2026年5月29日 5時30分
前日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―
■BTCJPN <8105> 151円 (+50円、+49.5%) ストップ高
Bitcoin Japan <8105> [東証S]がストップ高。同社は27日の取引終了後、米スペースX <SPCX> に対し、ファンドを通じて出資することを決めたと発表。これを材料視した買いが入った。投資資金は約20億4200万円を予定。このうち投資元本は約16億8800万円。27年3月期の業績に与える影響は精査中としている。
■豊和工 <6203> 1,670円 (+300円、+21.9%) ストップ高
豊和工業 <6203> [東証S]がストップ高。火器など 防衛関連の製品を手掛ける企業だが、小泉進次郎防衛相が20日に訪問したProdrone(プロドローン、名古屋市天白区)の開発製品において、豊和工と共同開発中の投下装置を持つ ドローンがあることが市場参加者に徐々に認識されるようになった。小泉防衛相の視察からは時間が経過したものの、28日にはイランによるクウェートへのドローン攻撃が伝わっている。防衛力としてのドローンの需要の潜在性が引き続き意識されるなか、豊和工に対しては防衛向けドローンの需要拡大を巡る思惑をもとにした資金流入が急加速する格好となり、株高に弾みがついたようだ。6月3日には国内最大規模のドローン展示会となる「ジャパンドローン2026」が始まる予定で、ドローン関連のニュースが増加することも見込まれている。
■EDP <7794> 1,284円 (+190円、+17.4%) 一時ストップ高
イーディーピー <7794> [東証G]が3日ぶり急反騰、一時ストップ高となった。同社は27日の取引終了後、2インチウエハー製作用モザイク結晶の開発に成功したと発表。更に中期経営計画も公表し、29年3月期に売上高を20億8000万円(27年3月期見通し11億円)、営業損益を1億9500万円の黒字(同2億8300万円の赤字)とする目標を掲げた。これらを材料視した買いが集まった。EDPは2024年11月にダイヤモンドウエハーの開発に関してロードマップを公表。2インチウエハーの開発を目指してきた。モザイク結晶を完成したことに伴い、今後はイオン注入を用いた複製技術を活用し、2インチウエハーを作製するための子結晶を製作する予定。順調に進めば27年3月期の下期には量産体制を整える計画としている。なお、EDPは第三者割当による新株及び行使価額修正条項付第18回新株予約権の発行を決議したとも発表。竹内工業(名古屋市中川区)と槌屋(同中区)を割当予定先として、合計で新たに48万3000株を発行するほか、岡三証券グループ <8609> [東証P]の岡三証券を割当予定先として新株予約権を発行する。新株予約権の潜在株式数は300万株。発行済み株式総数を分母とした希薄化率は最大22.51%。条件決定日は6月1~3日のいずれかの日とする。調達した資金は開発投資や、ラボグローンダイヤモンド原石増産及び宝石販売体制の確立などに充てる。
■太陽誘電 <6976> 13,010円 (+1,890円、+17.0%)
東証プライムの上昇率トップ。太陽誘電 <6976> [東証P]が急反騰。AIデータセンターの建設拡大を背景に半導体メモリーの需給がひっ迫するとの見方が広がるなかで、電子部品においても積層セラミックコンデンサー(MLCC)がAI関連での需要が拡大するとの期待感が高まるようになった。MLCCに関しては値上げによる業績押し上げ効果も見込まれているとあって、電子部品関連の一角に対する資金流入が続いた。
■ナ・デックス <7435> 1,100円 (+150円、+15.8%) ストップ高
ナ・デックス <7435> [東証S]がストップ高。同社は28日、成長が続く半導体及び生成AI関連市場において、製造工程領域への取り組みをより加速させるためのプロジェクトを始動したと発表。これが材料視されたようだ。これまで自動車・FA・工作機械分野で培ってきた技術基盤を生かし、半導体デバイス及び生成AI関連デバイスの製造工程において、高精度化・微細化・生産性向上・省電力化につながる提案を推進する構え。装置提供にとどまらず、事前検証から量産立ち上げまで一貫して対応し、工程全体の最適化につなげるとしている。
■かっこ <4166> 747円 (+100円、+15.5%) ストップ高
かっこ <4166> [東証G]がストップ高。27日取引終了後、AIシステム開発のAnycloud(東京都新宿区)の全株式を取得し、完全子会社化すると発表した。かっこが長年培ってきた不正検知やデータサイエンス分野の専門性と、Anycloudの開発力などを組み合わせシナジーの創出を目指す。買収額は2億4700万円。株式譲渡実行日は6月17日を予定している。これが買い材料視されたようだ。
■ニッカトー <5367> 1,149円 (+150円、+15.0%) ストップ高
ニッカトー <5367> [東証S]がストップ高。ここ波状的な投資資金の攻勢で株価水準を大きく切り上げた。前日27日はひと押し入れたものの押し目買いが厚く、28日は一気に切り返す展開で150円高はストップ高となる1149円に買われた。AIサーバー向け積層セラミックコンデンサー(MLCC)の需要急増を背景に世界トップサプライヤーの村田製作所 <6981> [東証P]などが株価を変貌させたが、ニッカトーは売上高の7割をセラミックスで占めており、しかもその6割以上が電子デバイス関連ということで、AIサーバー関連の穴株として投資マネーの物色ターゲットとなった。PERやPBRなど株価指標面から割高感もなく、モメンタム相場に拍車がかかった。
■ヒロセ電 <6806> 27,205円 (+2,470円、+10.0%)
東証プライムの上昇率7位。ヒロセ電機 <6806> [東証P]が急反発。株価は一時、前日27日に比べ約13%高に買われ最高値を更新した。野村証券は27日、同社株の目標株価を2万6700円から3万2500円に引き上げた。レーティングは3段階で真ん中の「ニュートラル」から最上位の「バイ」に引き上げた。同社は25年に電子部品会社の「エス・イー・アール」を買収し、子会社の「ヒロセSER」とした。同証券では、ヒロセSERの極短プローブ接点を用いた検査モジュールが半導体検査の新しい検査システムに採用されると推測。一般産業機械向けコネクターも半導体製造装置向けの出荷増に支えられ高成長が続くと予想している。
■ジェリビンズ <3070> 92円 (+6円、+7.0%)
ジェリービーンズグループ <3070> [東証G]が続急伸。28日、子会社JB BLOCKが メタバースプラットフォーム事業を行う韓国のMYONE社と業務提携契約を締結すると発表しており、好材料視された。ジェリビンズでは、5月22日にウェブベースの医療学術シンポジウム及びセミナーなどのメタバースプラットフォーム「MYONE」の営業権を取得する営業権譲受契約を締結したが、今回の業務提携により日本市場におけるメタバースプラットフォーム事業について、戦略的なパートナーシップを構築する。両社は今後、体験型マーケティング及びイベント戦略の共同企画・実行やメタバースプラットフォームを活用した販売戦略の共同推進などを行う予定で、これにより既存の事業分野とのシナジーやヘルスケア事業分野の事業領域の拡大、新たな収益機会の創出などを期待している。なお、同件による27年1月期業績へ影響は精査中としている。
■ダイナマップ <336A> 938円 (+55円、+6.2%)
ダイナミックマッププラットフォーム <336A> [東証G]が3日ぶり急反発。同社は28日の寄り前に、慶応義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科の白坂成功研究室との共同研究で進めてきた空間情報インフラに関する研究論文が、国際学会において採択されたと発表。これを手掛かりとした買いが集まったようだ。7月10日に国際学会「IIAI AAI2026」内の特別セッションにおいて論文を発表する予定。空間情報を基盤に、自律型AIエージェントを活用した複数事業の連携を統合的に最適化するための空間情報インフラの参照アーキテクチャーを提案する研究で、都市管理や物流、ロボティクスなど、フィジカルAIの進展が見込まれる多様な分野での応用が期待されるとしている。
■ワイヤレスG <9419> 300円 (+12円、+4.2%)
ワイヤレスゲート <9419> [東証S]が4日ぶり大幅反発。27日取引終了後、日本を含む最大179カ国で利用可能な通信有効期限を一切設けない次世代eSIM/SIMサービス「WG GLOBAL SIM」の本格提供を開始したと発表した。一般的な海外SIMに多い「ローミング方式(他国を経由する通信)」ではなく、現地の通信回線へ直接接続するため、安定した高速通信を実現したという。
■オカムラ食品 <2938> 1,560円 (+60円、+4.0%)
オカムラ食品工業 <2938> [東証S]が大幅続伸。28日付の日本経済新聞朝刊で国産養殖サーモンの記事が掲載されており、なかで同社も養殖の国内最大手として紹介され、26年には「前年比2割増の4300トンを生産する」と報じられたことが好材料視された。
■A&Dホロン <7745> 2,789円 (+88円、+3.3%)
A&Dホロンホールディングス <7745> [東証P]が大幅反発。27日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、国内投資会社のストラテジックキャピタル(東京都港区)による株式保有割合が11.87%から12.91%に上昇したことが判明し、これを受けて需給思惑的な買いが入ったようだ。保有目的は「株主価値向上のために発行者との建設的対話及び発行者への重要提案行為などを行うこと、並びに純投資」としており、報告義務発生日は5月20日となっている。
■戸田建 <1860> 1,521円 (+47円、+3.2%)
戸田建設 <1860> [東証P]が大幅反発。SMBC日興証券は27日、同社株の目標株価を1850円から1900円に引き上げた。投資評価は3段階で最上位の「1」を継続した。同社は建築主体の準大手ゼネコンで、大手ゼネコンと同様に国内建築市場の良好な需要や採算性向上の恩恵を享受すると評価。中期経営計画目標である28年3月期の連結営業利益435億円は達成する可能性が高まったとみている。また、総還元性向70%に基づく自社株買いや政策保有株縮減にも期待している。
■F&LC <3563> 10,390円 (+305円、+3.0%)
FOOD & LIFE COMPANIES <3563> [東証P]が大幅反発。8日に26年9月期の業績・配当予想の増額修正と株式分割を発表した同社の株価は21日に高値を形成した後騰勢が一服。利益確定売りに押される展開となっていた。前日27日に25日移動平均線にタッチした後は、下げ渋りの展開。一部国内証券会社で日経平均構成銘柄の採用候補に挙げられているとあって、テクニカル的な節目で押し目買いに支えられる格好となった。なお、F&LCは27日の取引終了後に、養殖企業の生産支援を事業内容とする合弁会社の設立を発表。これを手掛かり視した買いも株価のサポート要因となったとみられている。
■ペイクラウド <4015> 447円 (+13円、+3.0%)
ペイクラウドホールディングス <4015> [東証G]が大幅続伸。27日取引終了後、4月の月次業績報告を発表。取扱高は1287億円と、前年同月の1186億円と比べて増加した。累計ID数は2億3900万(前月から約179万プラス)、累計店舗数は13万4601店舗(同805店舗プラス)となった。良好な月次が好感されたようだ。
■スパイダー <4192> 282円 (+8円、+2.9%)
スパイダープラス <4192> [東証G]が続伸。27日の取引終了後に、インフォマート <2492> [東証P]と資本・業務提携に係る契約を締結したと発表したことが好感された。5月29日を受渡期日として、インフォMTはスパイダーの伊藤謙自社長から180万株を5億2380万円で取得し、議決権所有割合を5.07%とする。インフォMTは現在、フード業界に続く新たな業界特化型のサービスとして「コンストラクション(建設)事業」の強化を進めており、資本・業務提携によりコンストラクション事業の立ち上げを加速させる。また、両社サービスのクロスセルなどによる相互の提供価値及び展開領域の拡大や、プロダクト連携や新規事業創出に向けた協議・検討なども予定する。なお、同件が互いの今期業績に与える影響は軽微としている。
■田谷 <4679> 270円 (+7円、+2.7%)
田谷 <4679> [東証S]が上伸。27日の取引終了後に、第52期定時株主総会の招集通知から、「継続企業の前提に関する注記」の記載を解消することにしたと発表しており、好材料視された。同社は20年3月期から24年3月期まで連続して営業損失及び経常損失を計上したことや、25年3月期でも営業活動によるキャッシュ・フローがマイナスを継続していたことから、「継続企業の前提に関する注記」を記載していたが、26年3月期に2期連続の営業利益及び経常利益を黒字計上したことや、営業活動によるキャッシュ・フローがプラスに転じるなど財務基盤の改善は着実に進行。また、25年1月及び26年1月の増資による資金調達や、事業に必要な資金についても都度取引金融機関からの支援を受け、将来必要となる資金も確保できていることから、今回の記載を解消したという。
■三菱倉 <9301> 1,505円 (+27.5円、+1.9%)
三菱倉庫 <9301> [東証P]が反発。同社は27日、通関業務における料金改定を発表。各種通関申告及び保税関連申請の基本料金を、現行料金から約25%増額するとし、業績へのプラス効果を期待した買いを誘う格好となったようだ。実施時期は6月1日受託分より。物流業界での深刻な人手不足に伴う人件費の高騰とともに、輸出入手続きの複雑化と対応業務の増加を背景にコストが上昇しており、自助努力のみでは吸収は困難な水準と判断した。
■パルHD <2726> 1,394円 (+19円、+1.4%)
パルグループホールディングス <2726> [東証P]が続伸。27日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を100万株(自己株式を除く発行済み株数の0.57%)、または14億円としており、取得期間は6月1日から8月31日まで。株主還元の強化及び資本効率の向上を図り、将来の機動的な資本政策などを可能にするために取得するとしている。
■セーフィー <4375> 740円 (+10円、+1.4%)
セーフィー <4375> [東証G]が4日ぶり反発。27日の取引終了後に、ウェアラブルクラウドカメラ「Safie Pocket2 Wide」が、国土交通省の新技術情報提供システム(NETIS)に追加登録されたと発表しており、好材料視された。「Safie Pocket2 Wide」は、前方上下360度を広範囲に撮影できる超広角レンズを搭載し、従来の固定カメラや一般的なウェアラブルカメラでは難しかった「現場全景の俯瞰」と「死角ゼロ」を同時に実現したのが特徴。公共工事の施工者は、NETISに登録された新技術を活用することで、国や地方自治体が発注元となる公共工事に際し、工事成績評定や総合評価落札方式での加点が期待できることから、今回の登録により、「Safie Pocket2 Wide」の普及を後押しすることが期待されている。
■ADEKA <4401> 4,238円 (+53円、+1.3%)
ADEKA <4401> [東証P]が反発。28日、環境対応型樹脂添加剤「アデカシクロエイド FP-600I」が、ソニーグループ <6758> [東証P]傘下のソニーの4K液晶テレビ「BRAVIA9 2」の一部モデルに採用されたと発表しており、好材料視された。今回採用された製品は、バイオマス原料を導入した環境対応型の縮合リン酸エステル系難燃剤。ソニーと三菱商事 <8058> [東証P]、ADEKAなど5つの国・地域14社で共同構築した、リニューアブルプラスチックを製造するグローバルサプライチェーンで使用されているという。
※28日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
Bitcoin Japan <8105> [東証S]がストップ高。同社は27日の取引終了後、米スペースX <SPCX> に対し、ファンドを通じて出資することを決めたと発表。これを材料視した買いが入った。投資資金は約20億4200万円を予定。このうち投資元本は約16億8800万円。27年3月期の業績に与える影響は精査中としている。
■豊和工 <6203> 1,670円 (+300円、+21.9%) ストップ高
豊和工業 <6203> [東証S]がストップ高。火器など 防衛関連の製品を手掛ける企業だが、小泉進次郎防衛相が20日に訪問したProdrone(プロドローン、名古屋市天白区)の開発製品において、豊和工と共同開発中の投下装置を持つ ドローンがあることが市場参加者に徐々に認識されるようになった。小泉防衛相の視察からは時間が経過したものの、28日にはイランによるクウェートへのドローン攻撃が伝わっている。防衛力としてのドローンの需要の潜在性が引き続き意識されるなか、豊和工に対しては防衛向けドローンの需要拡大を巡る思惑をもとにした資金流入が急加速する格好となり、株高に弾みがついたようだ。6月3日には国内最大規模のドローン展示会となる「ジャパンドローン2026」が始まる予定で、ドローン関連のニュースが増加することも見込まれている。
■EDP <7794> 1,284円 (+190円、+17.4%) 一時ストップ高
イーディーピー <7794> [東証G]が3日ぶり急反騰、一時ストップ高となった。同社は27日の取引終了後、2インチウエハー製作用モザイク結晶の開発に成功したと発表。更に中期経営計画も公表し、29年3月期に売上高を20億8000万円(27年3月期見通し11億円)、営業損益を1億9500万円の黒字(同2億8300万円の赤字)とする目標を掲げた。これらを材料視した買いが集まった。EDPは2024年11月にダイヤモンドウエハーの開発に関してロードマップを公表。2インチウエハーの開発を目指してきた。モザイク結晶を完成したことに伴い、今後はイオン注入を用いた複製技術を活用し、2インチウエハーを作製するための子結晶を製作する予定。順調に進めば27年3月期の下期には量産体制を整える計画としている。なお、EDPは第三者割当による新株及び行使価額修正条項付第18回新株予約権の発行を決議したとも発表。竹内工業(名古屋市中川区)と槌屋(同中区)を割当予定先として、合計で新たに48万3000株を発行するほか、岡三証券グループ <8609> [東証P]の岡三証券を割当予定先として新株予約権を発行する。新株予約権の潜在株式数は300万株。発行済み株式総数を分母とした希薄化率は最大22.51%。条件決定日は6月1~3日のいずれかの日とする。調達した資金は開発投資や、ラボグローンダイヤモンド原石増産及び宝石販売体制の確立などに充てる。
■太陽誘電 <6976> 13,010円 (+1,890円、+17.0%)
東証プライムの上昇率トップ。太陽誘電 <6976> [東証P]が急反騰。AIデータセンターの建設拡大を背景に半導体メモリーの需給がひっ迫するとの見方が広がるなかで、電子部品においても積層セラミックコンデンサー(MLCC)がAI関連での需要が拡大するとの期待感が高まるようになった。MLCCに関しては値上げによる業績押し上げ効果も見込まれているとあって、電子部品関連の一角に対する資金流入が続いた。
■ナ・デックス <7435> 1,100円 (+150円、+15.8%) ストップ高
ナ・デックス <7435> [東証S]がストップ高。同社は28日、成長が続く半導体及び生成AI関連市場において、製造工程領域への取り組みをより加速させるためのプロジェクトを始動したと発表。これが材料視されたようだ。これまで自動車・FA・工作機械分野で培ってきた技術基盤を生かし、半導体デバイス及び生成AI関連デバイスの製造工程において、高精度化・微細化・生産性向上・省電力化につながる提案を推進する構え。装置提供にとどまらず、事前検証から量産立ち上げまで一貫して対応し、工程全体の最適化につなげるとしている。
■かっこ <4166> 747円 (+100円、+15.5%) ストップ高
かっこ <4166> [東証G]がストップ高。27日取引終了後、AIシステム開発のAnycloud(東京都新宿区)の全株式を取得し、完全子会社化すると発表した。かっこが長年培ってきた不正検知やデータサイエンス分野の専門性と、Anycloudの開発力などを組み合わせシナジーの創出を目指す。買収額は2億4700万円。株式譲渡実行日は6月17日を予定している。これが買い材料視されたようだ。
■ニッカトー <5367> 1,149円 (+150円、+15.0%) ストップ高
ニッカトー <5367> [東証S]がストップ高。ここ波状的な投資資金の攻勢で株価水準を大きく切り上げた。前日27日はひと押し入れたものの押し目買いが厚く、28日は一気に切り返す展開で150円高はストップ高となる1149円に買われた。AIサーバー向け積層セラミックコンデンサー(MLCC)の需要急増を背景に世界トップサプライヤーの村田製作所 <6981> [東証P]などが株価を変貌させたが、ニッカトーは売上高の7割をセラミックスで占めており、しかもその6割以上が電子デバイス関連ということで、AIサーバー関連の穴株として投資マネーの物色ターゲットとなった。PERやPBRなど株価指標面から割高感もなく、モメンタム相場に拍車がかかった。
■ヒロセ電 <6806> 27,205円 (+2,470円、+10.0%)
東証プライムの上昇率7位。ヒロセ電機 <6806> [東証P]が急反発。株価は一時、前日27日に比べ約13%高に買われ最高値を更新した。野村証券は27日、同社株の目標株価を2万6700円から3万2500円に引き上げた。レーティングは3段階で真ん中の「ニュートラル」から最上位の「バイ」に引き上げた。同社は25年に電子部品会社の「エス・イー・アール」を買収し、子会社の「ヒロセSER」とした。同証券では、ヒロセSERの極短プローブ接点を用いた検査モジュールが半導体検査の新しい検査システムに採用されると推測。一般産業機械向けコネクターも半導体製造装置向けの出荷増に支えられ高成長が続くと予想している。
■ジェリビンズ <3070> 92円 (+6円、+7.0%)
ジェリービーンズグループ <3070> [東証G]が続急伸。28日、子会社JB BLOCKが メタバースプラットフォーム事業を行う韓国のMYONE社と業務提携契約を締結すると発表しており、好材料視された。ジェリビンズでは、5月22日にウェブベースの医療学術シンポジウム及びセミナーなどのメタバースプラットフォーム「MYONE」の営業権を取得する営業権譲受契約を締結したが、今回の業務提携により日本市場におけるメタバースプラットフォーム事業について、戦略的なパートナーシップを構築する。両社は今後、体験型マーケティング及びイベント戦略の共同企画・実行やメタバースプラットフォームを活用した販売戦略の共同推進などを行う予定で、これにより既存の事業分野とのシナジーやヘルスケア事業分野の事業領域の拡大、新たな収益機会の創出などを期待している。なお、同件による27年1月期業績へ影響は精査中としている。
■ダイナマップ <336A> 938円 (+55円、+6.2%)
ダイナミックマッププラットフォーム <336A> [東証G]が3日ぶり急反発。同社は28日の寄り前に、慶応義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科の白坂成功研究室との共同研究で進めてきた空間情報インフラに関する研究論文が、国際学会において採択されたと発表。これを手掛かりとした買いが集まったようだ。7月10日に国際学会「IIAI AAI2026」内の特別セッションにおいて論文を発表する予定。空間情報を基盤に、自律型AIエージェントを活用した複数事業の連携を統合的に最適化するための空間情報インフラの参照アーキテクチャーを提案する研究で、都市管理や物流、ロボティクスなど、フィジカルAIの進展が見込まれる多様な分野での応用が期待されるとしている。
■ワイヤレスG <9419> 300円 (+12円、+4.2%)
ワイヤレスゲート <9419> [東証S]が4日ぶり大幅反発。27日取引終了後、日本を含む最大179カ国で利用可能な通信有効期限を一切設けない次世代eSIM/SIMサービス「WG GLOBAL SIM」の本格提供を開始したと発表した。一般的な海外SIMに多い「ローミング方式(他国を経由する通信)」ではなく、現地の通信回線へ直接接続するため、安定した高速通信を実現したという。
■オカムラ食品 <2938> 1,560円 (+60円、+4.0%)
オカムラ食品工業 <2938> [東証S]が大幅続伸。28日付の日本経済新聞朝刊で国産養殖サーモンの記事が掲載されており、なかで同社も養殖の国内最大手として紹介され、26年には「前年比2割増の4300トンを生産する」と報じられたことが好材料視された。
■A&Dホロン <7745> 2,789円 (+88円、+3.3%)
A&Dホロンホールディングス <7745> [東証P]が大幅反発。27日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、国内投資会社のストラテジックキャピタル(東京都港区)による株式保有割合が11.87%から12.91%に上昇したことが判明し、これを受けて需給思惑的な買いが入ったようだ。保有目的は「株主価値向上のために発行者との建設的対話及び発行者への重要提案行為などを行うこと、並びに純投資」としており、報告義務発生日は5月20日となっている。
■戸田建 <1860> 1,521円 (+47円、+3.2%)
戸田建設 <1860> [東証P]が大幅反発。SMBC日興証券は27日、同社株の目標株価を1850円から1900円に引き上げた。投資評価は3段階で最上位の「1」を継続した。同社は建築主体の準大手ゼネコンで、大手ゼネコンと同様に国内建築市場の良好な需要や採算性向上の恩恵を享受すると評価。中期経営計画目標である28年3月期の連結営業利益435億円は達成する可能性が高まったとみている。また、総還元性向70%に基づく自社株買いや政策保有株縮減にも期待している。
■F&LC <3563> 10,390円 (+305円、+3.0%)
FOOD & LIFE COMPANIES <3563> [東証P]が大幅反発。8日に26年9月期の業績・配当予想の増額修正と株式分割を発表した同社の株価は21日に高値を形成した後騰勢が一服。利益確定売りに押される展開となっていた。前日27日に25日移動平均線にタッチした後は、下げ渋りの展開。一部国内証券会社で日経平均構成銘柄の採用候補に挙げられているとあって、テクニカル的な節目で押し目買いに支えられる格好となった。なお、F&LCは27日の取引終了後に、養殖企業の生産支援を事業内容とする合弁会社の設立を発表。これを手掛かり視した買いも株価のサポート要因となったとみられている。
■ペイクラウド <4015> 447円 (+13円、+3.0%)
ペイクラウドホールディングス <4015> [東証G]が大幅続伸。27日取引終了後、4月の月次業績報告を発表。取扱高は1287億円と、前年同月の1186億円と比べて増加した。累計ID数は2億3900万(前月から約179万プラス)、累計店舗数は13万4601店舗(同805店舗プラス)となった。良好な月次が好感されたようだ。
