2025年12月19日 22時56分
ダウ先物は横ばい 本日はクアドラプル・ウィッチング=米国株
米株価指数先物(3月限)(NY時間08:38)(日本時間22:38)
ダウ先物 48326(+5.00 +0.01%)
S&P500 6838.50(+8.00 +0.12%)
ナスダック100先物 25328.25(+66.50 +0.26%)
きょうの米株価指数先物市場、ダウ先物は横ばいで推移している一方、S&P500、ナスダック100は上昇。IT・ハイテク株の一角に引き続き買い戻しが入っている一方、ローテーションで資金が流入していた出遅れセクターへの買いは一服している模様。
AI関連株が足元のボラティリティを経て持ち直しを図る中、前日はマイクロン<MU>の決算に押し上げられる形で、ナスダックは大幅高となっていた。
本日はオラクル<ORCL>が時間外で上昇しており、IT・ハイテク株をサポート。TikTokの米国事業で、新たな合弁会社設立に参加する契約を中国のバイトダンスとの間で締結したと伝わった。新たな合弁会社には投資会社シルバー・レイクやアブダビ拠点の投資会社MGXも参加する。
一方、決算ではダウ採用銘柄のナイキ<NKE>が時間外で大幅安となっており、ダウ先物を圧迫。中国市場とコンバースブランドの低迷が続いていることや、DTC(直販)の売上高が予想に届かなかった点も嫌気されている。
AI投資のリターンの大きさや時期には不確実性が残るものの、楽観的な見方はなお多い。一部からは、「金融緩和、財政政策、貿易不透明感の後退に加え、AI投資が新たな成長エンジンとなることで、26年のマクロ環境はさらに好転。株式はこれまでの一部のAI銘柄主導から、AI導入で恩恵を得る幅広い銘柄群へと拡大する」との指摘も出ている。
なお、本日は株価指数先物や個別株オプションなど4種類のデリバティブの清算日「クアドラプル・ウィッチング」にあたり、相場変動が大きくなる可能性がある。米大手証券の試算によると、名目元本ベースで過去最大規模の7.1兆ドル超のオプションが本日失効する見通し。
貨物輸送のフェデックス<FDX>が決算を受け時間外で下落。底堅い決算ではあったものの、26年度のガイダンス引き上げ幅は、第2四半期の利益上振れに比べて限定的に留まっており、これは下半期にコスト面の逆風が見込んでいることを示すとの指摘も出ている。
KBホーム<KBH>が決算を受け時間外で下落。1株利益が予想を下回ったほか、26年度の住宅売上高の見通しも予想を下回った。
配車サービスのリフト<LYFT>が時間外で下落。アナリストが投資判断を「売り」に引き下げ、目標株価も従来の20ドルから16ドルに引き下げた。
(NY時間08:48)(日本時間22:48)時間外
ナイキ<NKE> 58.35(-7.28 -11.09%)
フェデックス<FDX> 280.46(-6.66 -2.32%)
オラクル<ORCL> 188.20(+8.17 +4.54%)
KBホーム<KBH> 59.42(-3.33 -5.30%)
リフト<LYFT> 19.19(-0.67 -3.37%)
アップル<AAPL> 271.35(-0.84 -0.31%)
マイクロソフト<MSFT> 485.00(+1.02 +0.21%)
アマゾン<AMZN> 227.66(+0.90 +0.40%)
アルファベットC<GOOG> 304.16(+0.41 +0.13%)
アルファベットA<GOOGL> 302.55(+0.09 +0.03%)
テスラ<TSLA> 487.20(+3.83 +0.79%)
メタ<META> 663.01(-1.44 -0.22%)
エヌビディア<NVDA> 175.75(+1.61 +0.92%)
AMD<AMD> 203.00(+1.94 +0.96%)
イーライリリー<LLY> 1056.00(-0.88 -0.08%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
ダウ先物 48326(+5.00 +0.01%)
S&P500 6838.50(+8.00 +0.12%)
ナスダック100先物 25328.25(+66.50 +0.26%)
きょうの米株価指数先物市場、ダウ先物は横ばいで推移している一方、S&P500、ナスダック100は上昇。IT・ハイテク株の一角に引き続き買い戻しが入っている一方、ローテーションで資金が流入していた出遅れセクターへの買いは一服している模様。
AI関連株が足元のボラティリティを経て持ち直しを図る中、前日はマイクロン<MU>の決算に押し上げられる形で、ナスダックは大幅高となっていた。
本日はオラクル<ORCL>が時間外で上昇しており、IT・ハイテク株をサポート。TikTokの米国事業で、新たな合弁会社設立に参加する契約を中国のバイトダンスとの間で締結したと伝わった。新たな合弁会社には投資会社シルバー・レイクやアブダビ拠点の投資会社MGXも参加する。
一方、決算ではダウ採用銘柄のナイキ<NKE>が時間外で大幅安となっており、ダウ先物を圧迫。中国市場とコンバースブランドの低迷が続いていることや、DTC(直販)の売上高が予想に届かなかった点も嫌気されている。
AI投資のリターンの大きさや時期には不確実性が残るものの、楽観的な見方はなお多い。一部からは、「金融緩和、財政政策、貿易不透明感の後退に加え、AI投資が新たな成長エンジンとなることで、26年のマクロ環境はさらに好転。株式はこれまでの一部のAI銘柄主導から、AI導入で恩恵を得る幅広い銘柄群へと拡大する」との指摘も出ている。
なお、本日は株価指数先物や個別株オプションなど4種類のデリバティブの清算日「クアドラプル・ウィッチング」にあたり、相場変動が大きくなる可能性がある。米大手証券の試算によると、名目元本ベースで過去最大規模の7.1兆ドル超のオプションが本日失効する見通し。
貨物輸送のフェデックス<FDX>が決算を受け時間外で下落。底堅い決算ではあったものの、26年度のガイダンス引き上げ幅は、第2四半期の利益上振れに比べて限定的に留まっており、これは下半期にコスト面の逆風が見込んでいることを示すとの指摘も出ている。
KBホーム<KBH>が決算を受け時間外で下落。1株利益が予想を下回ったほか、26年度の住宅売上高の見通しも予想を下回った。
配車サービスのリフト<LYFT>が時間外で下落。アナリストが投資判断を「売り」に引き下げ、目標株価も従来の20ドルから16ドルに引き下げた。
(NY時間08:48)(日本時間22:48)時間外
ナイキ<NKE> 58.35(-7.28 -11.09%)
フェデックス<FDX> 280.46(-6.66 -2.32%)
オラクル<ORCL> 188.20(+8.17 +4.54%)
KBホーム<KBH> 59.42(-3.33 -5.30%)
リフト<LYFT> 19.19(-0.67 -3.37%)
アップル<AAPL> 271.35(-0.84 -0.31%)
マイクロソフト<MSFT> 485.00(+1.02 +0.21%)
アマゾン<AMZN> 227.66(+0.90 +0.40%)
アルファベットC<GOOG> 304.16(+0.41 +0.13%)
アルファベットA<GOOGL> 302.55(+0.09 +0.03%)
テスラ<TSLA> 487.20(+3.83 +0.79%)
メタ<META> 663.01(-1.44 -0.22%)
エヌビディア<NVDA> 175.75(+1.61 +0.92%)
AMD<AMD> 203.00(+1.94 +0.96%)
イーライリリー<LLY> 1056.00(-0.88 -0.08%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース