2026年3月11日 22時39分
オラクル、決算受け大幅高 AI関連の受注を売上に転換し始めていることを示唆=米国株個別
(NY時間09:35)(日本時間22:35)
オラクル<ORCL> 170.22(+20.82 +13.94%)
オラクル<ORCL>が大幅高。前日引け後に12-2月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。クラウドの売上が予想を上回っている。同社の主力であるクラウドインフラ事業の売上は84%増の49億ドルとなった。予想の79%増を上回り、前四半期の68%増よりも加速した。
ガイダンスも公表し、27年度の売上高見通しも強気なものとなった。AI関連の大規模受注を着実に売上に転換し始めていることを示している。
同社は、オープンAIやメタ<META>などの顧客向けに大規模クラウド契約を進めている。データベースソフトで知られる同社は、AIモデルの学習や推論に必要なGPU搭載データセンターなどのインフラ提供で急成長している。残存履行義務(RPO)も前四半期から増加。増加の大半は、大規模AI契約で顧客が半導体の初期購入費用を負担する形の案件によるものだという。
同社は声明で「AIの学習や推論向けクラウド需要は供給を上回るペースで拡大している」と説明。また、AIクラウドの主要顧客の財務状況が最近大きく改善したことで、27年度以降の売上成長も、見通しの達成あるいは上振れの可能性があるとしている。
アナリストは「同社が27年度の設備投資見通しを500億ドルで維持したことは、今回の決算の中で重要な指標として際立っている。これは、同社や他のクラウドインフラ企業につきまとってきた過剰投資への懸念を和らげる可能性がある」と評している。
別のアナリストは「今回の決算は同社が今後の巨大な市場機会を実行できる能力について、投資家を安心させ始める可能性がある。同社株のマルチプルに見られた圧力を考えると、今回のような前向きな進展は株価の安心感につながる」と指摘した。
(12-2月・第3四半期)
・1株利益(調整後):1.79ドル(予想:1.70ドル)
・売上高(調整後):171.9億ドル 22%増(予想:168.9億ドル)
クラウド全体(IaaS+SaaS):89.0億ドル(予想:88.4億ドル)
クラウドインフラ(IaaS):49.0億ドル(予想:47.4億ドル)
クラウドアプリ(SaaS):40.0億ドル(予想:40.0億ドル)
ソフトウェア:61.2億ドル(予想:59.7億ドル)
ソフトウェアサポート:49.7億ドル(予想:48.9億ドル)
ソフトウェアライセンス:11.5億ドル(予想:11.0億ドル)
ハードウェア:7.14億ドル(予想:7.25億ドル)
サービス:14.4億ドル(予想:13.6億ドル)
・営業利益(調整後):73.8億ドル(予想:72.1億ドル)
・残存履行義務(RPO):5530億ドル
(3-5月・第4四半期見通し)
・1株利益(調整後):1.96~2.00ドル(予想:1.95ドル)
・売上高:19~21%増
(通期見通し)
・売上高:670億ドル
・設備投資:500億ドル
(27年度通期見通し)
・売上高:900億ドル(予想:867億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
オラクル<ORCL> 170.22(+20.82 +13.94%)
オラクル<ORCL>が大幅高。前日引け後に12-2月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。クラウドの売上が予想を上回っている。同社の主力であるクラウドインフラ事業の売上は84%増の49億ドルとなった。予想の79%増を上回り、前四半期の68%増よりも加速した。
ガイダンスも公表し、27年度の売上高見通しも強気なものとなった。AI関連の大規模受注を着実に売上に転換し始めていることを示している。
同社は、オープンAIやメタ<META>などの顧客向けに大規模クラウド契約を進めている。データベースソフトで知られる同社は、AIモデルの学習や推論に必要なGPU搭載データセンターなどのインフラ提供で急成長している。残存履行義務(RPO)も前四半期から増加。増加の大半は、大規模AI契約で顧客が半導体の初期購入費用を負担する形の案件によるものだという。
同社は声明で「AIの学習や推論向けクラウド需要は供給を上回るペースで拡大している」と説明。また、AIクラウドの主要顧客の財務状況が最近大きく改善したことで、27年度以降の売上成長も、見通しの達成あるいは上振れの可能性があるとしている。
アナリストは「同社が27年度の設備投資見通しを500億ドルで維持したことは、今回の決算の中で重要な指標として際立っている。これは、同社や他のクラウドインフラ企業につきまとってきた過剰投資への懸念を和らげる可能性がある」と評している。
別のアナリストは「今回の決算は同社が今後の巨大な市場機会を実行できる能力について、投資家を安心させ始める可能性がある。同社株のマルチプルに見られた圧力を考えると、今回のような前向きな進展は株価の安心感につながる」と指摘した。
(12-2月・第3四半期)
・1株利益(調整後):1.79ドル(予想:1.70ドル)
・売上高(調整後):171.9億ドル 22%増(予想:168.9億ドル)
クラウド全体(IaaS+SaaS):89.0億ドル(予想:88.4億ドル)
クラウドインフラ(IaaS):49.0億ドル(予想:47.4億ドル)
クラウドアプリ(SaaS):40.0億ドル(予想:40.0億ドル)
ソフトウェア:61.2億ドル(予想:59.7億ドル)
ソフトウェアサポート:49.7億ドル(予想:48.9億ドル)
ソフトウェアライセンス:11.5億ドル(予想:11.0億ドル)
ハードウェア:7.14億ドル(予想:7.25億ドル)
サービス:14.4億ドル(予想:13.6億ドル)
・営業利益(調整後):73.8億ドル(予想:72.1億ドル)
・残存履行義務(RPO):5530億ドル
(3-5月・第4四半期見通し)
・1株利益(調整後):1.96~2.00ドル(予想:1.95ドル)
・売上高:19~21%増
(通期見通し)
・売上高:670億ドル
・設備投資:500億ドル
(27年度通期見通し)
・売上高:900億ドル(予想:867億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース