2026年6月13日 6時40分
今週の【早わかり株式市況】ハイテク株逆風も週末買い戻し急、ボラタイルな展開
■今週の相場ポイント
1.日経平均は4週ぶり反落、急落するも底堅さ発揮
2.米雇用統計で利上げ観測浮上、ハイテク株に逆風
3.東京市場でもAI半導体株に売り圧力強まる場面も
4.米イラン終戦期待高まる、一転して買い戻し加速
5.キオクシアが時価総額トップ企業に、トヨタ抜く
■週間 市場概況
今週の東京株式市場で日経平均株価は前週末比568円(0.9%)安の6万6020円と、4週ぶりに下落した。
今週はボラタイルな相場展開だった。米利上げ観測を背景にハイテク株への逆風が意識されたほか、依然として流動的な中東情勢を巡って投資家の思惑が錯綜。日経平均の週間値幅はザラ場ベースで4700円あまり(高値6万7065円、安値6万2335円)に達した。
8日(月)の日経平均は急落。一時3000円超安となり、終値でも2500円あまり下落した。前週末の米国株市場では雇用統計をきっかけに米連邦準備制度理事会(FRB)による早期利上げ観測が急浮上。ハイテク株を中心に値下がりした。これを受け、週明けの東京市場でも主力のAI・半導体関連株に売りがかさんだ。9日(火)は大幅反発。ハイテク株売りの流れにいったん歯止めがかかった。10日(水)は反落。再び売り圧力が強まり、中東情勢が再び緊迫の度合いを強めたことも下げを助長した。11日(木)は朝安後に切り返した。米国とイランの攻撃の応酬激化への警戒感から、朝方はリスク回避ムードが強まり大きく売り優勢の展開に。前日の米株安や時間外取引でのオラクル<ORCL>株安も投資家心理の重荷となった。しかし、売り一巡後は自律反発狙いの買いが入り、底堅さを発揮。日経平均は寄り後すぐに1800円超安で6万2000円台まで水準を切り下げたが、主力銘柄の一角が買われる形で浮揚力が働き、大引けはかろうじてプラス圏に浮上して着地。6万4000円台を堅持した。12日(金)は急伸。イランとの戦闘終結を巡り、トランプ米大統領が早ければ週末にも合意文書に署名する可能性に言及し、前日の米株市場が上昇。東京市場も一転して買い戻しが加速した。日経平均の上げ幅は一時2800円を超え、6万7000円台を回復する場面があった。個別ではキオクシアホールディングス <285A> [東証P]が急伸し、終値ベースでトヨタ自動車 <7203> [東証P]の時価総額を抜いて日本企業トップに躍り出た。
■来週のポイント
来週は米イラン間の戦闘終結合意が実現するかどうかが一つの焦点となる。また、12日に上場した米スペースX<SPCX>の株価動向も気になるところだ。日経平均は引き続きボラティリティの高い展開となる可能性が高そうだ。日米中銀ウィークとなるが、金融政策で波乱の可能性は少ないだろう。
重要イベントとしては、国内では15~16日に開催される日銀金融政策決定会合、17日朝に発表される4月機械受注と5月貿易収支、19日朝に発表される5月全国消費者物価指数が注目される。海外では15日に発表される米国5月鉱工業生産、16~17日に開催されるFOMC(米連邦公開市場委員会)、中国5月の鉱工業生産と小売売上高、米国5月住宅着工件数、17日に発表される米国5月小売売上高、18日に発表される米国4月コンファレンスボード景気先行指数、米国クアドラプル・ウィッチングに注視が必要だろう。
■日々の動き(6月8日~6月12日)
【↓】 6月 8日(月)―― 3日続落、半導体関連が売られ6万5000円割れ
日経平均 64024.60( -2563.52、-3.85) 売買高26億4626万株 売買代金 11兆1007億円
【↑】 6月 9日(火)―― 4日ぶり反発、半導体関連中心に買い戻しが優勢
日経平均 65416.63( +1392.03、+2.17) 売買高25億227万株 売買代金 10兆9342億円
【↓】 6月10日(水)―― 大幅反落、中東不安や米利上げ観測で売り優勢
日経平均 64179.27( -1237.36、-1.89) 売買高25億3581万株 売買代金 11兆3336億円
【↑】 6月11日(木)―― 小反発、朝安も主力株の一角に買い戻し
日経平均 64217.27( +38.00、+0.06) 売買高24億1485万株 売買代金 11兆2563億円
【↑】 6月12日(金)―― 大幅続伸、AI・半導体関連株が相場を牽引
日経平均 66020.04( +1802.77、+2.81) 売買高27億5012万株 売買代金 12兆7697億円
■セクター・トレンド
(1)全33業種中、18業種が値下がり
(2)電線株急落でSWCC <5805> など非鉄が値下がり率トップ
(3)日立 <6501> など電機、三菱重 <7011> など機械、ARCHION <543A> など自動車といった輸出株も安い
(4)石油資源 <1662> など鉱業、出光興産 <5019> など石油、三菱商 <8058> など大手商社といった資源株も売られた
(5)内需株はまちまち。エニーカラー <5032> など情報通信は大幅安だが菱地所 <8802> など不動産、キッコマン <2801> など食料品は買われた
(6)値上がり率トップはかんぽ生命 <7181> など保険。金融株は日本取引所 <8697> などその他金融、しずおかFG <5831> など銀行もしっかり
■【投資テーマ】週間ベスト5 (株探PC版におけるアクセス数)
1(1) 半導体
2(2) 量子コンピューター
3(3) 宇宙開発 ── スペースⅩ上場カウントダウンでテーマ物色人気再燃も
4(5) 人工知能
5(6) データセンター
※カッコは前週の順位
株探ニュース
1.日経平均は4週ぶり反落、急落するも底堅さ発揮
2.米雇用統計で利上げ観測浮上、ハイテク株に逆風
3.東京市場でもAI半導体株に売り圧力強まる場面も
4.米イラン終戦期待高まる、一転して買い戻し加速
5.キオクシアが時価総額トップ企業に、トヨタ抜く
■週間 市場概況
今週の東京株式市場で日経平均株価は前週末比568円(0.9%)安の6万6020円と、4週ぶりに下落した。
今週はボラタイルな相場展開だった。米利上げ観測を背景にハイテク株への逆風が意識されたほか、依然として流動的な中東情勢を巡って投資家の思惑が錯綜。日経平均の週間値幅はザラ場ベースで4700円あまり(高値6万7065円、安値6万2335円)に達した。
8日(月)の日経平均は急落。一時3000円超安となり、終値でも2500円あまり下落した。前週末の米国株市場では雇用統計をきっかけに米連邦準備制度理事会(FRB)による早期利上げ観測が急浮上。ハイテク株を中心に値下がりした。これを受け、週明けの東京市場でも主力のAI・半導体関連株に売りがかさんだ。9日(火)は大幅反発。ハイテク株売りの流れにいったん歯止めがかかった。10日(水)は反落。再び売り圧力が強まり、中東情勢が再び緊迫の度合いを強めたことも下げを助長した。11日(木)は朝安後に切り返した。米国とイランの攻撃の応酬激化への警戒感から、朝方はリスク回避ムードが強まり大きく売り優勢の展開に。前日の米株安や時間外取引でのオラクル<ORCL>株安も投資家心理の重荷となった。しかし、売り一巡後は自律反発狙いの買いが入り、底堅さを発揮。日経平均は寄り後すぐに1800円超安で6万2000円台まで水準を切り下げたが、主力銘柄の一角が買われる形で浮揚力が働き、大引けはかろうじてプラス圏に浮上して着地。6万4000円台を堅持した。12日(金)は急伸。イランとの戦闘終結を巡り、トランプ米大統領が早ければ週末にも合意文書に署名する可能性に言及し、前日の米株市場が上昇。東京市場も一転して買い戻しが加速した。日経平均の上げ幅は一時2800円を超え、6万7000円台を回復する場面があった。個別ではキオクシアホールディングス <285A> [東証P]が急伸し、終値ベースでトヨタ自動車 <7203> [東証P]の時価総額を抜いて日本企業トップに躍り出た。
■来週のポイント
来週は米イラン間の戦闘終結合意が実現するかどうかが一つの焦点となる。また、12日に上場した米スペースX<SPCX>の株価動向も気になるところだ。日経平均は引き続きボラティリティの高い展開となる可能性が高そうだ。日米中銀ウィークとなるが、金融政策で波乱の可能性は少ないだろう。
重要イベントとしては、国内では15~16日に開催される日銀金融政策決定会合、17日朝に発表される4月機械受注と5月貿易収支、19日朝に発表される5月全国消費者物価指数が注目される。海外では15日に発表される米国5月鉱工業生産、16~17日に開催されるFOMC(米連邦公開市場委員会)、中国5月の鉱工業生産と小売売上高、米国5月住宅着工件数、17日に発表される米国5月小売売上高、18日に発表される米国4月コンファレンスボード景気先行指数、米国クアドラプル・ウィッチングに注視が必要だろう。
■日々の動き(6月8日~6月12日)
【↓】 6月 8日(月)―― 3日続落、半導体関連が売られ6万5000円割れ
日経平均 64024.60( -2563.52、-3.85) 売買高26億4626万株 売買代金 11兆1007億円
【↑】 6月 9日(火)―― 4日ぶり反発、半導体関連中心に買い戻しが優勢
日経平均 65416.63( +1392.03、+2.17) 売買高25億227万株 売買代金 10兆9342億円
【↓】 6月10日(水)―― 大幅反落、中東不安や米利上げ観測で売り優勢
日経平均 64179.27( -1237.36、-1.89) 売買高25億3581万株 売買代金 11兆3336億円
【↑】 6月11日(木)―― 小反発、朝安も主力株の一角に買い戻し
日経平均 64217.27( +38.00、+0.06) 売買高24億1485万株 売買代金 11兆2563億円
【↑】 6月12日(金)―― 大幅続伸、AI・半導体関連株が相場を牽引
日経平均 66020.04( +1802.77、+2.81) 売買高27億5012万株 売買代金 12兆7697億円
■セクター・トレンド
(1)全33業種中、18業種が値下がり
(2)電線株急落でSWCC <5805> など非鉄が値下がり率トップ
(3)日立 <6501> など電機、三菱重 <7011> など機械、ARCHION <543A> など自動車といった輸出株も安い
(4)石油資源 <1662> など鉱業、出光興産 <5019> など石油、三菱商 <8058> など大手商社といった資源株も売られた
(5)内需株はまちまち。エニーカラー <5032> など情報通信は大幅安だが菱地所 <8802> など不動産、キッコマン <2801> など食料品は買われた
(6)値上がり率トップはかんぽ生命 <7181> など保険。金融株は日本取引所 <8697> などその他金融、しずおかFG <5831> など銀行もしっかり
■【投資テーマ】週間ベスト5 (株探PC版におけるアクセス数)
1(1) 半導体
2(2) 量子コンピューター
3(3) 宇宙開発 ── スペースⅩ上場カウントダウンでテーマ物色人気再燃も
4(5) 人工知能
5(6) データセンター
※カッコは前週の順位
株探ニュース