2025年12月24日 18時24分
【↓】日経平均 大引け| 4日ぶり小反落、朝高も値がさ株が売られる (12月24日)
日経平均株価
始値 50475.48
高値 50636.95
安値 50323.92
大引け 50344.10(前日比 -68.77 、 -0.14% )
売買高 17億577万株 (東証プライム概算)
売買代金 3兆9281億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は4日ぶり小反落、強弱観対立で朝高後に値を消す展開
2.米ハイテク株高は追い風、半導体主力銘柄に上昇目立つ
3.海外筋の参戦限られ上値重いが、下値に対しても底堅い
4.為替の円高もハイテクセクターを中心に向かい風となる
5.値下がり銘柄数1000超、売買代金は4兆円台を割り込む
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比79ドル高と4日続伸した。積極的な売買は手控えられるなかエヌビディア<NVDA>などハイテク株の一角が買われ指数を押し上げた。
東京市場では、朝方は買い優勢だったものの、その後に日経平均株価は値を消す展開を強いられ、マイナス圏で取引を終えた。
24日の東京市場は、前日の米国株市場でハイテク株を中心に買われたことを受け、上昇して始まったものの上値は重く、前場取引中盤を境に一貫して上げ幅を縮小し、後場に入ると下げに転じた。半導体関連の主力どころは買い戻されたが、一方で日経平均寄与度の高いソフトバンクGなど一部の値がさ株に売りがかさみ全体を押し下げている。クリスマス休暇で海外投資家の商いが細り、売買代金は4兆円台に届かなかった。外国為替市場で1ドル=155円台半ばまでドル安・円高が進んだこともハイテクセクターを中心に上値を重くした。また、TOPIXの下落率は日経平均を上回ったが、業種別では33業種中24業種が下落、個別銘柄も値下がり銘柄数が1000を超えるなど値上がりを大幅に上回り、プライム市場の63%を占めた。
個別では、売買代金で群を抜いたキオクシアホールディングス<285A>が大きく上値を伸ばしたほか、アドバンテスト<6857>、東京エレクトロン<8035>、ディスコ<6146>などが買われ、SCREENホールディングス<7735>の上げ足が特に目立っている。住友金属鉱山<5713>が大幅高、JX金属<5016>なども物色人気。GMOインターネット<4784>がストップ高を演じ、ACCESS<4813>、CCIグループ<7381>、東邦亜鉛<5707>などが急騰した。KLab<3656>、日本板硝子<5202>なども値を飛ばした。
半面、ソフトバンクグループ<9984>が軟調、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクが冴えず、東京電力ホールディングス<9501>も売りに押された。三井E&S<7003>が下値を探り、ファーストリテイリング<9983>も売りが優勢だった。このほか、ソラスト<6197>、新日本科学<2395>、エムアップホールディングス<3661>などの下げが目立った。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、イビデン <4062>、東エレク <8035>、スクリン <7735>、フジクラ <5803>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約201円。うち130円はアドテスト1銘柄によるもの。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はSBG <9984>、ファストリ <9983>、TDK <6762>、ソニーG <6758>、コナミG <9766>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約143円。
東証33業種のうち上昇は9業種。上昇率の上位5業種は(1)非鉄金属、(2)陸運業、(3)海運業、(4)鉄鋼、(5)石油・石炭。一方、下落率の上位5業種は(1)空運業、(2)保険業、(3)輸送用機器、(4)銀行業、(5)精密機器。
■個別材料株
△アストロHD <186A> [東証G]
欧州宇宙機関からIRUS調査案件を受注。
△YEデジタル <2354> [東証S]
9~11月期営業利益3.8倍化でサプライズ。
△ACCESS <4813> [東証P]
アラブ首長国でネットワーク事業の契約締結。
△板硝子 <5202> [東証P]
「ペロブスカイト太陽電池向けのガラス基板分野に参入」との報道。
△東邦鉛 <5707> [東証P]
銀市況最高値を買い材料にショート戦略巻き戻しへ。
△住友鉱 <5713> [東証P]
金や銅が最高値更新で買い人気膨らむ。
△TORICO <7138> [東証G]
イーサリアム購入を前倒し、投資実行の好機と判断。
△CCIG <7381> [東証P]
2200万株を上限とする自社株買いを実施へ。
△スクリン <7735> [東証P]
モルガン・スタンレーMUFG証券が目標株価を引き上げ。
△西部ガスHD <9536> [東証P]
26年3月末株主から株主優待制度を新設。
▼日本オラクル <4716> [東証S]
9~11月期営業益は9%増も利益確定売り優勢。
▼JMACS <5817> [東証S]
東証が信用規制の臨時措置を実施。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)GMOインタ <4784>、(2)西部ガスHD <9536>、(3)ACCESS <4813>、(4)CCIG <7381>、(5)スクリン <7735>、(6)東邦鉛 <5707>、(7)KLab <3656>、(8)板硝子 <5202>、(9)住友鉱 <5713>、(10)キオクシア <285A>。
値下がり率上位10傑は(1)立花エレ <8159>、(2)ソラスト <6197>、(3)新日本科学 <2395>、(4)エムアップ <3661>、(5)平河ヒューテ <5821>、(6)東光高岳 <6617>、(7)アカツキ <3932>、(8)アステリア <3853>、(9)TDK <6762>、(10)セルソース <4880>。
【大引け】
日経平均は前日比68.77円(0.14%)安の5万0344.10円。TOPIXは前日比15.88(0.46%)安の3407.37。出来高は概算で17億577万株。東証プライムの値上がり銘柄数は511、値下がり銘柄数は1017となった。東証グロース250指数は663.46ポイント(0.07ポイント高)。
[2025年12月24日]
株探ニュース
始値 50475.48
高値 50636.95
安値 50323.92
大引け 50344.10(前日比 -68.77 、 -0.14% )
売買高 17億577万株 (東証プライム概算)
売買代金 3兆9281億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は4日ぶり小反落、強弱観対立で朝高後に値を消す展開
2.米ハイテク株高は追い風、半導体主力銘柄に上昇目立つ
3.海外筋の参戦限られ上値重いが、下値に対しても底堅い
4.為替の円高もハイテクセクターを中心に向かい風となる
5.値下がり銘柄数1000超、売買代金は4兆円台を割り込む
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比79ドル高と4日続伸した。積極的な売買は手控えられるなかエヌビディア<NVDA>などハイテク株の一角が買われ指数を押し上げた。
東京市場では、朝方は買い優勢だったものの、その後に日経平均株価は値を消す展開を強いられ、マイナス圏で取引を終えた。
24日の東京市場は、前日の米国株市場でハイテク株を中心に買われたことを受け、上昇して始まったものの上値は重く、前場取引中盤を境に一貫して上げ幅を縮小し、後場に入ると下げに転じた。半導体関連の主力どころは買い戻されたが、一方で日経平均寄与度の高いソフトバンクGなど一部の値がさ株に売りがかさみ全体を押し下げている。クリスマス休暇で海外投資家の商いが細り、売買代金は4兆円台に届かなかった。外国為替市場で1ドル=155円台半ばまでドル安・円高が進んだこともハイテクセクターを中心に上値を重くした。また、TOPIXの下落率は日経平均を上回ったが、業種別では33業種中24業種が下落、個別銘柄も値下がり銘柄数が1000を超えるなど値上がりを大幅に上回り、プライム市場の63%を占めた。
個別では、売買代金で群を抜いたキオクシアホールディングス<285A>が大きく上値を伸ばしたほか、アドバンテスト<6857>、東京エレクトロン<8035>、ディスコ<6146>などが買われ、SCREENホールディングス<7735>の上げ足が特に目立っている。住友金属鉱山<5713>が大幅高、JX金属<5016>なども物色人気。GMOインターネット<4784>がストップ高を演じ、ACCESS<4813>、CCIグループ<7381>、東邦亜鉛<5707>などが急騰した。KLab<3656>、日本板硝子<5202>なども値を飛ばした。
半面、ソフトバンクグループ<9984>が軟調、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクが冴えず、東京電力ホールディングス<9501>も売りに押された。三井E&S<7003>が下値を探り、ファーストリテイリング<9983>も売りが優勢だった。このほか、ソラスト<6197>、新日本科学<2395>、エムアップホールディングス<3661>などの下げが目立った。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、イビデン <4062>、東エレク <8035>、スクリン <7735>、フジクラ <5803>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約201円。うち130円はアドテスト1銘柄によるもの。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はSBG <9984>、ファストリ <9983>、TDK <6762>、ソニーG <6758>、コナミG <9766>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約143円。
東証33業種のうち上昇は9業種。上昇率の上位5業種は(1)非鉄金属、(2)陸運業、(3)海運業、(4)鉄鋼、(5)石油・石炭。一方、下落率の上位5業種は(1)空運業、(2)保険業、(3)輸送用機器、(4)銀行業、(5)精密機器。
■個別材料株
△アストロHD <186A> [東証G]
欧州宇宙機関からIRUS調査案件を受注。
△YEデジタル <2354> [東証S]
9~11月期営業利益3.8倍化でサプライズ。
△ACCESS <4813> [東証P]
アラブ首長国でネットワーク事業の契約締結。
△板硝子 <5202> [東証P]
「ペロブスカイト太陽電池向けのガラス基板分野に参入」との報道。
△東邦鉛 <5707> [東証P]
銀市況最高値を買い材料にショート戦略巻き戻しへ。
△住友鉱 <5713> [東証P]
金や銅が最高値更新で買い人気膨らむ。
△TORICO <7138> [東証G]
イーサリアム購入を前倒し、投資実行の好機と判断。
△CCIG <7381> [東証P]
2200万株を上限とする自社株買いを実施へ。
△スクリン <7735> [東証P]
モルガン・スタンレーMUFG証券が目標株価を引き上げ。
△西部ガスHD <9536> [東証P]
26年3月末株主から株主優待制度を新設。
▼日本オラクル <4716> [東証S]
9~11月期営業益は9%増も利益確定売り優勢。
▼JMACS <5817> [東証S]
東証が信用規制の臨時措置を実施。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)GMOインタ <4784>、(2)西部ガスHD <9536>、(3)ACCESS <4813>、(4)CCIG <7381>、(5)スクリン <7735>、(6)東邦鉛 <5707>、(7)KLab <3656>、(8)板硝子 <5202>、(9)住友鉱 <5713>、(10)キオクシア <285A>。
値下がり率上位10傑は(1)立花エレ <8159>、(2)ソラスト <6197>、(3)新日本科学 <2395>、(4)エムアップ <3661>、(5)平河ヒューテ <5821>、(6)東光高岳 <6617>、(7)アカツキ <3932>、(8)アステリア <3853>、(9)TDK <6762>、(10)セルソース <4880>。
【大引け】
日経平均は前日比68.77円(0.14%)安の5万0344.10円。TOPIXは前日比15.88(0.46%)安の3407.37。出来高は概算で17億577万株。東証プライムの値上がり銘柄数は511、値下がり銘柄数は1017となった。東証グロース250指数は663.46ポイント(0.07ポイント高)。
[2025年12月24日]
株探ニュース