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    2025年12月20日 0時47分

    ダウ平均は続伸 IT・ハイテク株に引き続き買い戻し ナイキが決算受け下落=米国株序盤

    NY株式19日(NY時間10:45)(日本時間00:45)
    ダウ平均   48215.56(+263.71 +0.55%)
    ナスダック   23213.01(+206.65 +0.90%)
    CME日経平均先物 50420(大証終比:+860 +1.71%)

     きょうのNY株式市場、ダウ平均は続伸。IT・ハイテク株に引き続き買い戻しが入っている。AI関連株が足元のボラティリティを経て持ち直しを図る中、前日はマイクロン<MU>の決算に押し上げられる形で、ナスダックは大幅高となっていた。本日も来週のクリスマス週を前にその流れが継続している模様。

     本日はオラクル<ORCL>が上昇し、IT・ハイテク株をサポート。TikTokの米国事業で、新たな合弁会社設立に参加する契約を中国のバイトダンスとの間で締結したと伝わった。新たな合弁会社には投資会社シルバー・レイクやアブダビ拠点の投資会社MGXも参加する。

     一方、決算ではダウ採用銘柄のナイキ<NKE>が決算を受け下落しており、ダウ平均を圧迫。中国市場とコンバースブランドの低迷が続いていることや、DTC(直販)の売上高が予想に届かなかった点も嫌気されている。

     AI投資のリターンの大きさや時期には不確実性が残るものの、楽観的な見方はなお多い。一部からは、「金融緩和、財政政策、貿易不透明感の後退に加え、AI投資が新たな成長エンジンとなることで、26年のマクロ環境はさらに好転。株式はこれまでの一部のAI銘柄主導から、AI導入で恩恵を得る幅広い銘柄群へと拡大する」との指摘も出ている。

     なお、本日は株価指数先物や個別株オプションなど4種類のデリバティブの清算日「クアドラプル・ウィッチング」にあたり、相場変動が大きくなる可能性がある。米大手証券の試算によると、名目元本ベースで過去最大規模の7.1兆ドル超のオプションが本日失効する見通し。なお、米株式市場の場合、多くは引け値で清算される。

    ナイキ<NKE> 60.22(-5.41 -8.25%)
    オラクル<ORCL> 192.13(+12.10 +6.72%)

    アップル<AAPL> 271.86(-0.33 -0.12%)
    マイクロソフト<MSFT> 485.79(+1.81 +0.37%)
    アマゾン<AMZN> 226.98(+0.22 +0.10%)
    アルファベットC<GOOG> 306.77(+3.02 +0.99%)
    アルファベットA<GOOGL> 305.37(+2.91 +0.96%)
    テスラ<TSLA> 479.00(-4.37 -0.90%)
    エヌビディア<NVDA> 178.86(+4.72 +2.71%)
    メタ<META> 662.81(-1.64 -0.25%)
    AMD<AMD> 210.30(+9.24 +4.60%)
    イーライリリー<LLY> 1065.36(+8.48 +0.80%)

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

    株探ニュース