2025年12月16日 11時39分
話題株ピックアップ【昼刊】:グッドコムA、パーク24、ギフトHD
■エス・サイエンス <5721> 219円 +47 円 (+27.3%) 一時ストップ高 11:30現在
エス・サイエンス<5721>は一時ストップ高の水準となる222円に買われた。前日もストップ高をつけていた。同社は15日の取引時間中、株主割当による新株予約権の無償発行と、暗号資産の投資枠拡大に関する発表を行っており、引き続き材料視されたようだ。非上場型の新株予約権を発行する。12月31日を基準日として、普通株式1株に1個の新株予約権を割り当てる。新株予約権の権利行使期間は来年3月2日から5月29日。行使価額は12月30日の同社株終値の50%相当の額とし、行使価額を支払った株主に対して、1個の新株予約権につき普通株式2.5株を交付する。新株予約権が全て行使された場合の調達資金額は手取り概算で約240億円。ビットコインの購入などに充てる。あわせて同社は暗号資産の投資枠の拡大とともに、商号を来年4月1日付でエスクリプトエナジーに変更する予定だと発表。更に、今年12月24日に中期経営計画を公表する方針も明らかにしている。
■グッドコムアセット <3475> 1,245円 +127 円 (+11.4%) 11:30現在 東証プライム 上昇率2位
グッドコムアセット<3475>は急伸。15日取引終了後、26年10月期連結業績予想について売上高を792億8100万円(前期比45.3%増)、営業利益を77億2900万円(同2.6倍)と発表した。売上高、営業利益とも2期ぶりに過去最高を更新する見通し。配当予想も46円(前期45円)とした。これを好感した買いが集まっている。不動産ファンドへの販売を継続的に実施するほか、富裕層への販売強化などによって販売戸数の拡大を見込む。同時に発表した25年10月期決算は売上高が545億8100万円(前の期比8.7%減)、営業利益が29億3500万円(同46.2%減)だった。物価高やマンション価格の上昇を背景に、主要顧客の公務員への販売が減少した。あわせて、30年10月期を最終年度とする中期経営計画を発表した。既存事業や展開エリアの拡大、マンション以外への進出に加え、不動産ファンド事業の拡大、建設会社のM&Aによる供給力増加などに取り組み、最終年度に売上高6000億円の達成を目指す。
■パーク24 <4666> 2,060.5円 +157 円 (+8.3%) 11:30現在 東証プライム 上昇率4位
パーク24<4666>が大幅高となっている。同社は15日取引終了後、26年10月期通期の連結業績予想を公表。営業利益の見通しを前期比10.5%増の415億円としていることや、期末一括配当計画を前期比35円増配の65円としていることが好感されているようだ。売上高は同9.6%増の4450億円を見込む。事業規模の拡大及び事業モデルの進化に加え、「モビリティ事業の成長軌道への回帰」と「経営資源の選択と集中」を基本方針とし、中期経営計画の達成に向けて各種施策の着実な遂行とサービス進化の実現に取り組むとしている。また、同日には11月度の月次速報も発表しており、タイムズパーキングの売上高は前年同月比8.4%増となっている。
■積水ハウスR <3309> 83,100円 +4,200 円 (+5.3%) 11:30現在
15日に決算を発表。「今期経常は26%増で3期ぶり最高益更新へ」が好感された。
積水ハウス・リート投資法人 <3309> [東証R] が12月15日大引け後(15:30)に決算を発表。25年10月期の経常利益は前の期比6.0%減の95.1億円になったが、26年4月期は前期比25.6%増の119億円に拡大を見込み、3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。
⇒⇒積水ハウスRの詳しい業績推移表を見る
■ギフトホールディングス <9279> 3,325円 +120 円 (+3.7%) 11:30現在
ギフトホールディングス<9279>が3日続伸となっている。同社は15日取引終了後、26年10月期通期の連結業績予想を公表。営業利益の見通しを前期比27.7%増の43億円としていることや、年間配当計画を前期比4円増配の26円(中間配13円、期末配13円)としていることが好感されているようだ。売上高は同19.9%増の430億円を見込む。国内では既存事業の拡大や新業態の開発・展開を推し進め、海外では中期的な店舗数拡大を見据えた体制構築に取り組むとしている。
■フジHD <4676> 3,706円 +115 円 (+3.2%) 11:30現在
フジ・メディア・ホールディングス<4676>は3日続伸。15日取引終了後、村上世彰氏の長女である野村絢氏から「大規模買付行為等趣旨説明書」を受領したと発表した。趣旨説明書には、野村氏が旧村上ファンド系の投資会社らと共同でフジHD株を議決権保有割合の最大33.3%まで買い増しする意向が示されている。一方、不動産事業(都市開発・観光事業)のスピンオフや完全売却、DOE4%を下限とする配当方針を公表した場合には買い付けを行わないなどとも記載されているという。
■松屋フーズ <9887> 6,430円 +110 円 (+1.7%) 11:30現在
松屋フーズホールディングス<9887>が3日続伸している。15日の取引終了後、関東を中心に「六厘舎」をはじめとするラーメンチェーンを展開する松富士(東京都千代田区)の全株式を26年1月5日付で取得し子会社化すると発表しており、好材料視されている。ラーメン業態への本格進出を通じて顧客接点を拡げ、事業の持続的成長と収益性の一層の向上を目指す。取得価額は91億6000万円。なお、業績への影響は精査中としている。
■テクノフレックス <3449> 2,123円 +29 円 (+1.4%) 11:30現在
テクノフレックス<3449>が上値指向鮮明、3連騰で連日の上場来高値更新と気を吐いている。金属加工技術を駆使した継手の生産を主力とし、ビル設備配管用のほか半導体製造装置用などでも需要を開拓している。半導体業界向けの好調などを背景に業績は会社側の計画を上回って推移している。15日取引終了後、25年12月期業績予想の修正を発表、売上高は従来予想の237億円から255億円(前期比15.7%増)、営業利益は29億円から38億円(同73%増)に増額した。今回で期中3度目の上方修正。また、売上高、営業利益ともに3期ぶりの過去最高更新となる。株主還元も強化し、今期の年間配当を従来計画の54円から64円(前期実績は54円)とする。これらを好感する形で投資資金の流入が加速した。
■フォーカスシステムズ <4662> 1,886円 +17 円 (+0.9%) 11:30現在
フォーカスシステムズ<4662>は3日ぶりに反発した。同社は15日の取引終了後、取得総数48万株(自己株式を除く発行済み株式総数の3.17%)、取得総額11億円を上限とする自社株買いを実施すると発表。これを材料視した買いが入った。取得期間は15日から2026年3月31日。東証の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT─3)及び市場買い付けを通じて実施する。あわせて同社は16日午前8時45分のToSTNeT─3において、15日終値1869円を1株当たりの買付価格として48万株を上限に自社株買いを実施すると開示。東証の自己株式立会外買付取引情報によると、フォーカスは16日に28万株の自社株買いを行った。
■クボタ <6326> 2,266.5円 +10.5 円 (+0.5%) 11:30現在
クボタ<6326>が4日ぶりに反発。大和証券は15日、同社株の投資判断を「3(中立)」から「1(買い)」へ2段階引き上げた。目標株価は2000円から3000円に見直した。26年から収益性を意識した新中期計画がスタートする見込みで、マネジメント体制の変更も発表し大きな転機の1年となると想定している。業績面でも26年12月期、27年12月期と2ケタ営業増益を予想している。
■湖北工業 <6524> 2,858円 -96 円 (-3.3%) 11:30現在
湖北工業<6524>が反落している。15日の取引終了後、子会社エピフォトニクスが単結晶PLZT薄膜ウエハーの販売を開始したと発表。これを受けて朝方は高く始まったものの、買いが続かなかったようだ。鉛(Pb)、ランタン(La)、ジルコニウム(Zr)、チタン(Ti)の酸化物であるPLZT薄膜は、現在光変調器などの光デバイスで用いられているLN(ニオブ酸リチウム)材料などに対して約10倍の高い電気光学効果を有しているのが特徴。同社ではPLZT薄膜を光導波路として用いることでナノ秒での切り替えが可能な超高速光スイッチを開発。この光スイッチをAIデータセンターや光量子コンピュータに応用することで、演算能力の向上やデータセンターの低消費電力化が可能になると考えられており、今後の展開が期待されている。
■ホギメディカル <3593> 6,600円 -150 円 (-2.2%) 11:30現在
ホギメディカル<3593>は反落している。16日午前8時ごろ、米カーライル・グループ<CG>と取り組んでいる非公開化に向けた協議について、最終提案を受けている1株6700円をTOB(株式公開買い付け)価格とする前提で現在最終調整中と発表しており、これにサヤ寄せする動きとなっている。今回の件について、日本経済新聞電子版は15日午後3時ごろに「投資ファンドの米カーライル・グループは手術用品のホギメディカルを買収する」と報じていた。買収額が1500億円規模とみられると伝えており、前日15日はストップ高の水準となる6750円に買われた。
■アセンテック <3565> 1,518円 +213 円 (+16.3%) 一時ストップ高 11:30現在
アセンテック<3565>は急反騰している。15日の取引終了後、26年1月期の連結業績予想について、売上高を170億円から175億円(前期比20.0%増)へ、営業利益を22億円から27億5000万円(同3.2倍)へ、純利益を16億3000万円から18億3000万円(同2.1倍)へ上方修正し、あわせて期末一括配当予想を23円から30円(前期実績15円)へ引き上げており、これを好感した買いが流入している。仮想デスクトップ事業の仮想デスクトップソフトウェア及びサービスが想定以上で推移しているほか、クラウドインフラ事業の自社製品「リモートPCアレイ」が、総務省の新ガイドラインに沿って地方自治体での導入が進み好調に推移していることが牽引する。また、米CSG社との資本・業務提携の契約条件に沿った大型案件獲得に伴う収益も寄与する。なお、同時に発表した第3四半期累計(2~10月)決算は、売上高140億7300万円(前年同期比51.8%増)、営業利益24億8300万円(同3.6倍)、純利益16億8600万円(同2.9倍)だった。
■かっこ <4166> 1,149円 +150 円 (+15.0%) ストップ高 11:30現在
かっこ<4166>が4連騰している。引き続き10日に発表した、NTTデータ(東京都江東区)とのクレジットカード不正利用対策における業務提携を好感した買いが入っているほか、この日は16日に不正検知サービス「O-PLUX(オープラックス)」がヨンドシーホールディングス<8008>が展開するジュエリーブランド「4℃」の公式オンラインショップ「4℃ JEWELRY ONLINE SHOP」に、クレジットカード不正利用対策を強化するために採用されたと発表したことも好材料視されている。「O-PLUX」は、ECで起こる不正ログイン・不正注文をリアルタイムに検知し、個人情報漏洩やクレジットカードの不正利用、悪質転売などの不正被害の防止及び審査業務の自動化を実現するクラウドサービス。今回の採用により「4℃」では、不正注文を的確に排除できたことで、特定のカード会社で低下していた決済承認率が10%改善したとしている。
■tripla <5136> 1,843円 +195 円 (+11.8%) 11:30現在
tripla<5136>は大口の買い注文に寄り付き値がつかず、カイ気配スタートで一気に株価水準を切り上げている。宿泊施設向けにクラウド型の予約システムや会話ツール(AIチャットボット)などの提供を主力としているが、契約施設数の増加を背景に業績拡大基調に陰りがない。15日取引終了後に発表した26年10月期の業績予想は、売上高が前期比36%増の34億9300万円、営業利益は同46%増の7億5500万円と大幅な伸びを見込み、売上高・利益ともに連続での過去最高更新見通しとなった。これを材料視する投資資金が集中した。
■MDV <3902> 642円 +100 円 (+18.5%) ストップ高買い気配 11:30現在
メディカル・データ・ビジョン<3902>がストップ高カイ気配。15日の取引終了後、日本生命保険がMDVに対し、完全子会社化を目的としてTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。買付価格は1株1693円で、MDVの15日終値542円に対し3.1倍の水準となる。MDV株は日本生命のTOBに関する事前報道から15日にストップ高に買われていたが、16日も大量の買い注文を抱えTOB価格にサヤ寄せする動きをみせている。買付予定数の下限は1167万4800株で、上限は設定しない。買付期間は16日から2026年2月3日。TOB成立後、所定の手続きを経てMDVは上場廃止となる見込み。MDVはTOBに賛同の意見を表明している。日本生命はヘルスケア領域の強化につなげる方針。東京証券取引所は15日付でMDVを監理銘柄(確認中)に指定した。
■松屋アールアンドディ <7317> 1,054円 +150 円 (+16.6%) ストップ高買い気配 11:30現在
松屋アールアンドディ<7317>はストップ高カイ気配。15日の取引終了後、オムロン<6645>傘下のオムロンヘルスケアが松屋R&Dに対し、完全子会社化を目的としてTOB(株式公開買い受け)を実施すると発表した。買付価格は1株1110円で、松屋R&Dの株価はこれにサヤ寄せする動きをみせている。買付予定数の下限は1123万300株(所有割合51.93%)で、上限は設定しない。6月下旬をメドに買い付けを始めることを目指す。TOB成立後は所定の手続きを経て、松屋R&Dは上場廃止となる見通し。松屋R&DはTOBに賛同の意見を表明し、株主に対し応募を推奨している。オムロンヘルスケアは血圧計腕帯の安定供給の確保や新製品の迅速な開発などにつなげる構え。東京証券取引所は15日付で、松屋R&Dを監理銘柄(確認中)に指定した。
●ストップ高銘柄
monoAI <5240> 236円 +50 円 (+26.9%) ストップ高 11:30現在
など、4銘柄
●ストップ安銘柄
なし
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エス・サイエンス<5721>は一時ストップ高の水準となる222円に買われた。前日もストップ高をつけていた。同社は15日の取引時間中、株主割当による新株予約権の無償発行と、暗号資産の投資枠拡大に関する発表を行っており、引き続き材料視されたようだ。非上場型の新株予約権を発行する。12月31日を基準日として、普通株式1株に1個の新株予約権を割り当てる。新株予約権の権利行使期間は来年3月2日から5月29日。行使価額は12月30日の同社株終値の50%相当の額とし、行使価額を支払った株主に対して、1個の新株予約権につき普通株式2.5株を交付する。新株予約権が全て行使された場合の調達資金額は手取り概算で約240億円。ビットコインの購入などに充てる。あわせて同社は暗号資産の投資枠の拡大とともに、商号を来年4月1日付でエスクリプトエナジーに変更する予定だと発表。更に、今年12月24日に中期経営計画を公表する方針も明らかにしている。
■グッドコムアセット <3475> 1,245円 +127 円 (+11.4%) 11:30現在 東証プライム 上昇率2位
グッドコムアセット<3475>は急伸。15日取引終了後、26年10月期連結業績予想について売上高を792億8100万円(前期比45.3%増)、営業利益を77億2900万円(同2.6倍)と発表した。売上高、営業利益とも2期ぶりに過去最高を更新する見通し。配当予想も46円(前期45円)とした。これを好感した買いが集まっている。不動産ファンドへの販売を継続的に実施するほか、富裕層への販売強化などによって販売戸数の拡大を見込む。同時に発表した25年10月期決算は売上高が545億8100万円(前の期比8.7%減)、営業利益が29億3500万円(同46.2%減)だった。物価高やマンション価格の上昇を背景に、主要顧客の公務員への販売が減少した。あわせて、30年10月期を最終年度とする中期経営計画を発表した。既存事業や展開エリアの拡大、マンション以外への進出に加え、不動産ファンド事業の拡大、建設会社のM&Aによる供給力増加などに取り組み、最終年度に売上高6000億円の達成を目指す。
■パーク24 <4666> 2,060.5円 +157 円 (+8.3%) 11:30現在 東証プライム 上昇率4位
パーク24<4666>が大幅高となっている。同社は15日取引終了後、26年10月期通期の連結業績予想を公表。営業利益の見通しを前期比10.5%増の415億円としていることや、期末一括配当計画を前期比35円増配の65円としていることが好感されているようだ。売上高は同9.6%増の4450億円を見込む。事業規模の拡大及び事業モデルの進化に加え、「モビリティ事業の成長軌道への回帰」と「経営資源の選択と集中」を基本方針とし、中期経営計画の達成に向けて各種施策の着実な遂行とサービス進化の実現に取り組むとしている。また、同日には11月度の月次速報も発表しており、タイムズパーキングの売上高は前年同月比8.4%増となっている。
■積水ハウスR <3309> 83,100円 +4,200 円 (+5.3%) 11:30現在
15日に決算を発表。「今期経常は26%増で3期ぶり最高益更新へ」が好感された。
積水ハウス・リート投資法人 <3309> [東証R] が12月15日大引け後(15:30)に決算を発表。25年10月期の経常利益は前の期比6.0%減の95.1億円になったが、26年4月期は前期比25.6%増の119億円に拡大を見込み、3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。
⇒⇒積水ハウスRの詳しい業績推移表を見る
■ギフトホールディングス <9279> 3,325円 +120 円 (+3.7%) 11:30現在
ギフトホールディングス<9279>が3日続伸となっている。同社は15日取引終了後、26年10月期通期の連結業績予想を公表。営業利益の見通しを前期比27.7%増の43億円としていることや、年間配当計画を前期比4円増配の26円(中間配13円、期末配13円)としていることが好感されているようだ。売上高は同19.9%増の430億円を見込む。国内では既存事業の拡大や新業態の開発・展開を推し進め、海外では中期的な店舗数拡大を見据えた体制構築に取り組むとしている。
■フジHD <4676> 3,706円 +115 円 (+3.2%) 11:30現在
フジ・メディア・ホールディングス<4676>は3日続伸。15日取引終了後、村上世彰氏の長女である野村絢氏から「大規模買付行為等趣旨説明書」を受領したと発表した。趣旨説明書には、野村氏が旧村上ファンド系の投資会社らと共同でフジHD株を議決権保有割合の最大33.3%まで買い増しする意向が示されている。一方、不動産事業(都市開発・観光事業)のスピンオフや完全売却、DOE4%を下限とする配当方針を公表した場合には買い付けを行わないなどとも記載されているという。
■松屋フーズ <9887> 6,430円 +110 円 (+1.7%) 11:30現在
松屋フーズホールディングス<9887>が3日続伸している。15日の取引終了後、関東を中心に「六厘舎」をはじめとするラーメンチェーンを展開する松富士(東京都千代田区)の全株式を26年1月5日付で取得し子会社化すると発表しており、好材料視されている。ラーメン業態への本格進出を通じて顧客接点を拡げ、事業の持続的成長と収益性の一層の向上を目指す。取得価額は91億6000万円。なお、業績への影響は精査中としている。
■テクノフレックス <3449> 2,123円 +29 円 (+1.4%) 11:30現在
テクノフレックス<3449>が上値指向鮮明、3連騰で連日の上場来高値更新と気を吐いている。金属加工技術を駆使した継手の生産を主力とし、ビル設備配管用のほか半導体製造装置用などでも需要を開拓している。半導体業界向けの好調などを背景に業績は会社側の計画を上回って推移している。15日取引終了後、25年12月期業績予想の修正を発表、売上高は従来予想の237億円から255億円(前期比15.7%増)、営業利益は29億円から38億円(同73%増)に増額した。今回で期中3度目の上方修正。また、売上高、営業利益ともに3期ぶりの過去最高更新となる。株主還元も強化し、今期の年間配当を従来計画の54円から64円(前期実績は54円)とする。これらを好感する形で投資資金の流入が加速した。
