2025年12月30日 15時47分
話題株ピックアップ【夕刊】(2):PowerX、住友鉱、キオクシア
■パワーエックス <485A> 2,151円 -402 円 (-15.8%) 本日終値
パワーエックス<485A>は反落。同社は大型蓄電池の製造・販売やEV充電サービスなどを展開する。19日に東証グロース市場に新規上場した。初値は公開価格(1220円)を下回る1130円となったが、そこから買いを集めストップ高で上場初日の取引を終了。翌営業日以降も買い優勢の展開となり、29日の高値2835円まで一気に駆け上がった。初値から2.5倍程度の水準となる。短期急騰の反動できょう30日は目先利益確定売りに押されたようだ。
■住友金属鉱山 <5713> 6,357円 -318 円 (-4.8%) 本日終値 東証プライム 下落率9位
住友金属鉱山<5713>が3日ぶりに急反落。DOWAホールディングス<5714>や三菱マテリアル<5711>、三井金属<5706>も安い。29日の海外市場で銀や金などの価格が急落したことが警戒された。シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)グループが、金や銀などの証拠金の要件を引き上げると発表したことが嫌気され、29日に銀先物は3月限が8%強急落し、金先物も2月限が4%強の下落となった。足もとの金銀銅などの価格上昇を背景に、住友鉱は29日に最高値を更新し非鉄株は人気化していただけに、この日は一気に売りに押される展開となった。
■純金信託 <1540> 20,805円 -655 円 (-3.1%) 本日終値
純金上場信託(現物国内保管型)<1540>、純銀上場信託(現物国内保管型)<1542>が安い。前日に銀市況が急反落したことが嫌気された。ここ貴金属市況の高騰が激しいため、前日にシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)グループの清算機関が貴金属先物の証拠金を引き上げると発表しており、これが金や銀の先物価格の急落につながった。東京市場でも両銘柄のように金のETFや銀のETFの範疇に含まれる上場信託は下げがきつくなった。信用買い残も高水準に溜まっており、その投げが下げを助長している。
■キオクシア <285A> 10,435円 -240 円 (-2.3%) 本日終値
キオクシアホールディングス<285A>が続落。NAND型フラッシュメモリーを製造する同社は、AIデータセンター向け需要の急増に伴う半導体メモリー市況高の恩恵を受ける銘柄として、幅広く投資家からの注目を集める銘柄となった。11月発表の26年3月期第2四半期累計(4~9月)決算で、直近四半期の業績が市場の高い期待に届かず失望売りに押されたものの、年末に向けて持ち直しの動きとなり、足もとで1万円トビ台での推移となっている。もっともキオクシアの株価は年初来で6倍を超す上昇となり、プライム市場の個別株で上昇率トップと好パフォーマンスが際立っていた。29日の米株式市場では協業関係にあるサンディスク<SNDK>の株価が下落したことも重荷となり、利食い売りが継続している。
■壱番屋 <7630> 912円 -16 円 (-1.7%) 本日終値
壱番屋<7630>は小安い。29日取引終了後、夜パフェ専門店を運営するGAKU(札幌市)の全株式を取得し、連結子会社化すると発表した。新たな業態に展開することで企業価値向上を目指す狙いがあるとみられる。この発表に対する株価への反応は限定的となった。
■Genky <9267> 4,960円 -80 円 (-1.6%) 本日終値
Genky DrugStores<9267>は小動き。29日取引終了後、12月度の月次営業速報を発表した。既存店売上高は前年同月比3.3%増とプラス基調を維持。全店ベースでは同10.6%増だった。
■アドバンテスト <6857> 19,635円 -145 円 (-0.7%) 本日終値
アドバンテスト<6857>が軟調。前日の米国株市場では、同社の主要顧客である画像処理半導体(GPU)大手エヌビディア<NVDA>が1%安に売られたほか、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も7日ぶりに反落した。これを受けてアドテストを筆頭とする日経平均寄与度の高い半導体値がさ株には向かい風が意識されている。ただ、前日はメモリー大手マイクロン・テクノロジー<MU>が大きく上昇し、インテル<INTC>も高いなど半導体関連の個別株は跛行色がみられるものの弱気に傾いた地合いではなかった。アドテストもここ日替わりで高安を繰り返しているが、下押した際には押し目買いニーズも強く下げ渋る動きが期待される。
■八十二銀行 <8359> 1,697.5円 -2 円 (-0.1%) 本日終値
八十二銀行<8359>は小動き。同行は来月から新体制に移行する。25日、2023年に完全子会社化した長野銀行との合併について、関係当局から認可を取得したと発表した。2026年1月1日付で「八十二長野銀行」に商号変更する。
■ワンダープラネット <4199> 1,460円 +206 円 (+16.4%) 本日終値
ワンダープラネット<4199>が急反騰し、年初来高値を更新した。同社はブシロード<7803>との共同開発による新作モバイルゲーム「HUNTER×HUNTER NEN×SURVIVOR(ネンサバ)」について、来年2月18日の世界同時リリースを予定している。事前登録を今年12月20日に開始していたが、同ゲームの公式Xでの27日の投稿で、事前登録者数が20万人を突破したことが明らかとなった。事前登録者数の節目突破に関するアナウンスがこの先も続き、新作ゲームによるワンプラの業績拡大期待が高まるシナリオが意識され、個人投資家による資金流入が続いている。
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株探ニュース
パワーエックス<485A>は反落。同社は大型蓄電池の製造・販売やEV充電サービスなどを展開する。19日に東証グロース市場に新規上場した。初値は公開価格(1220円)を下回る1130円となったが、そこから買いを集めストップ高で上場初日の取引を終了。翌営業日以降も買い優勢の展開となり、29日の高値2835円まで一気に駆け上がった。初値から2.5倍程度の水準となる。短期急騰の反動できょう30日は目先利益確定売りに押されたようだ。
■住友金属鉱山 <5713> 6,357円 -318 円 (-4.8%) 本日終値 東証プライム 下落率9位
住友金属鉱山<5713>が3日ぶりに急反落。DOWAホールディングス<5714>や三菱マテリアル<5711>、三井金属<5706>も安い。29日の海外市場で銀や金などの価格が急落したことが警戒された。シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)グループが、金や銀などの証拠金の要件を引き上げると発表したことが嫌気され、29日に銀先物は3月限が8%強急落し、金先物も2月限が4%強の下落となった。足もとの金銀銅などの価格上昇を背景に、住友鉱は29日に最高値を更新し非鉄株は人気化していただけに、この日は一気に売りに押される展開となった。
■純金信託 <1540> 20,805円 -655 円 (-3.1%) 本日終値
純金上場信託(現物国内保管型)<1540>、純銀上場信託(現物国内保管型)<1542>が安い。前日に銀市況が急反落したことが嫌気された。ここ貴金属市況の高騰が激しいため、前日にシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)グループの清算機関が貴金属先物の証拠金を引き上げると発表しており、これが金や銀の先物価格の急落につながった。東京市場でも両銘柄のように金のETFや銀のETFの範疇に含まれる上場信託は下げがきつくなった。信用買い残も高水準に溜まっており、その投げが下げを助長している。
■キオクシア <285A> 10,435円 -240 円 (-2.3%) 本日終値
キオクシアホールディングス<285A>が続落。NAND型フラッシュメモリーを製造する同社は、AIデータセンター向け需要の急増に伴う半導体メモリー市況高の恩恵を受ける銘柄として、幅広く投資家からの注目を集める銘柄となった。11月発表の26年3月期第2四半期累計(4~9月)決算で、直近四半期の業績が市場の高い期待に届かず失望売りに押されたものの、年末に向けて持ち直しの動きとなり、足もとで1万円トビ台での推移となっている。もっともキオクシアの株価は年初来で6倍を超す上昇となり、プライム市場の個別株で上昇率トップと好パフォーマンスが際立っていた。29日の米株式市場では協業関係にあるサンディスク<SNDK>の株価が下落したことも重荷となり、利食い売りが継続している。
■壱番屋 <7630> 912円 -16 円 (-1.7%) 本日終値
壱番屋<7630>は小安い。29日取引終了後、夜パフェ専門店を運営するGAKU(札幌市)の全株式を取得し、連結子会社化すると発表した。新たな業態に展開することで企業価値向上を目指す狙いがあるとみられる。この発表に対する株価への反応は限定的となった。
■Genky <9267> 4,960円 -80 円 (-1.6%) 本日終値
Genky DrugStores<9267>は小動き。29日取引終了後、12月度の月次営業速報を発表した。既存店売上高は前年同月比3.3%増とプラス基調を維持。全店ベースでは同10.6%増だった。
■アドバンテスト <6857> 19,635円 -145 円 (-0.7%) 本日終値
アドバンテスト<6857>が軟調。前日の米国株市場では、同社の主要顧客である画像処理半導体(GPU)大手エヌビディア<NVDA>が1%安に売られたほか、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も7日ぶりに反落した。これを受けてアドテストを筆頭とする日経平均寄与度の高い半導体値がさ株には向かい風が意識されている。ただ、前日はメモリー大手マイクロン・テクノロジー<MU>が大きく上昇し、インテル<INTC>も高いなど半導体関連の個別株は跛行色がみられるものの弱気に傾いた地合いではなかった。アドテストもここ日替わりで高安を繰り返しているが、下押した際には押し目買いニーズも強く下げ渋る動きが期待される。
■八十二銀行 <8359> 1,697.5円 -2 円 (-0.1%) 本日終値
八十二銀行<8359>は小動き。同行は来月から新体制に移行する。25日、2023年に完全子会社化した長野銀行との合併について、関係当局から認可を取得したと発表した。2026年1月1日付で「八十二長野銀行」に商号変更する。
■ワンダープラネット <4199> 1,460円 +206 円 (+16.4%) 本日終値
ワンダープラネット<4199>が急反騰し、年初来高値を更新した。同社はブシロード<7803>との共同開発による新作モバイルゲーム「HUNTER×HUNTER NEN×SURVIVOR(ネンサバ)」について、来年2月18日の世界同時リリースを予定している。事前登録を今年12月20日に開始していたが、同ゲームの公式Xでの27日の投稿で、事前登録者数が20万人を突破したことが明らかとなった。事前登録者数の節目突破に関するアナウンスがこの先も続き、新作ゲームによるワンプラの業績拡大期待が高まるシナリオが意識され、個人投資家による資金流入が続いている。
⇒⇒★元日~5日に、2026年「新春特集」を一挙、"24本"配信します。ご期待ください。
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