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    2026年6月3日 11時34分

    <動意株・3日>(前引け)=イビデン、AIストーム、データセク

     イビデン<4062>=3日ぶりに大きく切り返す。調整を交えつつも5日移動平均線を絡めた急勾配の上昇トレンドを継続中だ。半導体パッケージ基板の世界トップメーカーとしてAIインフラ投資の恩恵を享受している。これまで長年にわたりインテル<INTC>のCPU向けを収益の主柱としていたが、直近ではAIサーバーに搭載されるエヌビディア<NVDA>のGPU向けパッケージ基板などの需要が、パソコンや汎用サーバーCPU向けを上回る状況にあり、つれて業績も飛躍的な拡大局面に突入した。更にCPUに関しても「最近は生成AIの主戦場が推論領域へと進展したことで、演算処理スピードで圧倒するCPUの復権につながる環境となってきた」(ネット証券アナリスト)と指摘される。いずれにしてもイビデンにとっては、収益機会がかつてなく高まりつつあり、機関投資家の“持たざるリスク”が一段と意識される局面となっている。27年3月期は営業利益段階で前期比45%増の900億円を見込んでいるが、上振れ余地も考慮される状況だ。株式需給面では直近バークレイズ証券の貸株市場を経由した空売りの急増が確認されており、そのショートカバーに伴う株価押し上げ効果も発現している。

     AIストーム<3719>=大幅高。同社は2日、イクヨ<7273>と次世代AIデータセンターの共同展開、自動運転技術の実証実験、再生可能エネルギーの活用を中心とした業務提携について基本合意したと発表。これが材料視されているようだ。これはイクヨが長年培ってきた製造業としてのインフラ(工場敷地、エネルギー供給能力)と、AIストームが持つ高度なAI技術・データ処理ノウハウを融合させるもの。両社は提携を通じて、持続可能なAIインフラの構築と次世代モビリティ社会の発展をサポートするとしている。

     データセクション<3905>=ストップ高カイ気配。ここ東証グロース市場の低迷が目立っており、同社株も前日は全般リスクオフの地合いに引きずられ一時ストップ安に売られたが、きょうはリバウンド狙いの買いを呼び込んでいる。アクティビストとして名を馳せる香港投資ファンドのオアシス・マネジメントが2日付で提出した大量保有報告書によると、オアシスの同社株式保有比率が9.76%と、新たに5%を大幅に超過したことが分かった。保有目的は「純投資」としているが、中期的な同社株の企業価値向上に向けた思惑を背景に株価に浮揚力が加わっている。

    ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

    出所:MINKABU PRESS