■フォーカスシステムズ <4662> 1,886円 +17 円 (+0.9%) 11:30現在
フォーカスシステムズ<4662>は3日ぶりに反発した。同社は15日の取引終了後、取得総数48万株(自己株式を除く発行済み株式総数の3.17%)、取得総額11億円を上限とする自社株買いを実施すると発表。これを材料視した買いが入った。取得期間は15日から2026年3月31日。東証の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT─3)及び市場買い付けを通じて実施する。あわせて同社は16日午前8時45分のToSTNeT─3において、15日終値1869円を1株当たりの買付価格として48万株を上限に自社株買いを実施すると開示。東証の自己株式立会外買付取引情報によると、フォーカスは16日に28万株の自社株買いを行った。
■クボタ <6326> 2,266.5円 +10.5 円 (+0.5%) 11:30現在
クボタ<6326>が4日ぶりに反発。大和証券は15日、同社株の投資判断を「3(中立)」から「1(買い)」へ2段階引き上げた。目標株価は2000円から3000円に見直した。26年から収益性を意識した新中期計画がスタートする見込みで、マネジメント体制の変更も発表し大きな転機の1年となると想定している。業績面でも26年12月期、27年12月期と2ケタ営業増益を予想している。
■湖北工業 <6524> 2,858円 -96 円 (-3.3%) 11:30現在
湖北工業<6524>が反落している。15日の取引終了後、子会社エピフォトニクスが単結晶PLZT薄膜ウエハーの販売を開始したと発表。これを受けて朝方は高く始まったものの、買いが続かなかったようだ。鉛(Pb)、ランタン(La)、ジルコニウム(Zr)、チタン(Ti)の酸化物であるPLZT薄膜は、現在光変調器などの光デバイスで用いられているLN(ニオブ酸リチウム)材料などに対して約10倍の高い電気光学効果を有しているのが特徴。同社ではPLZT薄膜を光導波路として用いることでナノ秒での切り替えが可能な超高速光スイッチを開発。この光スイッチをAIデータセンターや光量子コンピュータに応用することで、演算能力の向上やデータセンターの低消費電力化が可能になると考えられており、今後の展開が期待されている。
■ホギメディカル <3593> 6,600円 -150 円 (-2.2%) 11:30現在
ホギメディカル<3593>は反落している。16日午前8時ごろ、米カーライル・グループ<CG>と取り組んでいる非公開化に向けた協議について、最終提案を受けている1株6700円をTOB(株式公開買い付け)価格とする前提で現在最終調整中と発表しており、これにサヤ寄せする動きとなっている。今回の件について、日本経済新聞電子版は15日午後3時ごろに「投資ファンドの米カーライル・グループは手術用品のホギメディカルを買収する」と報じていた。買収額が1500億円規模とみられると伝えており、前日15日はストップ高の水準となる6750円に買われた。
■アセンテック <3565> 1,518円 +213 円 (+16.3%) 一時ストップ高 11:30現在
アセンテック<3565>は急反騰している。15日の取引終了後、26年1月期の連結業績予想について、売上高を170億円から175億円(前期比20.0%増)へ、営業利益を22億円から27億5000万円(同3.2倍)へ、純利益を16億3000万円から18億3000万円(同2.1倍)へ上方修正し、あわせて期末一括配当予想を23円から30円(前期実績15円)へ引き上げており、これを好感した買いが流入している。仮想デスクトップ事業の仮想デスクトップソフトウェア及びサービスが想定以上で推移しているほか、クラウドインフラ事業の自社製品「リモートPCアレイ」が、総務省の新ガイドラインに沿って地方自治体での導入が進み好調に推移していることが牽引する。また、米CSG社との資本・業務提携の契約条件に沿った大型案件獲得に伴う収益も寄与する。なお、同時に発表した第3四半期累計(2~10月)決算は、売上高140億7300万円(前年同期比51.8%増)、営業利益24億8300万円(同3.6倍)、純利益16億8600万円(同2.9倍)だった。