■スパイダー <4192> 282円 (+8円、+2.9%)
スパイダープラス <4192> [東証G]が続伸。27日の取引終了後に、インフォマート <2492> [東証P]と資本・業務提携に係る契約を締結したと発表したことが好感された。5月29日を受渡期日として、インフォMTはスパイダーの伊藤謙自社長から180万株を5億2380万円で取得し、議決権所有割合を5.07%とする。インフォMTは現在、フード業界に続く新たな業界特化型のサービスとして「コンストラクション(建設)事業」の強化を進めており、資本・業務提携によりコンストラクション事業の立ち上げを加速させる。また、両社サービスのクロスセルなどによる相互の提供価値及び展開領域の拡大や、プロダクト連携や新規事業創出に向けた協議・検討なども予定する。なお、同件が互いの今期業績に与える影響は軽微としている。
■田谷 <4679> 270円 (+7円、+2.7%)
田谷 <4679> [東証S]が上伸。27日の取引終了後に、第52期定時株主総会の招集通知から、「継続企業の前提に関する注記」の記載を解消することにしたと発表しており、好材料視された。同社は20年3月期から24年3月期まで連続して営業損失及び経常損失を計上したことや、25年3月期でも営業活動によるキャッシュ・フローがマイナスを継続していたことから、「継続企業の前提に関する注記」を記載していたが、26年3月期に2期連続の営業利益及び経常利益を黒字計上したことや、営業活動によるキャッシュ・フローがプラスに転じるなど財務基盤の改善は着実に進行。また、25年1月及び26年1月の増資による資金調達や、事業に必要な資金についても都度取引金融機関からの支援を受け、将来必要となる資金も確保できていることから、今回の記載を解消したという。
■三菱倉 <9301> 1,505円 (+27.5円、+1.9%)
三菱倉庫 <9301> [東証P]が反発。同社は27日、通関業務における料金改定を発表。各種通関申告及び保税関連申請の基本料金を、現行料金から約25%増額するとし、業績へのプラス効果を期待した買いを誘う格好となったようだ。実施時期は6月1日受託分より。物流業界での深刻な人手不足に伴う人件費の高騰とともに、輸出入手続きの複雑化と対応業務の増加を背景にコストが上昇しており、自助努力のみでは吸収は困難な水準と判断した。
■パルHD <2726> 1,394円 (+19円、+1.4%)
パルグループホールディングス <2726> [東証P]が続伸。27日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を100万株(自己株式を除く発行済み株数の0.57%)、または14億円としており、取得期間は6月1日から8月31日まで。株主還元の強化及び資本効率の向上を図り、将来の機動的な資本政策などを可能にするために取得するとしている。
■セーフィー <4375> 740円 (+10円、+1.4%)
セーフィー <4375> [東証G]が4日ぶり反発。27日の取引終了後に、ウェアラブルクラウドカメラ「Safie Pocket2 Wide」が、国土交通省の新技術情報提供システム(NETIS)に追加登録されたと発表しており、好材料視された。「Safie Pocket2 Wide」は、前方上下360度を広範囲に撮影できる超広角レンズを搭載し、従来の固定カメラや一般的なウェアラブルカメラでは難しかった「現場全景の俯瞰」と「死角ゼロ」を同時に実現したのが特徴。公共工事の施工者は、NETISに登録された新技術を活用することで、国や地方自治体が発注元となる公共工事に際し、工事成績評定や総合評価落札方式での加点が期待できることから、今回の登録により、「Safie Pocket2 Wide」の普及を後押しすることが期待されている。
■ADEKA <4401> 4,238円 (+53円、+1.3%)
ADEKA <4401> [東証P]が反発。28日、環境対応型樹脂添加剤「アデカシクロエイド FP-600I」が、ソニーグループ <6758> [東証P]傘下のソニーの4K液晶テレビ「BRAVIA9 2」の一部モデルに採用されたと発表しており、好材料視された。今回採用された製品は、バイオマス原料を導入した環境対応型の縮合リン酸エステル系難燃剤。ソニーと三菱商事 <8058> [東証P]、ADEKAなど5つの国・地域14社で共同構築した、リニューアブルプラスチックを製造するグローバルサプライチェーンで使用されているという。
※28日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース