテスト <6857> [東証P]、村田製作所 <6981> [東証P]、ファナック <6954> [東証P]、ローム <6963> [東証P]などと同様に、第4次産業革命のメインプレーヤーであることに変わりはない。JX金属 <5016> [東証P]、安川電機 <6506> [東証P]などもそうだ。じっくり狙える。
このほか、テラプローブ <6627> [東証S]、ニッポン高度紙工業 <3891> [東証S]、五洋建設 <1893> [東証P]、富士通 <6702> [東証P]の押し目は買える。五洋建設には国土強靱化、防衛関連(港湾整備)、富士通にはスーパーコンピューター、量子コンピューターの切り口がある。この2銘柄は休養十分である。
日銀の金融正常化(利上げ)路線の視点では、銀行株をポートフォリオに加えておこう。本命は、業界首位の三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> [東証P]だろう。富士急行 <9010> [東証P]にはアクティビストが介入してきた。今後、強烈な経営改善(ROE:自己資本利益率の向上など)を求めてくる。会社側はそれに応える必要があろう。
2026年6月12日 記
株探ニュース
●人生と似ている証券市場(相場)!
証券市場(相場の世界)の動きは人生と似ている。順風満帆(追い風)の時ばかりではない。浮き沈みは常にある。逆風、豪雨、強風などの天候急変に加え、日常生活だってアクシデントに見舞われる。みんなそれを乗り越えてきた。まあ、人間は“3場”を経験してこそ、一人前とよくいわれる。株式投資も同じではないか。
ちなみに、“3場”とは修羅場、土壇場、正念場のこと。何ごとも順調すぎる人は逆境に弱い。要は「打たれ強く生きる」、これが肝心である。日経平均株価は6月3日に、瞬間6万8786円の史上最高値をつけた。当然のように、「次は7万円、そして8万円台を目指す」の声が出る。しかし、その後は一転して暴落である。
11日には6万2335円のザラバ安値があった。投げ売り商状に近い。下げを主導したのはAI(人工知能)・ 半導体、 データセンターなどの人気セクター、銘柄群だ。下落幅は6451円、下落率は9.4%だった。こうなると、多くの市場関係者、投資家が「AI・半導体フィーバーは終わった」とか、「破滅だッ」と叫ぶ。
愚かな。ボード(株価表示板)の色を見て相場観をコロコロ変えるカメレオン投資家では困る。これでは赤札(全面高)→強気一色、青札(全面安)→弱気一色の繰り返し(結果的に、高値を買って、安値を売る)になってしまう。再三指摘しているように、肝要なのはトレンド(方向)の確認、およびリスクを取る勇気だろう。
近年の株式市場はコロナショック、ロシアのウクライナ侵攻、トランプ関税(日経平均株価は昨年4月7日に、3万0792円の瞬間安値)など地球規模の難局を克服してきた。イラン戦争(本年3月31日に、5万0558円の瞬間安値)は最悪期を過ぎつつある。アメリカ、イランともに不毛な戦争継続を望んでいない。さらに、好業績&好需給が株価を支える。
●本命はキオクシアホールディングス!
もちろん、再三報じているように、現在は第4次産業革命の真っただ中にある。その軸はAIだ。その周辺をビッグデータ、ロボティクス、ブロックチェーン、データセンター、 量子コンピューターなどが固め、電子材料、電子部品、半導体製造装置、物流システム業界など日本企業が強みの分野が活況となっている。電力、水の需要は激増する。
人々は新しいイノベーション(技術革新)に反発し、嫌う傾向がある。蒸気機関の発明、機械化の進展は「仕事を奪う」と危惧された。自動車の普及は「交通事故が増える」と。インターネットも当初は「こんなもの」のレベルだった。いまや、誰もが使っている。いや、なくてはならない存在だ。AIもいずれそうなる、と思う。
物色面はどうか。買うか、買えないかは別問題だが、東京市場時価総額トップのキオクシアホールディングス <285A> [東証P]はウォッチしておく必要があろう。時価総額はまだ44兆円程度だ。エヌビディア<NVDA>の776兆円は別格として、同業のマイクロン・テクノロジー<MU>、SKハイニックス(韓国市場)は1兆ドルを超えている。
ソフトバンクグループ <9984> [東証P]は6月2日に、9074円の上場来高値をつけたあと急落、6月11日には5977円の安値まで売られた。6000円大台割れだ。11日の都内の講演会では「いや~、さすがに売らされた」という“孫ファン”の投資家が複数いた。12日の戻りは鈍い。投げた翌日に、買えないのは理解できる。
ただ、ソフトバンクグループがアドバンテスト <6857> [東証P]、村田製作所 <6981> [東証P]、ファナック <6954> [東証P]、ローム <6963> [東証P]などと同様に、第4次産業革命のメインプレーヤーであることに変わりはない。JX金属 <5016> [東証P]、安川電機 <6506> [東証P]などもそうだ。じっくり狙える。
このほか、テラプローブ <6627> [東証S]、ニッポン高度紙工業 <3891> [東証S]、五洋建設 <1893> [東証P]、富士通 <6702> [東証P]の押し目は買える。五洋建設には国土強靱化、防衛関連(港湾整備)、富士通にはスーパーコンピューター、量子コンピューターの切り口がある。この2銘柄は休養十分である。
日銀の金融正常化(利上げ)路線の視点では、銀行株をポートフォリオに加えておこう。本命は、業界首位の三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> [東証P]だろう。富士急行 <9010> [東証P]にはアクティビストが介入してきた。今後、強烈な経営改善(ROE:自己資本利益率の向上など)を求めてくる。会社側はそれに応える必要があろう。
2026年6月12日 記
株探ニュース