■かっこ <4166> 1,149円 +150 円 (+15.0%) ストップ高 11:30現在
かっこ<4166>が4連騰している。引き続き10日に発表した、NTTデータ(東京都江東区)とのクレジットカード不正利用対策における業務提携を好感した買いが入っているほか、この日は16日に不正検知サービス「O-PLUX(オープラックス)」がヨンドシーホールディングス<8008>が展開するジュエリーブランド「4℃」の公式オンラインショップ「4℃ JEWELRY ONLINE SHOP」に、クレジットカード不正利用対策を強化するために採用されたと発表したことも好材料視されている。「O-PLUX」は、ECで起こる不正ログイン・不正注文をリアルタイムに検知し、個人情報漏洩やクレジットカードの不正利用、悪質転売などの不正被害の防止及び審査業務の自動化を実現するクラウドサービス。今回の採用により「4℃」では、不正注文を的確に排除できたことで、特定のカード会社で低下していた決済承認率が10%改善したとしている。
■tripla <5136> 1,843円 +195 円 (+11.8%) 11:30現在
tripla<5136>は大口の買い注文に寄り付き値がつかず、カイ気配スタートで一気に株価水準を切り上げている。宿泊施設向けにクラウド型の予約システムや会話ツール(AIチャットボット)などの提供を主力としているが、契約施設数の増加を背景に業績拡大基調に陰りがない。15日取引終了後に発表した26年10月期の業績予想は、売上高が前期比36%増の34億9300万円、営業利益は同46%増の7億5500万円と大幅な伸びを見込み、売上高・利益ともに連続での過去最高更新見通しとなった。これを材料視する投資資金が集中した。
■MDV <3902> 642円 +100 円 (+18.5%) ストップ高買い気配 11:30現在
メディカル・データ・ビジョン<3902>がストップ高カイ気配。15日の取引終了後、日本生命保険がMDVに対し、完全子会社化を目的としてTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。買付価格は1株1693円で、MDVの15日終値542円に対し3.1倍の水準となる。MDV株は日本生命のTOBに関する事前報道から15日にストップ高に買われていたが、16日も大量の買い注文を抱えTOB価格にサヤ寄せする動きをみせている。買付予定数の下限は1167万4800株で、上限は設定しない。買付期間は16日から2026年2月3日。TOB成立後、所定の手続きを経てMDVは上場廃止となる見込み。MDVはTOBに賛同の意見を表明している。日本生命はヘルスケア領域の強化につなげる方針。東京証券取引所は15日付でMDVを監理銘柄(確認中)に指定した。
■松屋アールアンドディ <7317> 1,054円 +150 円 (+16.6%) ストップ高買い気配 11:30現在
松屋アールアンドディ<7317>はストップ高カイ気配。15日の取引終了後、オムロン<6645>傘下のオムロンヘルスケアが松屋R&Dに対し、完全子会社化を目的としてTOB(株式公開買い受け)を実施すると発表した。買付価格は1株1110円で、松屋R&Dの株価はこれにサヤ寄せする動きをみせている。買付予定数の下限は1123万300株(所有割合51.93%)で、上限は設定しない。6月下旬をメドに買い付けを始めることを目指す。TOB成立後は所定の手続きを経て、松屋R&Dは上場廃止となる見通し。松屋R&DはTOBに賛同の意見を表明し、株主に対し応募を推奨している。オムロンヘルスケアは血圧計腕帯の安定供給の確保や新製品の迅速な開発などにつなげる構え。東京証券取引所は15日付で、松屋R&Dを監理銘柄(確認中)に指定した。
●ストップ高銘柄
monoAI <5240> 236円 +50 円 (+26.9%) ストップ高 11:30現在
など、4銘柄
●ストップ安銘柄
なし
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