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    2025年12月17日 8時09分

    株価指数先物【寄り前】 -1σと25日線とのレンジを想定

    大阪3月限ナイトセッション
    日経225先物 49650 +190 (+0.38%)
    TOPIX先物 3380.0 +6.0 (+0.17%)
    シカゴ日経平均先物 49685 +225
    (注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

     16日の米国市場は、NYダウ S&P500が下落した一方で、ナスダックは上昇。11月の米雇用統計は非農業部門の就業者数が前月比6万4000人増と、市場予想(4万5000人増程度)を上回った。失業率は4.6%と予想(4.5%程度)を上回り、2021年9月以来の高さだった。10月の米小売売上高は前月比横ばいで予想(0.1%増程度)を下回ったほか、12月の総合購買担当者景気指数(PMI)は53.0(予想53.9程度)と6カ月ぶりの低水準となり、先行きの雇用や金融政策を巡る不透明感が重荷になった。

     NYダウ構成銘柄では、ウォルトディズニー<DIS>、エヌビディア<NVDA>、ボーイング<BA>、アムジェン<AMGN>、ハネウェル・インターナショナル<HON>が買われた。半面、ジョンソン・エンド・ジョンソン<JNJ>、シェブロン<CVX>、ユナイテッドヘルス・グループ<UNH>、メルク<MRK>、IBM<IBM>が軟調。

     シカゴ日経平均先物(3月限)清算値は、大阪比225円高の4万9685円だった。日経225先物(3月限)は日中比10円安の4万9450円で始まった。寄り付きを安値にロング優勢となり、米国市場の取引開始後に4万9900円まで買われる場面もみられた。買い一巡後は4万9530円~4万9830円辺りで推移し、4万9650円でナイトセッションの取引を終えた。

     シカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや買い先行で始まりそうだ。日経225先物はボリンジャーバンドの-1σ(4万9230円)を上回って推移しており、25日移動平均線(5万0020円)とのレンジが意識されやすい。-1σが支持線として意識されて、同バンドに接近する局面では押し目狙いのロング対応に向かわせそうである。

     一方で、25日線突破からロングが強まる展開は考えにくいため、オプション権利行使価格の4万9250円から5万円のレンジを想定する。ナスダック指数は4日ぶりに反発しているが、フィラデルフィア半導体(SOX)指数は4日続落であり、AI(人工知能)関連株の一角が売られているため、リバウンド機運は高まらないだろう。

     米雇用統計の発表を通過したことでアク抜け感は出てきそうである。ただ、17日に発表されるマイクロン・テクノロジー<MU>の決算に投資家の関心が集まるとみられ、まずは同社の決算反応を見極めたいところである。

     16日の米VIX指数は16.48(15日は16.50)に低下した。一時は17.61まで上昇する場面もみられたが、75日線(17.59)が抵抗線として意識されている。足もとで下値を切り上げる形状ながら、12月に入り同線が抵抗線として機能していることでリスク選好の状況は継続しており、ショートは控えておきたい。

     昨日のNT倍率は先物中心限月で14.65倍に上昇した。一時14.55倍まで下げており、-2σ(14.59倍)を割り込む場面もみられた。-2σまで下げてきたことで、いったんはNTショートを巻き戻す動きが意識された形であろう。マイクロン・テクノロジーの決算を前に、ポジション調整のリバランスが入りそうである。


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