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    2026年2月6日 8時02分

    株価指数先物【寄り前】 高市政権への期待から押し目狙いのロング対応

    大阪3月限ナイトセッション
    日経225先物 53890 -100 (-0.18%)
    TOPIX先物 3656.0 -1.5 (-0.04%) 
    シカゴ日経平均先物 53905 -85
    (注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

     5日の米国市場は、NYダウ S&P500ナスダックの主要な株価指数が下落。人工知能(AI)開発新興企業のアンソロピックが金融リサーチ能力を備えたモデル「クロード・オーパス4.6」を発表したほか、オープンAIもAIエージェントを支援する新たな法人向けサービスを発表。AIの急速な進化が事業モデルを揺るがすとの懸念につながり、ソフトウェア銘柄の売りが広がっている。

     商品相場では金先物や銀先物が下落したほか、暗号資産(仮想通貨)ビットコインの下落も投資家心理を冷ます形になり、リスク回避姿勢に向かわせた。経済指標では米新規失業保険申請件数が予想を上回ったほか、2025年12月の米雇用動態調査(JOLTS)では、求人件数が20年9月以来の低水準だったことも重荷になっている。

     NYダウ構成銘柄ではトラベラーズ<TRV>、コカ・コーラ<KO>、シスコシステムズ<CSCO>、ジョンソン・エンド・ジョンソン<JNJ>、メルク<MRK>が買われた。半面、マイクロソフト<MSFT>、セールスフォース<CRM>、アマゾン・ドット・コム<AMZN>、ユナイテッドヘルス・グループ<UNH>が軟調。

     シカゴ日経平均先物(3月限)清算値は大阪比85円安の5万3905円だった。日経225先物(3月限)のナイトセッションは日中比130円高の5万4120円で始まった。ロング優勢の動きが続くなか、5万4350円まで買われる場面もみられた。ただ、米国市場の取引開始後に軟化し、5万3720円まで売られた。その後は、5万3750円~5万4300円辺りでのレンジ推移が続くなかで、日中比100円安の5万3890円で取引を終えている。

     日経225先物はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、売りが先行して始まることになりそうだ。米国市場ではソフトウェア銘柄の下げが止まらず、ヘッジ売りの動きも出ているとみられる。そのため、東京市場においてもハイテク株の一角には売りが入りやすいと考えられ、日経平均型の重荷になりそうだ。

     日経225先物は前日の下げでボリンジャーバンドの+1σ(5万4200円)を割り込んでおり、ナイトセッションでは同バンドに上値を抑えられる形だった。下値は上向きで推移する25日移動平均線(5万3180円)が支持線として意識されやすく、25日線と+1σ水準での推移が見込まれる。週間形状では+1σ(5万3130円)と+2σ(5万4840円)でのゾーンとなる。

     決算発表が本格化するなかで積極的な売買は手控えられるほか、アマゾン・ドット・コムの決算は市場予想を下回り、時間外取引で大きく売られているため、ショートが入りやすいと考えられる。ただ、国内要因としては8日の衆院選挙の情勢報道で与党の過半数獲得が予想されており、高市政権の積極財政に対する政策期待から、週をまたいでのショートポジションは避けたいところだ。

     さらに、トランプ米大統領は高市首相と3月19日にホワイトハウスで会談すると、自身のSNSで明らかにした。衆院選については高市首相を「全面的に支持する」との見解を示すなかで、押し目待ち狙いのロング対応に向かわせそうである。そのため、日経225先物は+1σ水準での攻防から、オプション権利行使価格の5万3500円から5万4500円でのレンジを想定する。

     5日の米VIX指数は21.77(4日は18.64)に上昇した。一時23.10と昨年11月下旬以来の水準まで切り上がる場面もみられている。52週線(19.05)を明確に上抜けてきたことで、昨年11月20日につけた26.42辺りが射程に入ってきており、市場心理は神経質に傾きそうである。

     NT倍率は先物中心限月で14.76倍に低下した。米国同様、ハイテク株の下げが日経平均型の重荷になり、相対的にTOPIX型優位の状況だった。25日線(14.83倍)を割り込んでおり、-1σ(14.70倍)水準が意識されてきている。同バンドを下抜けてくるようだと、-2σ(14.57倍)や1月21日につけた直近安値(14.52倍)辺りが射程に入る形でのNTショートに振れやすいだろう。

    株探ニュース