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    2026年6月9日 8時13分

    株価指数先物【寄り前】 変動幅が大きく、ヘッジ対応の動きに振られやすい

    大阪6月限ナイトセッション
    日経225先物 65400 +1580 (+2.47%)
    TOPIX先物 3899.0 +53.0 (+1.37%)
    シカゴ日経平均先物 65570 +1750
    (注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

     8日の米国市場は、NYダウが下落した一方で、 S&P500ナスダックは上昇。前週末に大幅に下落した反動から自律反発狙いの買いが先行し、NYダウは400ドルあまり上昇する場面もみられたものの、米長期金利が高止まりするなかで主力株の一角に戻り待ち狙いの売りが出で軟化。ただ、半導体株の一角に買い直す動きが広がり、ナスダック指数は4日ぶりに反発。フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は反発し上昇率は5%を超えた。

     NYダウ構成銘柄では、シスコシステムズ<CSCO>、ユナイテッドヘルス・グループ<UNH>、エヌビディア<NVDA>、キャタピラー<CAT>、シェブロン<CVX>が買われた。半面、トラベラーズ<TRV>、アップル<AAPL>、シャーウィン・ウィリアムズ<SHW>、セールスフォース<CRM>、IBM<IBM>が軟調。

     シカゴ日経平均先物の清算値は大阪比1750円高の6万5570円だった。8日取引終了後の日経225先物(6月限)のナイトセッションは、日中比580円高の6万4400円で始まった。6万4120円まで上げ幅を縮めた後は自律反発狙いのロング優勢の流れが強まり、米国市場の取引開始後には6万5910円まで買われた。買い一巡後は終盤にかけて6万5400円~6万5800円辺りでの保ち合いが続き、日中比1580円高の6万5400円でナイトセッションの取引を終えている。

     シカゴ先物にサヤ寄せする形で、買いが先行して始まることになろう。前日の大幅下落で一気に25日移動平均線(6万3880円)を割り込む場面もみられたが、その後は同線を挟んでの攻防が続いていた。ナイトセッションでは25日線を支持線とした形でのリバウンドをみせてきたことで、同線とボリンジャーバンドの+1σ(6万6320円)とのレンジが意識されそうだ。

     そのため、オプション権利行使価格の6万4000円から6万6500円辺りでのレンジを想定する。まずは節目の6万5000円水準での底固めを見極めることになりそうであり、戻りの鈍さが嫌気されて25日線に接近する局面では、押し目狙いのロング対応に向かわせよう。また、+1σに接近する動きをみせてくるようだと、戻り待ち狙いのショートを誘う可能性はある。

     ただ、+1σを捉えてくると前日の下落部分を吸収する形でのリバウンドが意識されやすく、ショートカバーを誘うほか、あらためてロングを積み上げてくる動きもありそうだ。変動幅の大きい相場展開のなかで週末には先物・オプション特別清算指数算出控えているため、ヘッジ対応の動きに振らされやすいだろう。

     8日の米VIX指数は18.92(5日は21.51)に低下した。75日線(20.55)を割り込んで始まり、一時17.94まで下げて25日線(17.21)を下回る場面もみられた。前週末の大幅な上昇に対する反動安の範囲内ではあるものの、20.00を割り込んできたことでリスク選好に向かわせやすいとみられる。

     8日のNT倍率は先物中心限月で16.59倍(5日は16.85倍)に低下した。+1σ(16.81倍)を下抜けて始まり、25日線(16.39倍)とのレンジに移行した。半導体やAI関連株の自律反発が見込まれるなか、+1σを捉えてくる動きに向かいそうである。NTショートを巻き戻す流れが意識されやすく、NTロングでのスプレッド狙いに振れやすいだろう。

    株探ニュース